■トヨタ念願の初優勝なるか?
世界三大レース(F1モナコGP / インディ500 / ル・マン24時間耐久レース)とも言われるFIA世界耐久選手権(WEC)第2戦ル・マン24時間レースの予選が行われ、TOYOTA GAZOO Racingは3セッション総合1位、2位のタイムをマークし、最前列に2台が並び24時間レース決勝へ望みます。
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今回の予選は、TS050 HYBRID 8号車を駆る中嶋一貴選手が3分15秒377という圧倒的なタイムで自身キャリア2度目となるポールポジションを獲得しています。
ポールポジションを獲得した中嶋一貴選手(8号車)は、「今日の予選はあまり混雑のない状態で全力でアタックでき、思い通りのラップタイムを刻むことが出来たのでとても満足しています。サーキットの路面状態も昨日よりも良好で、気持ち良くアタック出来ました。
車両のバランスもとても良くなったので、決勝レースに向けても大変期待できます。耐久レースにとって予選は1%程度の意味しかないかもしれませんが、ポールポジションはチームにとって喜ばしいものです。このレースはチーム全員がどれだけ長く厳しいものだということをわかっているので、既に気持ちは決勝レースに向けて切り替わっています」とコメントしています。
2番手につけたTS050 HYBRID 7号車は、小林可夢偉選手が予選1回目にマークしたタイムが採用されています。
2番手からスタートする小林可夢偉(7号車)は、「2台のトヨタが揃って最前列からル・マンのスタートを切れるというのは素晴らしいです。最高のアタックをやってのけた一貴にはおめでとうと言いたいです。
チームの全員、エンジニア、メカニック、そしてドライバーが共に最強の車両を作るために準備を続けてきたことで、出だしから全くトラブル無くレースウィークを過ごしています。2日間ここまでこれだけ多くの周回をこなしてきましたので、決勝レースでも良い戦いが出来るよう期待しています」とコメントしています。
今回唯一のハイブリッド車をレースに投入するトヨタですが、過去ル・マンでは表彰台の中央に立ったことはありません。
トヨタは、20回目の挑戦で頂点に立つことはできるのか? 6月16日(土)から始まるル・マン24時間レース決勝は、どんなドラマを今年見せてくれるのでしょう。
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