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マツダの大黒柱CX-5大幅改良 新デザインと新モード「Mi-DRIVE」進化

掲載 更新 12
マツダの大黒柱CX-5大幅改良 新デザインと新モード「Mi-DRIVE」進化

 いまやマツダのグローバル販売の約3分の1を占める基幹車種、「MAZDA CX-5」が年次改良を実施。昨年(2020年)にはディーゼル仕様のパワーアップなどエンジンの中身まで手を入れたが、今年は外装デザインと独自のドライブモード「Mi-DRIVE」新設定など大幅な進化内容となった。以下、発表内容を整理して伝えたい。

文/ベストカーWeb編集部
写真/MAZDA

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■毎年コツコツ進化を重ねるマツダの大黒柱

 RAV4、ハリアー、エクストレイルなど、強力なライバルがひしめくミドルクラスSUVジャンル。そんななか独自の存在感と走行性能の高さ、マツダらしい上品なスタイルで根強いファンを抱えるのが「CX-5」だ。

 2021年1~9月の累計販売台数は16,688台で平均月販台数は1,854台とやや苦戦しているものの、今回のマイチェンで勢いを取り戻す可能性もある。

 初代は2012年に登場し、2017年に2代目となる現行型へフルモデルチェンジ。以降、毎年のように細かい変更を重ねてきたが、今回はフロントマスクを中心に外観デザインもブラッシュアップさせてきた。

新型マツダCX-5(2021仕様)

こちらは旧型となった2020年仕様のCX-5。グリル回りを注意して見ると違いがわかる

 ベストカー編集部による予想では、次期型(フルモデルチェンジ)は2023年頃とされていた。が、マツダは現在グローバルでラインアップの見直しを実施しており、この登場時期も流動的になりそう。エースSUVだけに、その位置づけが大変気になる。新情報が入ったらすぐにお知らせします。

 以下、今回のCX-5の進化内容を、マツダの公式発表に沿ってお知らせする。

■デザインとダイナミクス(動力)も性能

●最新の魂動デザインを取り入れ、機能性と造形の美しさを両立
【エクステリアデザイン】
・キャラクターラインの使用を極力抑え、面の動きと外光を反射した時に見せるリフレクションに よって造形や質感を強調。フロントエンド、リアエンドを中心にCX-5の洗練された塊感に、SUVらしい力強さが加わった新しいデザイン。

【新ボディカラー追加】
・雄大な自然との調和を表現した新色ジルコンサンドメタリック

新色となるジルコンサンドメタリック。砂色に近い。渋くて高級感はばっちり

●フロントフェイスの意匠を一新し、ランプデザインも変更
【フロントグリル】
・線ではなく面で表現することにより、頑強なフレームのようなタフな逞しさが感じられる特徴的なシグネチャーウィング。網状の面的な表現から奥行きを感じさせる立体的なピースをフローティングさせて、先進性と力強さを見せる表現へと深化。

【ヘッドランプ/リアコンビランプ】
・ランプ外形とランプユニットのデザインを変更。水平方向の広がりを感じさせる4つの横長楕円のLED。CX-5が持つオールラウンドな性能を表現しつつ、アグレッシブな雰囲気を醸し出すとともに、ワイド感を強調するデザイン。

●「MAZDA INTELLIGENT DRIVE SELECT」(略称Mi-DRIVE)を採用し、従来のドライブセレクションにおける「NORMAL」と「SPORT」に加え、新たに「OFF-ROAD」モードを設定

【NORMALモード】
・燃費と走行性能のベストバランスを追求した日常走行に最適なモード。
【SPORTモード】
・エンジンやATの制御において、ドライバーの操作に対する応答性を優先した特性へと切り替えることで、ワインディングや高速道路においてより俊敏な加速感が得られるモード。
【OFF-ROADモード】
・トラクション重視の特性で高い走破性が得られるため、未舗装路から深雪道などの悪路走行を含むアウトドア走行に最適なモード。

●ボディ/サスペンション
・車体フレームに減衰構造を採用
・車体とシートフレームの取り付け剛性を向上
・スプリング・ダンパー特性の見直し

●シート
・着座時の骨盤角度を最適化することで自然にバランスを取れるS字着座姿勢を実現。

●ロードノイズ
・操縦安定性・乗り心地・NVH性能を一緒につくり込むことで、新たな人馬一体感を実現し、粗粒路でのロードノイズを大きく低減。

 このほか「ワイヤレス給電(スマホを置くだけで充電できる)」や「ハンズフリー機能付きパワーリフトゲート」、特別仕様車「Exclusive Mode」の設定など、進化ポイントは多岐にわたる。

■メーカー希望小売価格帯(消費税込):2,678,500円~4,075,500円

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