ラインナップ拡大計画 新たな小型車発売
今後数年間でラインナップを急速に拡大するアルファ・ロメオは、新型ミトの発売も計画している。
【画像】アルファ・ロメオ・ミト【最新の小型SUVトナーレと写真で比較】 全93枚
同ブランドのジャン・フィリップ・インパラートCEOは、新親会社のステランティスのもと、2030年まで毎年新型車を発表する予定であることを明らかにした。2025年には「ブレンネロ」と名付けられた小型SUVが登場するほか、「ジュリア」と「ステルヴィオ」の後継モデル、さらにクーペの「GTV」の復活が期待されている。
また、ステランティス傘下の他ブランドの技術をうまく利用しながら、新たなエントリーモデルとしてコンパクトカーも準備中である。2008年に発売されたミトは、3ドアモデルの需要減退を踏まえ、2019年に販売終了となった。
当時、欧州部門責任者であるロベルタ・ゼルビは、「ミトは3ドアですが、人々はますます5ドア車を選ぶようになっています」と説明した。したがって、今度のミトは、売り上げを確保するために必然的に5ドアとなる可能性が高い。
先代も5ドアだったらもっと売れていた?
プラットフォームの候補は2つある。1つは新型フィアット500のもので、これは主に電動コンパクトカーのために開発され、コスト分散のために他ブランドでの使用が予想されている。
もう1つは、プジョーe-208が使用しているe-CMPプラットフォームで、そのプロポーションが明らかにコンパクトカーに理想的であるため、こちらの方が選ばれる可能性が高い。
アルファ・ロメオは2025年から内燃機関を完全に廃止するため、新型ミトはEV専用モデルになる見込みだ。50kWhのバッテリーと出力136psのモーターで航続距離約340kmを実現するe-208のセットアップを踏襲すると思われる。
アルファ・ロメオ英国部門責任者のダミアン・ダリーは、新しいコンパクトカーの発売を認めるにとどまったが、次のように述べている。
「当ブランドはアルファスッドのようなコンパクトスポーティカーを販売してきた歴史があります。市場の中でも興味深い分野であり、大量生産が可能で、より幅広い製品を展開することができます」
「ミトは3ドア車でしたが、もし5ドアだったら、マーケットはもっと大きくなっていたはずです。電動化の次のステップはフル電動化であり、コンパクトカーは(それと)うまく調和し、ニーズに合ったクルマを使えるようになります」
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