初代の登場から70年が経ち、最新型である300系がいよいよ登場したトヨタ ランドクルーザー。300系はTNGAやスタートスイッチに指紋認証を使うなど、先進的技術を多数搭載。今回は、信頼性・耐久性・悪路走破性を常に磨き続けてきたランクル、その最新型の魅力を5つのポイントからググッと迫る! 廃版となったパーツの復刻についてもお伝え!
●価格
・3.5Lガソリン:GX 510万円/AX 550万円/VX 630万円/ZX 730万円/GR SPORT 770万円
・3.3Lディーゼル:ZX 760万円/GR SPORT 800万円
トヨタ カローラ一部改良! ウィリスCJ-3Aベースのラングラーとは? 最新限定車・特別仕様車情報
※本稿は2021年8月のものです
文/ベストカー編集部 写真/TOYOTA
初出:『ベストカー』2021年9月10日号
【画像ギャラリー】全32枚!70年の熟成と革新。トヨタ ランドクルーザー300をギャラリーで見る
■70年の熟成と革新の融合 トヨタが誇るオフロード王「ランクル」。超絶人気で納期は2~3年後!?
初代BJ型が登場したのは1951年8月。それから70年経った今年8月に最新型のランクル、300系がデビューした。
そのランクル300、発表前から人気が凄かった。7月から先行受注を開始したところ、2週間で2万台の受注を獲得。納期は2~3年という話も出たほどだ。
押しも押されもせぬ人気モデルのランクル300、いったいどこがそんなにいいのか、5つのポイントに迫ってみる。この企画により、さらに人気が高まり、納車待ちが伸びる可能性はある。だがベストカーは新車情報誌だからして、やらないわけにはいかない。正直、すまん。
衝突安全性能と前方視界の両立を図るために、大きな凹みを設けたエンジンフードが特徴的なエクステリア
各種スイッチ類は走行・駆動系、オーディオ系、空調系など機能ごとに集約して配置。悪路走行時での操作を容易にしている
ガソリン車はGXグレードを除き3列シートを備える(ディーゼル車は全グレード2列シート)。※写真はGR SPORTのもの
■どんな道でも運転しやすく、疲れにくい。そんな走りを支えるプラットフォーム&新開発サスペンションがイイ!
TNGA思想に基づくGA-Fプラットフォームを採用。ラダーフレームは従来型比+20%の高剛性を獲得しつつ軽量化が行われ、衝突安全性能、静粛性、走りの質が向上した。
そのプラットフォームの刷新に伴い、サスペンションもジオメトリー含め新開発。特にリアサスはショックの配置を最適化することで乗り心地と操縦安定性が向上した。
ちなみにステアリング機構は、油圧式パワステに電動式の操舵アクチュエーターを組み合わせたものを採用している。これにより操舵支援機能を追加することが可能になった。
GA-Fプラットフォーム
フロント
リア
■カッコだけと思ったら大間違い!GR SPORTの走りはさらにイイ!
専用となるフロントグリルや前後バンパー、マットグレー塗装のホイールが目立つGR SPORT。一見単なるドレスアップグレードと思うかもしれないが、さにあらず。
ダカールラリー参戦ドライバーからの改善要望が直接反映されたGR SPORTは、電子制御でスタビライザー効果を変化させる「E-KDSS」の専用チューニング、他グレードではリアにのみオプション設定される電動デフロックの前後標準化などにより、オンの走り&悪路走破性において、他グレードを凌ぐ性能が与えられているのである。
ちなみに全幅も他グレードより10mm広い。伊達にトップグレードに君臨しているのではないのである。
GR SPORTはガソリンとディーゼル、双方に設定
フロントデフロックはランクル80以来の採用となる
■最新世代のランクルにふさわしい安心・安全装備がイイ!
最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を採用。歩行者(昼夜)および自転車(昼)も検知するプリクラッシュセーフティには、交差点での対向直進車や右左折時に前方から来る横断歩行者の検知機能などが追加された。
またランクルだからこそ警戒したい車両盗難には、対策としてトヨタ初となる「指紋認証スタートスイッチ」を採用。車両に事前登録された指紋情報(7名分まで)と合致しなければ、エンジンは始動しない。
「指紋認証スタートスイッチ」が標準装備(GX除く)
■もちろんエンジンもイイ!
先代のV8、4.6L自然吸気からV6ツインターボに変更。3.5Lガソリンは415ps/66.3kgmを、3.3Lディーゼルは309ps/71.4kgmの出力を発生。ディーゼルの設定はランクル100以来。
低速域ではシングル、高速域ではツインターボになるディーゼルの走りに注目だ。組み合わされるミッションはいずれも10速AT。
■WLTCモード燃費
・3.5L V6ガソリンターボ:7.9~8/0km/L
・3.3L V6ディーゼルターボ:9,7km/L
エンジン各部の構造を最適化したディーゼルエンジン。高出力と好燃費を両立
■使い勝手だって当然イイ!
幅広なセンターコンソールボックスは両開き機構を採用し、後席からのアクセスも可能。クールボックスもGXを除く全車にオプション設定されている。
3列目シート収納は床下収納式に変更。上級グレードでは電動での格納・展開が可能とされた。またハンズフリーバックドアもZXグレードに標準装備されている。
バックドアは200系の上下二分割タイプから1枚ドアに変更された
■ランドクルーザー300(ZX・ガソリン)主要諸元
・全長:4985mm
・全幅:1980mm
・全高:1925mm
・ホイールベース:2850mm
・車両重量:2500kg
・最低地上高:225mm
・エンジン:3.5L V6 DOHC+ターボ
・最高出力:415ps/5200rpm
・最大トルク:66.3kgm/2000~3600rpm
・トランスミッション:10速AT
・WLTCモード燃費:7.9km/L
■ランドクルーザー300(GR SPORT・ディーゼル)主要諸元
・全長:4965mm
・全幅:1990mm
・全高:1925mm
・ホイールベース:2850mm
・車両重量:2560kg
・最低地上高:225mm
・エンジン:3.3L V6 DOHCディーゼル+ターボ
・最高出力:309ps/4000rpm
・最大トルク:71.4kgm/1600~2600rpm
・トランスミッション:10速AT
・WLTCモード燃費:9.7km/L
【番外コラム】まずは40系から! 廃版となった補修部品の復刻を開始!
A70/80スープラ、2000GTなど、往年の名車のパーツの復刻生産・供給を進めてきた「GRヘリテージパーツプロジェクト」に、ランドクルーザーが対象車種とした加わることになった。
ランクルに関してはまず40系から始まり、それ以降のモデルについても供給の検討を進めていくという。なお40系パーツの供給開始は2022年初め頃が予定されている。
40系
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読んでてイライラする。