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日産セレナの全面改良に即してカスタムカーの「AUTECH」や車中泊仕様の「マルチベッド」も新型に移行

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日産セレナの全面改良に即してカスタムカーの「AUTECH」や車中泊仕様の「マルチベッド」も新型に移行

 日産自動車傘下の日産モータースポーツ&カスタマイズは2022年11月28日、日産セレナのフルモデルチェンジに合わせてカスタムカーの新型セレナAUTECHや車中泊仕様の新型セレナ・マルチベッド、ロングステップを配した新型セレナ・ステップタイプ、福祉車両の新型セレナ・ライフケアビークル(LV)シリーズを発表し、ガソリン車を今冬から、e-POWER車を来春に発売すると予告した。

 まずはカスタムカーのセレナAUTECH(373万3400円~415万300円)から解説していこう。

日産セレナが約6年ぶりにフルモデルチェンジ。ガソリン車は今冬から、e-POWER車は来春に発売

 ベース車はハイウェイスターVおよびe-POWER ハイウェイスターVで、外装にはどの角度から見ても美しく輝くようにデザインした、AUTECHブランド車共通の表現であるドットパターンのフロントグリルや、ブルーに発光するシグネチャーLEDを採用し、煌びやかに上質感を演出。また、低重心とワイドスタンスを印象づけ、スポーティさを創出するメタル調フィニッシュの専用パーツを車体下部に装備したほか、シグネチャーLEDを囲むフィニッシャーもメタル調フィニッシュとすることで、低重心や安定感をより強調する。さらに、細部まで丁寧に作り込んだスポークフォルムにダーク金属調シルバーを組み合わせた専用16インチアルミホイールを組み込んだ。ボディカラーは専用2トーンのカスピアンブルー(M)/ダイヤモンドブラック(P)、カーディナルレッド(CPM)/ダイヤモンドブラック(P)、プリズムホワイト(3P)/ダイヤモンドブラック(P)、専用モノトーンのカスピアンブルー(M)を含めて全7タイプをラインアップしている。

 インテリアに関しては、シート表皮に柔らかな手触りで体に馴染むレザレットを採用し、合わせて海面の波の動きをモチーフにした模様を加工する。また、インストフィニッシャーには紫檀(シタン)の木目調パネルを配備し、光を受けるとさりげなくブルーに光るダークグレーの色調でアレンジした。キャビン全体をブラック基調でコーディネートし、ステアリングやシート、ドアトリムなどにAUTECHブランドを象徴するブルーステッチをあしらい、スポーティかつエレガントな室内空間を演出したこともトピックだ。なお、e-POWER車はセカンドシートにキャプテンシートを採用し(乗車定員7名)、快適性をさらに向上させている。

 車中泊仕様の新型セレナ・マルチベッド(365万9700円~469万9200円)に話を移そう。

 ベースモデルはハイウェイスターVおよびe-POWER ハイウェイスターV、XVおよびe-POWER XVに加えて、カスタムカーのAUTECHを設定。シートレイアウトは3列目を取り去った2列シート式に変更し、ここに収納式のベッドシステムを備えることで、高い実用性と快適な休憩のためのスペースを同時に提供する。また、ベース車ではオプションの防水シートを標準で装備し、さらにベッドマットにはシートと同じ防水性のある素材を採用して、汚れが拭き取りやすく手入れが簡単な仕様に仕立てた。さらに今回、e-POWER車の定員が1名増えて5名乗りとなったことに加え、ベッドマットの厚みを増し、より快適な就寝を可能としている。

 一方で新型セレナ・ステップタイプ(330万円~389万7300円)は、ハイウェイスターVおよびe-POWER ハイウェイスターV、XVおよびe-POWER XVをベースに、助手席と助手席側スライドドアから乗降する人が同時に使えるロングステップを装備。助手席ドアもしくは助手席側スライドドアの開閉と連動して、ステップが展開・格納する。また、ステップイルミネーションを配備し、踏面に加えステップ下の路面も照らすことで暗い場所でも安心して乗降ができるうえ、LEDの照明がスタイリッシュさを増幅させる。従来モデルに対してロングステップの奥行を拡大し、乗降性の向上を図ったこともトピックだ。

 そして、福祉車両の新型セレナ・ライフケアビークル(LV)シリーズは、助手席スライドアップシート(303万7000円~349万2000円)、セカンドスライドアップシート(332万8000円~387万1000円)、バックドア部のスロープの格納方法を改良するとともに車いす乗降時の各種操作スイッチを簡明にして操作性の改善を図ったチェアキャブ スロープタイプ(332万3000円~425万7000円)、オプションの車いす固定装置(電動式)のフックを従来の一体型から分離式に変更してより様々な種類の車いすの固定を可能としたチェアキャブ リフタータイプ(332万円~398万4000円)、助手席側スライドドアから乗降する人に加えて助手席でも同時に使えるロングステップを新採用した送迎タイプ(312万700円~385万1100円)のほか、ベース車のシートレイアウトはそのままに乗降時や各シート乗車時に使用できるアシストグリップを標準装備した乗降サポートパック付車(284万200円~357万600円)を新たにラインアップに加える。LVシリーズ全体としては、室内の静粛性と運転の快適性を実現するe-POWER車のラインアップを拡充したことが訴求点だ。

 パワートレインはベースのセレナと共通で、第2世代のe-POWERとガソリンエンジンを設定する。e-POWERは発電用で新開発のHR14DDe型1433cc直列3気筒DOHC直噴ガソリンエンジン(最高出力98ps/5600rpm、最大トルク12.5kg・m/5600rpm)に、EM57型モーター(最高出力120kW/最大トルク315Nm)とリチウムイオンバッテリーを組み合わせ、よりパワフルで気持ちのいい加速性能を実現。一方でガソリンエンジンに関しては、改良版のMR20DD型1997cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンユニット(最高出力150ps/6000rpm、最大トルク20.4kg・m/4400rpm)を搭載。トランスミッションには新コントロールバルブを組み込んだシフトバイワイヤ方式のエクストロニックCVTを組み合わせ、アクセルに対する応答性を向上させるとともに、力強い加速を実現した。

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