現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 使い勝手が良く、しかも速い!? 高性能ステーションワゴン3選

ここから本文です

使い勝手が良く、しかも速い!? 高性能ステーションワゴン3選

掲載 更新 2
使い勝手が良く、しかも速い!? 高性能ステーションワゴン3選

■実用的ながら高性能なエンジンを搭載したステーションワゴンを振り返る

 近年、国内市場で激減してしまったステーションワゴンですが、かつてはちょっとしたブームとなるほど、各社が販売していました。

スバル新型「レヴォーグ」世界初公開! 1.8Lターボと新世代アイサイト搭載!

 ステーションワゴンは実用的でありながた、セダンに近いドライビングプレジャーを有するなど、実は優等生なクルマです。

 そこで、高性能な大排気量エンジンを搭載したステーションワゴンを3車種ピックアップして紹介します。

●トヨタ「アルテッツァジータ」

 1998年にデビューしたトヨタ「アルテッツァ」は、コンパクトなFRセダンで、多くのセダンがFF化されていたなかで発売したことで、高い評価を得ました。

 そして、2001年にはステーションワゴンの「アルテッツァジータ」が追加されます。

 搭載されたエンジンはセダンと異なり、4気筒モデルは存在せず、2リッターエンジンと、アルテッツァジータ専用に3リッターエンジンが設定され、どちらも直列6気筒自然吸気です。

 最高出力は2リッターが160馬力、3リッターが220馬力を発揮し、2リッターモデルは6速MTが設定されるなどスポーティ路線で、3リッターモデルはトルクフルなエンジンによりラグジュアリー路線というコンセプトでした。

 足まわりにはセダンと同様に4輪ダブルウイッシュボーンサスペンションが採用され、優れたコーナリング性能を発揮し、まさに大人の快速ステーションワゴンと呼べる仕上がりとなっていました。

●スバル「レガシィアウトバック 3.6R」

 1993年に発売されたスバル2代目「レガシィ」には、派生車として「ツーリングワゴン」をベースに車高をアップし、SUVテイストを盛り込んだ「レガシィ グランドワゴン」が登場。

 国内では後に「レガシィ ランカスター」へ改名されましたが、北米では「アウトバック」の名で販売され、日本でも3代目から「レガシィアウトバック」の名称に変わりました。

 そして2009年に「レガシィB4/ツーリングワゴン」と共にモデルチェンジされた4代目レガシィアウトバックが発売されます。

 トップグレードの「3.6R」には最高出力260馬力を発揮する3.6リッター水平対向6気筒自然吸気エンジンを搭載。

 このエンジンはスバルが生産する最大の排気量で、国内ではこれまでにレガシィ アウトバックのみに設定された特別なエンジンです。

 レガシィアウトバック 3.6Rはマイルドな出力特性で、大排気量自然吸気エンジンならではの低回転域から余裕あるトルクを生かし、とくに長距離ドライブで威力を発揮しました。

 しかし、日本では自動車税の区分からすると3.6リッターエンジンは4リッターエンジンと同額の自動車税が適応されるため、販売的には苦戦を強いられ、国内仕様ではこの代のみで3.6リッターエンジンは廃止されました。

■ターボと自然吸気の二刀流だった高性能ワゴンとは!?

●日産「ステージア」

 1996年に発売された日産「ステージア」は、「スカイライン」系のコンポーネントを共用することで開発された、ステーションワゴン専用車です。

 国内の本格的Lクラス・ステーションワゴン市場を確立したステージアは、2001に新FRプラットフォームを採用した2代目が登場。エンジンは3リッターと2.5リッターのV型6気筒を搭載。

 エンジンは3リッターと2.5リッターのV型6気筒を搭載し、なかでもステージア専用のエンジンとして、最高出力280馬力を発揮する2.5リッターのV型6気筒ターボが設定され、初代ステージアにラインナップされた「260RS」を彷彿とさせる高性能モデルでした。

 そして、2004年のマイナーチェンジでは2.5リッターターボエンジンと3リッターエンジンが廃止となりますが、代わりに272馬力を発揮する3.5リッターV型6気筒自然吸気モデルが登場。

 大排気量エンジンならではのレスポンスの良さと、豪快な加速が味わえました。

※ ※ ※

 現在、国内のステーションワゴンは減ってしまいましたが、欧州ではまだまだ人気があるカテゴリーです。

 高級かつ高性能なステーションワゴンや、燃費に優れたディーゼルエンジン車も数多く存在し、日本にも正規輸入されていますので、ステーションワゴンの購入を検討する際は、輸入車も視野に入れてみてはいかがでしょう。

