マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、2023年以降スパ・フランコルシャン・サーキットで行なわれているベルギーGPがF1カレンダーから姿を消すことになれば、「本当に」残念だと語っている。
F1のオーナーであるリバティ・メディアは、既存のヨーロッパ中心のカレンダーに新天地でのレースを加え、開催数を増やしてきた。
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2022年シーズンはロシアGPの中止により23戦から22戦に減少したものの、開催数はコンコルド協定で定められた上限の24戦に近づいている。そうした現状の中でフランスGPとベルギーGPが瀬戸際に立たされているのだ。
オランダ国籍ながらもベルギー生まれのフェルスタッペンは、スパはお気に入りのサーキットだとして、ベルギーGPをカレンダーから失うことになれば「とても残念」だと語った。
「スパがなくなったらとても残念だ」とフェルスタッペンは言う。
「世界で一番好きなサーキットだし、最近の改修でランオフエリアとかが変わっているからね」
「F1マシン……いやどんなクルマでも、ここは高速コーナーや一連の流れがある素晴らしいコースだと思う」
2023年シーズンからはアメリカ3レース目となるラスベガスGPが加わり、南アフリカでのレースも早ければ来年から復帰すると言われており、その他にもいくつかの都市がF1招致に名乗りを上げていることも確認されている。
ベルギーGPやフランスGPは完全に姿を消すという可能性もあるが、隔年でのローテーション制でレースを開催するオプションも残っている。
ベルギーGPの主催側はこの案に乗り気ではないものの、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)は再びF1がスパを走れるように、妥協案を見いだせればと語っている。
「妥協案があればと思う。結局、僕らはみんなフランスやスパに行くのが好きなんだ」とサインツJr.は言う。
「でも同時に、このスポーツは大きく成長している。F1に参入するために大金を支払うところが沢山あるんだろう。ビジネス的な観点からすると。それにノーと言うのは難しい」
「最良の妥協案はローテーション制で行なうことだと思う。フランスやスパを毎年カレンダーに載せる余裕がないことは理解しているけど、少なくとも2~3年に一度はF1マシンでスパを走れると良いね」
「たとえベガスや南アフリカが加わるとしても、フランスやスパにたまには戻って、そうしたサーキットを楽しみ続けられたらいいな」
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