マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われている、MotoGPのプレシーズンテスト。その最終日である3日目の走行が行なわれ、ペトロナス・ヤマハSRTのファビオ・クアルタラロが1分58秒349を記録し、首位で終えた。
クアルタラロはこれで3日連続の一番時計であり、その速さを最初のテストから見せつけた。
■ロレンソ、公式テスト最終日に走行へ。目的は「速さを取り戻すこと」
ヤマハはこの日、スタート時の加速をサポートするため、ドゥカティが先鞭をつけたホールショット・デバイスをデビューさせた。このデバイスを搭載したマシンは、マーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシのふたりがそれぞれ1台ずつ走らせた。また、テストライダーの野左根航汰もこのデバイスを搭載したマシンを走らせた。
ロッシとビニャーレスのM1には、フェアリングのフロント部分に追加の空力パーツが取り付けられた。
最初の数時間を終えたところで、トップタイムを記録していたのはクアルタラロ。タイムは1分58秒349だった。その後時間が経ってもこのタイムを上回るライダーは現れず、結局これがこの日のトップタイムとなった。また、多くのライダーが、走行を早めに切り上げることになった。
2番手となったのは、LCRホンダのカル・クラッチローだった。クラッチローは、土曜日にホンダのマシンの旋回性が悪化した可能性を主張していたが、それでもクアルタラロに0.082秒差に迫るタイムを記録してみせた。3番手には、スズキのアレックス・リンスが入った。
プラマックのフランチェスコ・バニャイヤが4番手。ドゥカティ勢の中では最速だった。ヤマハのロッシが5番手となった。
アプリリアのアレイシ・エスパルガロは、この日9番手。新しいRS-GPでロングランも実施した。最終的にはエキゾーストの問題が発生し、走行距離を縮めざるを得なかったが、それでも1分59秒半ばのペースで12周の連続走行をするなど、ニューマシンの可能性の一端を見ることができた。
2日目に転倒を喫した昨年王者のマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は、この日も転倒。12番手に終わった。土曜日はターン3でマシンを止めたマルケス。この日は最終ターンでバイクから滑り落ちてしまった。ただ、彼は負傷することはなく、自力でコースを後にした。
ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾは14番手に沈んだが、トップからの遅れはわずか0.5秒。この日はトップ18台のタイム差が0.82秒と実に僅差だったのだ。
アビンティアのヨハン・ザルコは、15番手だったが、前日と比べて1秒ペースアップ。初体験のドゥカティのマシンに、日毎に順応していっているようだ。
ビニャーレスは2台のM1を比較すると共に、レースシミュレーションに終始。そのため18番手タイムでチェッカーフラッグを受けた。
ヤマハのテストライダーとなったホルヘ・ロレンソは、この日44周を走破。昨年仕様のM1での走行だったが、首位クアルタラロから1.3秒落ちのペースを記録し20番手となっている。
LCRホンダの中上貴晶は、48周して1分59秒860。27台中22番手でこの日を終えている。
次のテストは2月22~24日、カタールで行なわれる予定だ。
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