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ベントレーがコンチネンタル・シリーズに最速バージョンのGTマリナーW12を設定

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ベントレーがコンチネンタル・シリーズに最速バージョンのGTマリナーW12を設定

ベントレーGTスピード譲りの6リットルW12エンジンと強化シャシーを採用した新しいコンチネンタルGTマリナーが登場。0→100km/加速は3.6秒、最高速度は335km/hを達成

 英国ベントレーは2022年6月21日(現地時間)、ラグジュアリークーペ&コンバーチブルのコンチネンタルGTに最速バージョンの新しいGTマリナーW12(GT Mulliner W12)を設定すると発表。合わせて、実車を本年6月23日~26日に英国で開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(Goodwood Festival of Speed)」において初披露するとアナウンスした。

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 ベントレー自ら「コンチネンタル・シリーズのなかで最も速く、最もダイナミックで、最もラグジュアリー」と謳うGTマリナーW12は、同ブランドの高性能グランドツアラーであるGTスピードに採用する高度なシャシー技術や改良版の6リットルW12エンジンを流用したうえで、マリナーを名乗るにふさわしいスペシャルな内外装デザインを纏ったことが特徴だ。製造はベントレーのビスポーク部門のマリナーが担当し、ボディタイプはクーペとコンバーチブルの2タイプを設定する。

 肝となるパワーユニットには、チューンアップを図った6リットルW型12気筒DOHC直噴ガソリンツインターボエンジンを搭載。最高出力は通常のW12エンジン比で+24psの659ps、最大トルクは900Nmを発生する。トランスミッションには専用セッティングの8速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)をセット。性能面では、最高速度が335km/h、0→100km/h加速が3.6秒を実現した。
 高性能エンジンを支えるシャシーには、高速走行時のハンドリング性能と安定性、そして低速時の取り回し性を向上させたエレクトロニック・オールホイール・ステアリングを採用。合わせて、48Vのアクティブアンチロール制御システムのベントレー・ダイナミックライドやアダプティブダンピング付3チャンバーアクティブエアサスペンション、エレクトロニック・リミテッド・スリップ・デファレンシャル(eLSD)をステアリングに連動させ、操舵フィールや機動性を向上させる。一方、駆動機構には前後トルク配分とトラクション制御のプログラムの見直しを図ったアクティブAWDを採用。乗り心地重視の「コンフォート」、走り重視の「スポーツ」、乗り心地と走りを絶妙にバランスさせたベントレーシャシーチームが推奨する「ベントレー」といった各ドライブモードの制御において、動的性能をより最適化させた。

 エクステリアについては、新しい“ダブルダイヤモンド”マトリックスグリルや、同じシルバーとブラックで彩った“MULLINER”ロゴ入りフロントフェンダーベント、独自のアレンジを施したパドルライトパターン、“MULLINER”テキスト入りの照明付きドアシルなどを専用装備。アクセントカラーはブライトクロームのほか、グロスブラックのマリナー・ブラックライン仕様を設定する。さらに、サテンシルバーまたはブラックのミラーキャップの下にはマリナー・ウェルカムランプを配備。足もとにはブラック塗装の22インチアロイホイールを組み込み、セルフレベリングBバッジにはクロームのリングを付属した。

 インテリアに関しては、マリナーならではの豪華で魅力的な内容を継承。マリナーが提供する豊富なカラーから好みの色を選択できるほか、多様なレザーとステッチをベースにマリナーが勧める3色コンビネーションも8種類用意する。また、シートとドアトリムとリアクォーターパネルはベントレー独自の“ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド”キルトで彩り、コントラストとアクセントがきいたステッチがダイヤモンド模様を美しく演出。キャビン全体に施されるステッチは約40万針で、1つのダイヤモンド模様に712針、その一針一針がダイヤモンド模様の中心部に向かって正確に配列される。さらに、インパネには“MULLINER”ロゴを入れ、合わせてシートのヘッドレストには“MULLINER”テキストを刺繍。そして、LEDインストルメントクラスターのメインメーターにはスキューモーフィックデザインとデジタルテクスチャの適用によって本物の金属のように見えるバーチャルダイヤルを、センターコンソールにはファセットパターンを形成する独自のダイヤモンド・ミルト・テクニカル・フィニッシュを採用した。

 なお、従来から設定する4リットルV8ツインターボエンジン搭載のGTマリナーV8は、販売を継続する。

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