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右折の途中で急停止! レクサスLBX 長期テスト(4) 運転支援システムのあれこれ

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右折の途中で急停止! レクサスLBX 長期テスト(4) 運転支援システムのあれこれ

積算8526km 荷室に固定フックが欲しい

筆者がレクサスLBXで欲しいと感じるアイテムの1つが、荷室床面の固定フック。これがあるだけで、評価はぐんと上がる。

【画像】欧州での「ブレークスルー」につながる? レクサスLBX 競合サイズのクロスオーバー ヤリス・クロスも 全176枚

より大きい荷室のモデルなら、レクサスも必要だと考えるのかもしれない。それでも、LBXの荷室も見た目より広い。小さなクロスオーバーは、スーパーマーケットへ行く機会が多い。テールゲートを開いた時に、荷物が転げ落ちるのを防げるのだけれど。

積算9654km 運転支援システムの印象

レクサスLBXの長期テストを始めた時、運転支援システムの安定性に少し不満を感じていた。だが乗り始めたばかりで、それが公平な印象なのかわからないでもいた。しかし先日、AUTOCARの同僚もこのシステムに不満を抱いていることを知った。

自分だけではないのだと思い、意見を聞いてみた。彼の経験では、LBX以上に動作の優れないシステムが載っているのは、キアだけだという。別のスタッフが、キアEV9の衝突被害軽減ブレーキが誤作動したことを、過去に話していたのを思い出した。

基本的に、自分は運転支援システムを積極的に受け入れるようにしている。そもそも、ドライバーの気持ちを刺激するのではなく、安全・快適に走れるように開発されている。とはいえ、稀に狙い通りに機能しないことも事実だ。

充実内容のセーフティシステム+だけれど

LBXには、レクサスがセーフティシステム+と呼ぶ一連の機能が実装されている。プロアクティブ・ドライビングアシスト、レーダークルーズコントロール、レーントレーシング/レーンチェンジ・アシスト、ロードサイン・アシストなど、充実の内容だ。

またパワードア・リリースシステム、セーフエグジット・アシスト、ドライバーモニター、衝突被害軽減ブレーキ付きインテリジェント・パーキングセンサー、リア・クロストラフィック・アラート、ブラインドスポット・モニターなども備わる。

これらの機能の印象は、読者からも連絡をいただいている。ある1人は試乗記に触発されて、5月末にLBXを購入したという。

「走行中、警告音が静かに何回も鳴ります。無視できる音量なので、構わず好きなように運転しています。静かで悪くないと思います」。こんな捉え方も理解はできる。

別のユーザーからも。「ピーピー、ポンポンと、とても穏やかに鳴りますね。自分は気にしていませんが、パートナーは気に触るようです。ステアリングが勝手に動くので、一部の近接警告の機能はオフにしています」

「駐車したピックアップトラックの間をすり抜けようとしたら、突然ステアリングホイールが半回転くらい回り、手が弾き飛ばされたことがありました。もとの位置へすぐに戻りましたが、これは驚きました」

「全般的に、運転支援システムは良く機能しているとは思います。中央に車線を仕切るポールが立っている区間で、左側の駐車車両を避けて走る場面が苦手なようです」

右折での誤認 標識認識機能にもヒトコト

こんな内容を寄せていただいた、クライヴとイアンには感謝したい。読者の具体的な体験を聞けるのは、とても嬉しい。

他方、LBXの長期テストが始まってから数か月。筆者は、だいぶレクサスの運転支援システムへ慣れたと思う。ただし、これまでに強い記憶を残した出来事があった。

それは、狭い脇道から右折で幹線道路へ合流しようとした時。交差点から出て数m走ったところで、緊急ブレーキがかかったのだ。

確かに、左右にクルマの流れはあったが、充分に安全な距離は取れていたと思う。恐らくシステムは、横からクルマが突っ込んでくると判断したのだろう。車線をまたぐ途中で急停止する方が、逆に危険ではないかと感じた。

速度標識の認識機能にもヒトコト。制限速度を時速1マイル(1.6km/h)超えただけで、不快な警告音が鳴るのはどうなのだろう。タッチモニターからメニューを掘り下げていくとオフにできるが、少々面倒くさい。クルマから降りる度に、オンに戻ってしまう。

原理主義者は、制限速度を超えるべきではないと主張するかもしれない。だが、現実の円滑な交通の流れはそうとも限らない。もっとも、この機能に関してはレクサスを責めることはできない。近年の欧州では、義務化されている要件なのだ。

積算1万334km 長距離ドライブ後にパンク

長距離ドライブの翌日にクルマへ乗ろうとした時、タイヤの空気圧センサーが反応することは、英国ではさほど珍しくない。おかしいな、と思って確認すると、リアタイヤへしっかり1本の釘が刺さっていた。

近所のタイヤショップへ問い合わせると、ありがたいことに、その日には作業枠へ空きがあった。32ポンド(約6000円)で修理は終わり、快調に走れている。

テストデータ

気に入っているトコロ

小さなサイズ:市街地の枠の狭い駐車場でも、簡単に停められる。

気に入らないトコロ

ドアハンドル:慣れない人は、ドアを開ける方法に迷うことがある。

テスト車について

モデル名:レクサスLBX ハイブリッドFWD プレミアムプラス・デザイン(英国仕様)
新車価格:3万5595ポンド(約691万円)
テスト車の価格:3万6265ポンド(約704万円)

テストの記録

燃費:20.8km/L
故障:センサーの故障
出費:なし

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みんなのコメント

23件
  • ***************
    最近ちょくちょく見るようになってきたねこの車
    実際見ると、おっ!?って思うよ、わいは好き
  • bduggeh00l7
    何でもかんでも運転支援はよくない。
    ベンツでも地方行くと道路からはみ出してる草に反応してハンドルが微妙に変な動きする。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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