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ホンダの高級車ブランドのアキュラが電気自動車SUVモデルの新型ZDXシリーズを発表

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ホンダの高級車ブランドのアキュラが電気自動車SUVモデルの新型ZDXシリーズを発表

 ホンダが展開する高級車ブランドのアキュラ(Acura)は2023年8月17日(現地時間)、電気自動車の新型SUVモデル「ZDX(ズィーディーエックス)」および「ZDXタイプS(ズィーディーエックス タイプエス)」を発表し、米国カリフォルニア州ぺブルビーチで開催されたモントレー・カー・ウィーク2023において世界初公開した。

 ホンダは2040年までにEV・FCEV販売比率をグローバルで100%とする目標を掲げ、各地域の市場特性に合わせたEVの投入を精力的に進めている。今回発表されたZDXは、2013年まで北米市場で販売していたV6ガソリンエンジンモデルの高級クロスオーバーSUVであるYB1型アキュラZDXの実質的な後継を担う電気自動車の新世代SUVモデルで、昨年8月に発表した今後の電動化時代におけるアキュラ・デザインの方向性を示すデザインコンセプト「Acura Precision EV Concept(アキュラ・プレシジョン・イーブイ・コンセプト)」を具現化した最初のモデルに位置。また、ゼネラルモーターズ(GM)の「Ultium(アルティウム)」バッテリーを搭載した、GMとの共同開発モデルというキャラクターも有している。

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 パワートレインについては、ZDXのAスペック(A-spec)が最高出力340hp(250kW)を発生するシングルモーターとデュアルモーター、タイプSが最高出力500hp(368kW)を発生するデュアルモーターを搭載。駆動用Ultiumリチウムイオンバッテリーは総電力量102kWhを確保し、航続距離は現地EPAレンジ換算でZDX Aスペックのシングル―モーター仕様が325マイル(約520km)、ZDX Aスペックのデュアルモーター仕様が315マイル(約504km)、ZDX タイプSのデュアルモーター仕様が288マイル(約461km)を実現する。また、充電は最大190kW(DC)に対応し、約10分の急速充電で約81マイル(約130km)の走行を可能とした。一方、懸架機構はマルチリンク式で構成し、ZDX Aスペックはコイルスプリング、ZDX タイプSはエアサスペンションを採用。制動機構は前ベンチレーテッドディスク/後ソリッドディスクを配備し、ZDX タイプSにはブレンボ製フロントブレーキ(6ピストンイエローキャリパー)を組み込んだ。

 米国ロサンゼルスのアキュラ・デザインスタジオが手がけたエクステリアに関しては、昨年発表したプレシジョンEVコンセプトの基本デザインを踏襲し、パワーボートの造形にインスパイアされた流麗で力強いスタイリングで構成する。また、EVらしく開口部がないフロントマスクには3Dエンボスダイヤモンドパターンとイルミネーションサラウンドを配したシームレスなダイヤモンドペンタゴンを備える、アキュラのシグネチャーフロントフェイシアを採用。さらに、鋭角でシャープな形状のジュエルアイLEDヘッドライトおよびシケインDRLや、同じくシケイン形状を基調とした印象的なLEDリアコンビネーションランプ、新造形のアロイホイール(ZDX Aスペックは9J×20アロイホイール+265/50R20オールシーズンタイヤ、ZDX タイプSが9.5J×22アロイホイール+275/40R22オールシーズンタイヤまたはサマータイヤ)などを配備した。ボディサイズは全長197.7×全幅77×全高64.4インチ(同5022×1956×1636mm)、ホイールベース121.8インチ(同3094mm)に設定。ボディカラーには新色のダブルアペックスブルーパールのほか、アキュラTLX タイプSやインテグラ タイプSなどにも用意するタイガーアイパールなどをラインアップしている。

 一方でインテリアについては、ドライバー志向のコクピットにハイエンドかつサステナブルな素材、先進的かつプレミアムな機能装備などを採用したことが特徴である。インパネには11インチのプレシジョンコクピットドライバーインフォメーションクラスターと11.3インチの高解像度デジタルタッチスクリーンディスプレイを組み合わせたインターフェイスを配備。また、GooglePlayでGoogleアシスタントやGoogleマップなどの最新アプリおよびサービスを利用できる車載向けコネクテッドサービスの「Googleビルトイン」をアキュラ車で初搭載する。さらに、18個のスピーカーに14チャンネルのアンプ、そしてサブウーファーで構成する専用チューニングのBang&Olufsenサウンドシステムを設定した。

 なお、ホンダはアキュラZDXおよびZDXタイプSを2024年初頭に発売すると予告。車両価格は6万ドル(約870万円)台からスタートするという。北米市場では同じく2024年内の発売を予定するホンダ・ブランドの「PROLOGUE(プロローグ)」とともに、カーボンニュートラル実現に向けた電動化戦略を力強く加速させる計画だ。

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みんなのコメント

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  • アキュラブランドだが中国生産だろ。
    しかも見た目のチープさからぜんぜん高級じゃないですね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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