FIA F3の最終ラウンド、モンツァ戦のスプリントレースが行なわれ、レッドブル・ジュニア・チームの一員であるティム・トラムニッツ(MPモータースポーツ)が逃げ切りトップチェッカー。しかしスタート手順違反の疑いで審議対象となっている。2位と3位に入ったドライバーも、審議対象となる可能性があるとして記録されており、最終結果が変わる可能性が十分にある。
スタート前から波乱があった。9番グリッドのクリスチャン・マンセル(ARTグランプリ)は、フォーメーションラップを終えた段階でマシンに不調を訴え、手を降ってコースマーシャルに合図した。これでエクストラ・フォーメーションラップが行なわれることとなった。マンセルもこのエクストラ・フォーメーションラップに駆け出していったが、結局は1周回ってピットへ……ピットレーンから改めてスタートすることになった。
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仕切り直しとなったスタート直後のターン1では、多くのマシンがタイヤをロックさせ、白煙を上げたが、ポールポジションのトラムニッツが首位を守り、セバスチャン・モントーヤ(カンポス)、ディノ・ベガノビッチ(プレマ)がこれに続いた。
ただ2周目の第1シケインで複数のマシンが絡むクラッシュが発生。2台がコース脇のグラベル上にストップしたことで、セーフティカー出動となった。
6周目からレース再開。ベガノビッチはこれを好機とモントーヤに襲いかかるも攻略ならず。逆にサンティアゴ・ラモス(トライデント)に抜かれてしまった。
そのラモスは勢いが良く、次第に2番手モントーヤに接近。プレッシャーをかけていった。そして9周目のターン1でモントーヤのインに飛び込み攻略完了。2番手に浮上した。
ただそれも束の間。12周目のターン1では再びモントーヤが2番手に浮上。しかしラモスも諦めず、続く13周目のターン1で抜き返す。この間に首位トラムニッツがリードを広げていき、楽な展開になった……そう思われたが、後方でまたも接触が発生し、このレース2回目のセーフティカー出動。トラムニッツのリードは露と消えた。
コースマーシャルが懸命にクラッシュしたマシンを回収した結果、残り1周でセーフティカーランが終了。ファイナルラップ1周のみの激戦が繰り広げられた。
しかしさすがは若者たちの激戦。またもターン1で複数のマシンが接触、その他の場所でも接触上等の激しいバトルが繰り広げられた。しかしレースは続行! トラムニッツがなんとか逃げ切り、FIA F3初優勝を手にした。最終コーナー”アルボレート(旧パラボリカ)”ではラモスがモントーヤに並びかけるも、モントーヤが必死のディフェンスで2位を死守。3位がラモスだった。
タイトル争いの渦中にあるベガノビッチが5位、ルーク・ブラウニング(ハイテック)が7位、レオナルド・フォルナローリ(トライデント)は9位、ガブリエル・ミニ(プレマ)が10位などとなり、タイトル争いは日曜日のフィーチャーレースが終わるまで分からない。
なおトップチェッカーをを受けたトラムニッツは、スタート手順違反の疑いで審議対象になった。また2位モントーヤと3位ラモスも、他車をコース外に押し出した可能性があるとして記録された。これらの審議の結果次第では、順位が入れ替わる可能性が十分にある。
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