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ミニ・クロスオーバー改め新型ミニ・カントリーマンが日本デビュー。まずは内燃機関搭載の4モデルを導入

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ミニ・クロスオーバー改め新型ミニ・カントリーマンが日本デビュー。まずは内燃機関搭載の4モデルを導入

 BMWジャパンは2023年11月21日、プレミアムコンパクトSUVのミニ・クロスオーバーを全面改良し、車名を本国仕様と同じネーミングの「ミニ・カントリーマン」に変更して、同日より予約注文の受付を開始した。ユーザーへの納車は2024年第1四半期を予定している。

車種展開は以下の通り。

独創的なワゴンスタイルを纏うミニ・クラブマンの最終モデルが日本上陸

ミニ・カントリーマンC:489万円

ミニ・カントリーマンD:509万円

ミニ・カントリーマンS ALL4:566万円

ミニ・ジョンクーパーワークス カントリーマンALL4:667万円

 BMW傘下に入ったニュー・ミニにおいて、今回のモデルチェンジで第3世代(U25)に移行するミニ・カントリーマンは、内外装デザインの刷新や先進機能および先進安全運転支援システムの大幅進化、リサイクル素材の多用による環境性能の向上などを実施して、将来を見据えた次世代のコンパクトSUVに仕立てたことが特徴である。

 まずエクステリアは、ソフトなボリューム感と正確に削り取られたエッジの組み合わせによって、大胆かつ屈強なSUVフォルムを実現。日本仕様のボディカラーはメルティング・シルバーIII、ミッドナイト・ブラックII、ナノク・ホワイト、レジェンド・グレー、スモーキー・グリーンの5色を設定する。各部のデザインにもこだわり、フロント部は複雑な輪郭を描いた八角形のグリルと新造形のアダプティブLEDヘッドライト/LEDデイライトリング、パワードーム形状のボンネットを配して、グラフィカルで印象的なマスクを創出。一方でサイドビューは、フロントからリアへとつながる伸びやかなラインにボリューム感のあるフェンダー造形および新デザインの17~20インチアルミホイールなどを配して個性と力強さを主張する。また、特徴的なデザインのCピラーが車両後部のルーフラインを支えると同時に、車体全体に垂直方向の存在感を印象づけ、合わせてブラック塗装のルーレールを組み合わせて、引き締まったルックスを実現した。そしてリアセクションは、全体に縁取りを入れた縦型のLEDコンビネーションランプやボリュームを持たせたリアゲートパネル、スポイラー形状のルーフ後端などを採用して、力感あふれるワイドな後ろ姿を演出する。クロームパーツを省いてリサイクル・アルミニウム素材のパーツを随所に配備したこともトピックだ。ボディサイズは先代モデル比で130mm長く、25mm幅広く、65mm高く、ホイールベースが20mm長い全長4445×全幅1845×全高1660mm/ホイールベース2690mmに設定している。

 インテリアについては、広々としたキャビン空間を創出したうえで、完全にデジタル化された先進のコクピットを形成したことが注目ポイントだ。ステアリングホイールの背後のメーターパネルは廃止し、すべてのコンテンツを円型OLED(有機EL)センターディスプレイとヘッドアップディスプレイに映し出す。余分なものを削ぎ落とし、巧みにデザインした高品質なコンポーネントによって、開けた前方視界を具現化した。また、広々としたカーブを描くダッシュボードには、布地を連想させる新しい素材を採用。リサイクルポリエステルを使用したこの新素材は、編み物のような特別な製造プロセスによって、汎用性が高く手入れが簡単な構造となっており、さらに温かみのある印象も付与している。一方、先代モデルではセンターコンソールに設けていたパーキングブレーキスイッチ、ギアセレクターレバー、エンジンスタート/ストップボタン等はすべてセンターディスプレイ下のトグルスイッチエリアに集約させ、前席まわりの空間が広がり、同時にモダンかつスタイリッシュな雰囲気を演出した。さらに、大型の円型OLEDセンターディスプレイには直径240mmの高品質ガラスを使用するとともに、最適化された高感度タッチ機能を配備。操作はスマートフォンを操作するような直感的な操作が可能で、メインメニューでは各機能がウィジェットとして横並びに配置され、スワイプやタッチで操作する。メーターパネルとしての機能はもちろん、AR機能付きナビゲーションシステム、メディア、電話、エアコンディショナー、各種設定など、すべての操作を一括して設定できるようアレンジした。ユーザーの好みに合わせて選べるClassic、Favoured、JCWという3種類のトリムラインを用意したことも、新型ミニ・カンリーマンの訴求点である。