こんな記事も読まれています

日産「新型“最大級”バン」公開! “大胆”顔が超カッコイイ「タフモデル」! 6.3m超えボディもある「インタースター」独に登場
日産「新型“最大級”バン」公開! “大胆”顔が超カッコイイ「タフモデル」! 6.3m超えボディもある「インタースター」独に登場
くるまのニュース
【速報】こ、超えた……トヨタ2024年3月期で営業利益が日本企業史上初の「5兆円」超え、来期減益予想は「足場固め」
【速報】こ、超えた……トヨタ2024年3月期で営業利益が日本企業史上初の「5兆円」超え、来期減益予想は「足場固め」
ベストカーWeb
アドベンチャーバイクの入門編! アメリカホンダが「NX500」の2024年モデルを発売
アドベンチャーバイクの入門編! アメリカホンダが「NX500」の2024年モデルを発売
バイクのニュース
ベントレーの12気筒エンジン最終章、世界限定16台の『バトゥール・コンバーチブル』発表
ベントレーの12気筒エンジン最終章、世界限定16台の『バトゥール・コンバーチブル』発表
レスポンス
ラグジュアリーSUVセグメントを牽引するレンジローバーの2025年モデルが日本での受注を開始
ラグジュアリーSUVセグメントを牽引するレンジローバーの2025年モデルが日本での受注を開始
カー・アンド・ドライバー
【MotoGP】マルケスを手放すはずがない! ペトルッチ、マルケスのドゥカティ・ファクトリー昇格を予想
【MotoGP】マルケスを手放すはずがない! ペトルッチ、マルケスのドゥカティ・ファクトリー昇格を予想
motorsport.com 日本版
ジャパントラックショー2024、パシフィコ横浜で開幕 過去最多の156社出展 11日まで
ジャパントラックショー2024、パシフィコ横浜で開幕 過去最多の156社出展 11日まで
日刊自動車新聞
愛されて祝30周年 Kranze(クランツェ)ブランド最新作にして集大成「Versam」発売
愛されて祝30周年 Kranze(クランツェ)ブランド最新作にして集大成「Versam」発売
ベストカーWeb
新型メルセデス「EQS」の航続距離は800km超!驚くほど便利になってSクラスよりもドライバーズカーだ
新型メルセデス「EQS」の航続距離は800km超!驚くほど便利になってSクラスよりもドライバーズカーだ
AutoBild Japan
ついに発売! 注目のトヨタ新型「ランドクルーザー250」人気グレードは何? プラドオーナーの評判は? 販売店に聞いてみた
ついに発売! 注目のトヨタ新型「ランドクルーザー250」人気グレードは何? プラドオーナーの評判は? 販売店に聞いてみた
VAGUE
訪日外国人にとってアルファードは豪華だけど狭い! インバウンドが望む「メルセデス・ベンツ スプリンター」とは?
訪日外国人にとってアルファードは豪華だけど狭い! インバウンドが望む「メルセデス・ベンツ スプリンター」とは?
WEB CARTOP
サインツJr.、元チームメイト・ノリスのF1初優勝を祝福。セーフティカー出動が味方も「幸運は相応しい人に訪れるモノ」
サインツJr.、元チームメイト・ノリスのF1初優勝を祝福。セーフティカー出動が味方も「幸運は相応しい人に訪れるモノ」
motorsport.com 日本版
白バイも導入するKOODのクロモリシャフト なぜ採用? デメリットはないの?
白バイも導入するKOODのクロモリシャフト なぜ採用? デメリットはないの?
バイクのニュース
見逃せない! ブレーキダストが語るブレーキパッドの重要なサイン~Weeklyメンテナンス~
見逃せない! ブレーキダストが語るブレーキパッドの重要なサイン~Weeklyメンテナンス~
レスポンス
メルセデス・ベンツ GLB【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
メルセデス・ベンツ GLB【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
打倒ホンダEクラッチ&DCTへ! BMWが「自動シフトアシスト=ASA」を発表、AT限定免許で運転可能か
打倒ホンダEクラッチ&DCTへ! BMWが「自動シフトアシスト=ASA」を発表、AT限定免許で運転可能か
WEBヤングマシン
ホンダ新型「高級ミニバン」登場! めちゃ「豪華リアシート」×専用“黒すぎ顔”採用! 516万円の「新型オデッセイ 最上級仕様」はどんなモデル?
ホンダ新型「高級ミニバン」登場! めちゃ「豪華リアシート」×専用“黒すぎ顔”採用! 516万円の「新型オデッセイ 最上級仕様」はどんなモデル?
くるまのニュース
ホンダのロードスポーツ「CBR650R」が精悍でモダンなスタイルへと変身! 「シフトペダル操作だけで変速できる」斬新メカも新設定
ホンダのロードスポーツ「CBR650R」が精悍でモダンなスタイルへと変身! 「シフトペダル操作だけで変速できる」斬新メカも新設定
VAGUE

みんなのコメント

2件
  • 国産ステーションワゴンにはレヴォーグ、アテンザワゴンなどがあります。レヴォーグのモデルチェンジは近いですが、レヴォーグとアテンザワゴンは高性能なGTだと思います。
    国産ステーションワゴンを盛り上げるような、そしてモデルが増えるような記事を期待したいです。
  • アテンザワゴンのクロスオーバータイプが出るとCX-8と被るから出ないけど、ステーシアのAR-Xはレアですが、アウトバック(当時はランカスター)にやアウディのオールロードクワトロに対抗したグレードでしたね。アルテッツァジータはISスポーツクロスで復活して欲しいですね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

281.4360.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.8850.0万円

中古車を検索
ステージアの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

281.4360.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.8850.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村