F1は各チームが続々と2022年用の新車発表を終え、2月23日からはバルセロナでのプレシーズンテストが開始される。直前のシェイクダウンにも注目が集まっているが、テストが行なわれるバルセロナでは、マシン以外にもF1が持ち込んだ大型化したモーターホームにも注目が集まった。
前F1最高責任者だったバーニー・エクレストンは、控えめなモーターホームと天幕を好んだことはよく知られているが、現在のF1オーナーであるリバティ・メディアは別の姿勢を示してきた。
■F1、スタッフの使い捨てペットボトル使用を停止。パスもリサイクル材料を使用へ
今回バルセロナのパドックに出現したF1のモーターホームは2階建てとなっており、その大きさはこれまでF1チームが使ってきた大きな施設に匹敵するモノで、パドックにも驚きを与えた。
F1が二酸化炭素排出量の削減やコスト低減を目指している中でこうした動きを見せたことに、一定の注目が集まることも無理はない。2030年までにカーボンニュートラル実現を目指しているF1。彼らとしては輸送や運営における貨物量を削減することが高い関心事のひとつなのだ。
ただこのモーターホームは低コストかつ低CO2排出を目指す選択肢のひとつであり、将来的に各チームも同様のモーターホームを利用できるように発注されたものだと理解されている。つまり、各チームは今後モーターホームをリニューアルする際に、こうしたコンセプトを利用できるということだ。
F1はこの新モーターホームをヨーロッパでのレースにおいて、スタッフやゲストらがミーティングなどに使用できるようにする意向だという。
2020年に始まった新型コロナウイルスのパンデミックにより、F1パドックはこれまでほぼ”空っぽ”の状態が続いてきた。ただ2022年にはその状況がより正常に向かっていくことをF1は期待している。
F1マネージングディレクターのロス・ブラウンは、2020年の時点で各チームの輸送するモーターホームを含む大量の物資に関して、次のように警鐘を鳴らしていた。
「21戦あるシーズンのうち(ヨーロッパの)9レースで、トラックの大群がチームに必要な設備を運んでいる」
「ヨーロッパ以外のレースでは、現地にあるものを使って木曜日に準備をしている。それでも十分満足できているんだ」
「例えばバクーなどでは、プレハブが用意されている。それに文句を言う人はいないし、問題なく機能している。でもモンツァでは”宮殿”(のように豪華なモーターホーム)を使う。その輸送に多くのトラックが必要なんだ」
「将来的には今よりも物流と輸送の面ではるかに負担の少ないモーターホーム、ホスピタリティ施設に移行したいと考えている」
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