WRC世界ラリー選手権で2度のチャンピオンを獲得したマーカス・グロンホルムが、2018年のWorldRX世界ラリークロス選手権にヒュンダイで参戦することを発表。自らのチームであるGRXのオペレーションで、2台のi20 RXスーパーカーを投入する。
これまでもWorldRXにチームGRXで参戦してきたグロンホルムは、ドライバーに息子のニクラス・グロンホルムとユーロRX王者経験者のティマー・ティマジャノフを起用。WRCを戦った元WRカーのヒュンダイi20 WRCをベースとした新型マシンで、2018年シーズンのWorldRXにフル参戦を決めた。
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ゆくゆくはヒュンダイ・モータースポーツからのワークス待遇を獲得する予定ではあるものの、デビューイヤーとなる2018年はプライベーター・チームとしてエントリーするGRXは、今回グロンホルムがヒュンダイをチョイスした要因として、現在WRCチームの代表を務めるミシェル・ナンダンとのコネクションを理由に挙げた。
「私がWRCでタイトルを獲得したプジョー・スポール時代に、テクニカルディレクターを務めていたのがミシェルだった。今回のプログラムにi20を使用すると決めたのは、彼との関係性ゆえなんだ」と説明するグロンホルム。
「我々は今もヒュンダイ・モータースポーツと良好な関係を築いているが、他の世界ラリークロス選手権参戦チームのようにマニュファクチャラーのバックアップを得たわけではない。それでも、このマシンをヒュンダイから購入した時点で数多くのインフォメーションを得られているよ」
チームは今後数週間以内に本格的なテストプログラムを開始する予定で、レギュラードライバーのニクラスとティマジャノフに加え、チーム代表のグロンホルム自身もステアリングを握るつもりだという。
「これまでのところ、RXカーに改良を受けたマシンはとても順調そうに見える」と続けたグロンホルム。
「長らく夢見ているだけだったが、今は今後2週間以内にもテストを始められると自信を持っている。我々はこれまでに前例のない、いくつかのソリューションを試していて、今からトラックで確認するのが待ちきれない気分だ」
「私はティマー(・ティマジャノフ)がリザルトを持ち帰ることができる男であることを知っているし、息子のニクラスもこのオフには膨大な努力を重ねている。ときにはワークスチームを脅かすことも可能だと思っているし、最初のターゲットはセミファイナル進出。そして決勝と表彰台もそう遠い目標ではないと信じている」
また、ラリークロス界の名門チームとして知られるオルスバーグMSEも、今季からWorldRX世界ラリークロス選手権に復帰参戦することを発表し、代表のアンドレアス・エリクソンの長男であるケビン・エリクソンと、WorldRXで優勝経験を持つ実力派、ロビン・ラーソンを起用する。
昨季は北米を中心に開催されているGRCグローバル・ラリークロスを舞台に、ホンダ・ワークスのホンダ・レッドブル・オルスバーグMSEとして参戦。3台のシビック・クーペ・タイプRを投入していたオルスバーグは、そのGRCのスーパーカー・クラス廃止と再構築に伴い撤退を決断。かつての主戦場であるWorldRXへの復帰を決めた。
2014年のWorldRXチャンピオンチームでもあるオルスバーグMSEは、新シーズンに臨むにあたり新たにフォード・フィエスタRS RXスーパーカーを製作。フロントラジエーター仕様のこのモデルをフランス・ロエアックのWorldRX公式テストに持ち込むと同時に、ラリークロス界に“インボード式サスペンション”を初導入したGRC仕様のホンダ・シビック・クーペ・タイプRも同時に運び込んでテストを行い、このノウハウを新型フィエスタにも適用したものとみられている。
昨季はMJPレーシング・チーム・オーストリアでWorldRXに参戦したケビン・エリクソンは、ファミリーチームへの復帰を喜ぶと同時に、この新型モデルのパフォーマンスを「侮るべきではない」と自信を見せた。
「何より、こうして家族の元で戦いを挑む決定ができてうれしい。もちろん、発表が遅れたことは事実だけど、僕らのマシンには革新的な機構が数多く搭載されている。それも実績のあるコンポーネントの組み合わせでね。僕はここにただ参戦しているだけではないことを証明できるはずだ」
このオルスバーグMSE製新型フォード・フィエスタRS RXスーパーカーは、公式テスト初日の段階で、GRCシビックの20周を上回る40周のラップを走破し、順調にマイレージを重ねている。
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