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トヨタ カローラクロス【3分で読める国産車解説/2022年現行モデル】

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トヨタ カローラクロス【3分で読める国産車解説/2022年現行モデル】

トヨタ カローラクロス(TOYOTA COROLLA CROSS)
現行モデル発表日:2021年9月14日
車両価格:199万9000円~319万9000円

SUVとカローラのいいとこ取りした良心的なクロスオーバー
カローラシリーズ初のSUV。プラットフォームはTNGAの「GA-C」が採用されており、ホイールベースやパワートレーンはカローラ セダン/カローラ ツーリングとの共通点が多い。広めのラゲッジスペースが確保されている点も特徴で、こういった点が高い支持を獲得。一躍人気車種となった。

トヨタ カローラシリーズ初のSUV「カローラクロス」は199.9万円~。先行発売のタイ仕様と差別化も

パワートレーンは、1.8L 直4のガソリンエンジンと、それにモーターを組み合わせたハイブリッドの2種。トランスミッションは、ガソリン車はCVT、ハイブリッド車は電気式無段変速機だ。駆動方式は、ガソリン車はFFのみだが、ハイブリッド車はFFとリアにもモーターを備えたE-Four(電気式4WD)も設定する。

ハイブリッドの「Z」グレード(FF仕様)に試乗したが、走り出してまず感心したのは乗り心地の良さだ。路面の凹凸をさりげなく吸収し、荒れた路面でもしなやかな走りを実現している。リアトーションビームのサスペンションの走り味はどうかと注目したが、大型ゴムブッシュやミシュラン プライマシー4の18インチタイヤの採用も効いているのだろう、しっかりとした軽快な足に仕上がっている。

ハイブリッドシステムはモーターのパワーが加わり、すいすいとスムーズな加速感が気持ちいい。追い越し加速やアクセルペダルを深く踏み込むような状況では、電気式無段変速機はエンジンの回転数が高まってから加速が始まるところがあるが、そのメカニズムを理解してトラクションを確かめるようにドライブすれば違和感はない。第3世代EPS制御のステアリング系は操舵力は軽めで自然なフィーリング。最小回転半径が5.2mと取り回しがいいのも魅力だ。

SUVらしくアイポイントが高く、前後席とも見晴らしが良く、運転しやすいのもよい。電動スポーツタイプのドライバーズシートはホールド性や着座姿勢とも問題なし。ただ、リクライニング機構が備わる後席の足下まわりは広大とまではいかず、コンパクトSUVであることを実感する。その一方で、5人乗車でも487Lを確保したラゲッジスペースは十分に広い。ハンズフリーパワーバックドアを装備し、荷室開口部高も入念に設定され720mmmに抑えられている。

トヨタ カローラクロス 主要諸元
●全長:4490mm
●全幅:1825mm
●全高:1620mm
●ホイールベース:2640mm
●重量:1330~1510kg
●エンジン:1.8L直4/1.8L直4+モーター(システム最高出力:2WD=122ps、4WD=122ps)
●駆動方式:FF/4WD
●トランスミッション:CVT/無段変速機
●WLTCモード燃費:14.4~26.2km/L
●乗車定員:5名

[ アルバム : トヨタ カローラクロス はオリジナルサイトでご覧ください ]

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