■生粋のスポーツカーではないけど、スタイリッシュなクルマ!?
現在、人気が高いミニバンやSUVのほか、ステーションワゴン、セダンといった、クルマの種類を分類するカテゴリーがいくつかあります。
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そのなかでも、最近はあまり耳にすることが減ったのがスペシャリティカーで、2ドアのスタイリッシュなクーペを基本とし、とくに1980年代から1990年代に数多く誕生しました。
そこで、懐かしのスペシャリティカーを3車種ピックアップして紹介します。
●トヨタ「セリカ」
トヨタは1970年に「カローラ」よりもスポーティなパーソナルカーとして、初代「セリカ」を発売しました。
ボディは当初2ドアハードトップクーペのみで、後に「リフトバック」と称されるハッチバックが追加されています。
搭載されたエンジンは1.6リッター直列4気筒DOHCの「2T-G型」をトップに、1.4リッターと1.6リッターのOHVをラインナップ。
初代セリカは、それまで生粋のスポーツカーのものだったDOHCエンジンを身近にした存在でした。
また、最大のトピックスとして「フルチョイス・システム」という、セミオーダープランが設定されていたことです。
具体的には外装が4種類、エンジンが4種類、トランスミッションが3種類、内装は9種類用意され、ユーザーが好みの1台に仕立てることができ(GTグレードは専用のエンジン、トランスミッション、内外装のみ)、販売店から工場へはオンラインでオーダーできるシステムが構築されていました。
ちなみに、オーダー時の選択によって価格は57万円から100万円まで幅があったといいます。
フルチョイス・システムは、クルマの販売方法として画期的に思えましたが、実際には注文される仕様はある程度限定されていたようで、後に廃止されてしまいました。
●日産「シルビア」
日産「シルビア」といえば、「走り屋向けスポーツカー」「デートカー」というイメージを持つ人が多いと思いますが、初代シルビアは美しいクーペとして開発されたスペシャルティカーとして登場しました。
初代シルビアは、発売前年の1964年の東京モーターショーにダットサン「クーペ1500」という名で展示され、その後、シルビアとして発売されます。
開口部以外に継ぎ目のない美しいフォルムのボディが特徴で、ダットサン「フェアレディ」のシャシをベースに1.6リッターの直列4気筒OHVエンジンを搭載していました。
いまでは当たり前になったフロントディスクブレーキや、トランスミッションに変速時にギアを入りやすくするシンクロメッシュという機構を採用するなど、当時としては最新の技術が投入されています。
初代シルビアは内外装の造形を優先した結果、製造工程の多くが手作業だったため大量生産ができず、1965年3月から1968年6月までの3年間に、わずか554台が生産されるに留まりました。
当時の価格は高級車の「セドリック」を超える120万円と、現在の価値では1000万円オーバーとなっており、若者にとっては高嶺の花でした。
■走る芸術品のようなスペシャリティカーとは!?
●いすゞ「117クーペ」
1968年に登場したいすゞ「117クーペ」は、ミドルクラスセダンの「フローリアン」のコンポーネンツを流用して開発された高級パーソナルクーペです。
いまも語り継がれる美しいボディスタイルは、イタリアの自動車デザインスタジオである「カロッツェリア・ギア」によるもので、チーフデザイナーは多くのスーパーカーを手掛けたジョルジェット・ジウジアーロが担当。
エンジンは当時の国産車では数少ない1.6リッター直列4気筒DOHCを搭載するなど、流麗なボディにふさわしい性能を実現していました。
また、内装も台湾楠のウッドパネルを使用した上質なもので、高級感を演出。
初期のモデルは通常の生産ラインでは対応ができず、手作業で製造をおこなっていたことから、後に「ハンドメイド」と呼ばれます。
一方で、1970年にはボッシュ製の電子制御燃料噴射装置を日本で初めて搭載するなど、先進性も合わせ持っていました。
その後マイナーチェンジを繰り返して前後のデザイン変更をおこないましたが、一度もフルモデルチェンジすることなく、1981年に「ピアッツァ」がデビューするまで販売されました。
※ ※ ※
現在、国産2ドアクーペというとレクサス「LC」や「RC」、日産「GT-R」など高額なモデルが主流で、これは海外メーカーでも同様な傾向です。
昨今はSUV人気が続いており、やはり2ドアクーペでは使い勝手が悪いということで、比較的小型のモデルはほとんど淘汰されてしまいました。
しかし、2ドアクーペならではのスタイリッシュなフォルムは魅力的で、ぜひ復活してほしいところです。
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