 インテリアの雰囲気を一変させることが可能なMINIエクスペリエンスモードを配備した点も見逃せない。ダッシュボード上に最大7パターンの光のグラフィックを投影し、光のパターンとアンビエントイルミネーションなどにより、インテリア全体の印象が変化する。各モードのそれぞれのデザインにはダイナミックな背景があり、ユーザーの好みに応じて選択することが可能。例えばパーソナルモードでは、お気に入りの画像をディスプレイの背景に設定することができ、またビビッドモードをチョイスすると流れている音楽のカバーアートの色に合わせたライトエフェクトが25色の中から自動で選定され、ダッシュボード上に投影される。この新たな没入感のあるユーザー体験により、インテリアにさらなる表現力をもたらした。

 キャビン空間自体はボディの拡大に伴ってスペースが広がり、またラゲッジルームは先代モデルより最大で25%広くなる。一方、新設計のシートは座り心地を向上させるとともに、前席にはヒーター機構内蔵のヘッドレスト一体型シートを、後席には最大130mmのスライド機構とシートバックレスト調節機能を内蔵した分割可倒式シートを配備。表皮はカントリーマンC、カントリーマンD、カントリーマンS ALL4にべスキン/クロス コンビネーション ブラック/ブルー、べスキン/クロス コンビネーション グレー/ブルー、べスキン ダークペトロール、べスキン ビンテージブラウン、べスキン ベージュを、ジョンクーパーワークス カントリーマンALL4にべスキン/コード コンビネーションJohn Cooper Worksブラックを採用した。

 パワートレインに関しては、カントリーマンCに1498cc直列3気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(最高出力156ps/5000rpm、最大トルク230Nm/1500~4600rpm)+7速DCTを、カントリーマンDに1995cc直列4気筒DOHC直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力150ps/4000rpm、最大トルク360Nm/1500~2500rpm)+7速DCTを、カントリーマンS ALL4に1998cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(最高出力204ps/5000rpm、最大トルク300Nm/1450~4500rpm)+7速DCTを、ジョンクーパーワークス カントリーマンALL4に1998cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(最高出力316ps/5750rpm、最大トルク400Nm/2000~4500rpm)+7速DCTを搭載。駆動システムはカントリーマンCとカントリーマンDが前輪駆動、カントリーマンS ALL4とジョンクーパーワークス カントリーマンALL4がオールタイム4輪駆動機構のALL4を採用する。また、ジョンクーパーワークス カントリーマンALL4は専用チューニングを施したスポーツサスペンションやコーナリング時のトラクションとハンドリング性能を向上させるエレクトロニックディファレンシャルロックコントロール(EDLC)、パフォーマンスコントロールを備えたダイナミックスタビリティコントロール(DSC)などを組み込んで走行性能を高めた。

 先進安全運転支援システムについては、ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能をミニとして初採用したほか、高性能カメラおよびレーダーと高性能プロセッサーによる高い解析能力で精度と正確性が向上したドライビングアシストプロフェッショナルを標準で装備。さらに、パーキングアシスタントプラスやコンフォートアクセス、MINI SOSコール、全方向(前後&左右)記録可能なドライブレコーダーなどを標準で組み込む。一方、コミュニケーション機能としては最新世代のMINI Connectedやインテリジェントパーソナルアシスタントなどを採用した。

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みんなのコメント

6件
  • sssss
    どんどんミニらしさは無くなっていく。
    唯一良かったと思える点はセンターメーターが復活したことかな。
  • fia********
    プロボックスとスイフトを足して2で割って中華のエキス振りかけたような感じ。
    ドイツ人の手にかかるとどんなものでも時間を経るごとに醜くなっていく。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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