住友ゴム工業(株)は、操縦安定性能と静粛性能を高次元で両立したプレミアムコンフォートタイヤ「DUNLOP SPORT MAXX LUX(スポーツマックス ラックス)」の発売を開始した。街乗りでの試乗を通して、その優れた個性を確かめることができた。(写真:伊藤嘉啓)
高い静粛性にこだわったSPORT MAXXの新境地
住友ゴム工業(株)が「DUNLOP(ダンロップ)」ブランドの最高峰としてグローバルで展開するのが「SPORT MAXX(スポーツマックス)」。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
「愛車と共に広大な道を駆け抜けるドライビングパートナー」というキャッチフレーズのもと、プレミアムカーをターゲットとした高い操縦安定性、優れたハンドリング性能が生む「純粋な走りの歓び」を共通するコンセプトに掲げている。
そんなSPORTMAXXにももちろん、時代の変化に対応した進化が求められてきた。ことさら近年のSUVブームを始めとする「ドライバーの好みの多様化」を見据えて、シリーズとしての多様性の強化に積極的に取り組んでいる。
商品戦略におけるフォーメーションの一端を担うのが今回、試乗した「SPORT MAXX LUX(スポーツマックス ラックス/以下ラックス)。シリーズに共通する高い操縦安定性をコアバリューとしながら、静粛性能に特化したグレードアップを施しているのが特徴だ。
「静かに走る。なのに走りを楽しめる。没入の時間へ。」というのはTVCMの謳い文句だが、周囲から聞こえる、あるいは伝わってくるノイズ類を抑えることで、ドライバーは移動する時間を穏やかに過ごすことができるという。
そもそもクルマとしての静粛性に優れたプレミアムカーとの相性は、きっといいハズ。生来の優れた操安性は、運転のストレスを軽減につながるもの。ロングドライブでも五感でリラックスできる、そんなタイヤに仕上がっているのではないか、と大いに期待しながら試乗に臨んだ。
街乗りドライブが心地よい、静粛性と快適性
東京・豊洲エリアをベースにした試乗時間は、およそ2時間ほど。撮影も込みということで、もっぱら一般道でのテストドライブとなった。整備された自動車専用道路に比べれば路面状態は非常に「バラエティに富んでいる」。
わかりやすく言えば、おおむねタイヤには酷なコンディションだろう。アンジュレーションの質も量もいろいろで、音振ともにマルチにいなす懐の深さがタイヤには求められる。
だからこそ類まれな静粛性を謳うラックスが、本気のラグジュアリー性能を実感させるには、シビアだけれど似つかわしいコースだと思う。ちなみに試乗車はメルセデス・ベンツGLC(235/60R18)とEクラス セダン(タイヤサイズ:245/45R18)だった。
まずはGLCでテストに臨んだが、走り出しからその優れた静粛性はわかりやすく実感することができた。そもそもが静かなクルマであることを割り引いても、外から伝わる音の雑味成分がしっかり抑制されている。
それを実現しているのは、最新のノイズ低減技術「サイレントウェーブテクノロジー」。要素として、タイヤ表面のパターンをブロックと溝が途切れない様に接地する「シームレスグルーブ」デザインと主溝内部にスロープを配置する「デュアルスロープ」を採用、パターンノイズを低減する。特殊吸音スポンジ「サイレントコア」は形状容積が従来よりも増やされており、高いノイズ吸収性を発揮するという。
従来品「VEUROVE304(ビューロ ブイイーサンマルヨン)」比でパターンノイズは14.9%低減、ロードノイズは8.8%低減している、とのこと。比較試乗したわけではないので体感を数値化するのは難しいが、素直に「静かだ」と言い切ることができるくらいに、移動中の車内は快適だった。もちろん乗り味の穏やかさも、居心地の良さをしっかりサポートしている。
EQ系との優れたマッチングを予感させる
驚いたのは、直進安定性の高さだ。街乗りレベルでもしっとりとほどよい保舵感が伝わってくる。走りの上質感もランクアップしている、と言えるだろう。SPORT MAXX専用特殊プロファイル「マックス・ドライバビリティ・テクノロジー」の効果は、確かに伝わる。
コーナーリングもバランスに優れ、落ち着いた印象がある。逆に駐車場などの超低速走行では、切り替えしで少し強めの手ごたえを感じるほど。裏返せば、運転操作とクルマの挙動変化に濃密なつながり感があることで、リラックスして運転できる感じだ。
一方、Eクラスとの組み合わせでは、ややドライバーズ寄りの性格が浮かび上がってきた。GLCに比べると挙動も手ごたえも比較的軽快(軽薄、ではない)な印象に変わったのだ。だからといって静粛性に関してはほとんど損なわれていない。総じて、ラックスが持つ少しばかり闊達な一面を楽しむことができた、と言うべきだろう。
今回はSUVとセダン、それぞれ上級ICEモデルでの試乗となったが、GLCとのマッチングをもとに想像してみると、より重くなる一方で高い剛性感を備え車外音の抑制を徹底しているEQ系との相性が、そうとう良いかもしれない。
実際、ラックスはダンロップとして初めて、独自の基準で定めた「EV適応マーク」を刻印している。次の機会にはぜひ「EVタイヤに求められる転がり抵抗性能・耐荷重性能・静粛性能・耐摩耗性能・ウエットグリップ性能を高次元でバランスしたタイヤ」(EV適応マークの要件)であることの証しを、ロングツーリングを通して確かめてみたいものだ。
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