現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「2.0L化+T78タービンで600psを絞り出すモンスターEG6シビック!」軽量ボディとターボパワーの組み合わせは強烈すぎる!

ここから本文です

「2.0L化+T78タービンで600psを絞り出すモンスターEG6シビック!」軽量ボディとターボパワーの組み合わせは強烈すぎる!

掲載 更新 25
「2.0L化+T78タービンで600psを絞り出すモンスターEG6シビック!」軽量ボディとターボパワーの組み合わせは強烈すぎる!

T78ターボ仕様で異次元の加速を見せるハイパワーEG6!

シビックのステージはワインディングやサーキットだけじゃない!

「トラブルを乗り越えつつ距離を刻む走行12万キロのBNR34」雪の日もアテーサ制御で元気にGT-R通勤!

ワインディングやサーキットで速さを見せつける軽量FFマシンというイメージが強いEG6。ところが北海道のメイクアップが製作した1台は、前置きインタークーラーにワイドフェンダーが異色の存在感を放っているゼロヨン仕様なのだ。細部を見ていく。

エンジンはB20Bの腰下にB16Aヘッドをドッキング。ボア1mmオーバーサイズとなるOS技研の84.5φ鍛造ピストンにH断面コンロッドが組まれる。VTECコントローラーによってハイカムへの切り替わりポイントを6500rpmにセットしており、レブリミットは9500rpmだ。

ワンオフEXマニを介して装着されるのはT78-29Dの14cm2。エンジン横置きのFF車だけに、シリンダーブロックやラジエターコアサポートとのクリアランスはギリギリ。このスペースによく収めたと感じざるを得ない仕上がりだ。

ウエストゲートはT78やT88、TD07Sなどビッグタービンに対応した大容量のGreddyタイプCをチョイス。EXマニやタービンを含めて、そのレイアウトに苦労の跡がうかがえる。手前に見えるラジエターはRGの真鍮2層タイプだ。

スロットルはノーマルの62φに対してバタフライ径を70φに拡大したスプーン製をチョイス。これでパイピングを80φにすることが可能になった。サージタンクはB16A用が使われている。

エキゾースト関係はメインパイプ径はフロントパイプに合わせた80φ、テールを115φとしたオリジナルフルチタンマフラーを装着。最低地上高を稼ぐため、基本的にノーマルと同じパイプレイアウトとされている。

OS技研ツインプレートクラッチを介してB16B用純正ミッションを装着。デフにはクスコLSDが組まれるがクロス化は行われておらず、ファイナルまで含めてギヤ比はノーマルのままだ。とりあえずはミッションが壊れるまでこの仕様でいくという。

サスはHKSハイパーマックスIIダンパーに、フロント9kg/mm、リヤ10kg/mmというスプリングをセット。また、600psものパワーによるトラブルを防ぐため、ドライブシャフトはテクノプロスピリッツの強化品に交換済みだ。

フロントタイヤはニットーNT555Rの245/50-16。これを収めるために、フェンダーはワンオフ加工によって片側50mmほどのワイド化が図られている。「フェンダーアーチのラインがちょっとRX-8っぽいんだよね」とは、メイクアップの本田代表。

個性的にまとめられた室内。ダッシュボード右側にはオートメーターのタコメーターをセット。センターのエアコン吹き出し口をカーボンパネルで覆ったところにはデフィの追加メーターが4連で装着している。

シフトブーツやロールバーパッドとともにシートも黄色でコーディネイト。ストリートでの使い勝手も考えて、セミバケタイプを装着している。ロールケージはセーフティ21の7点式だ。

スワップされたB20Bは、同じB系エンジンでもB16Aよりシリンダーブロックが高く、純正ボンネットではカムカバーが思いきり干渉してしまう。そこで中央部を大きく盛り上らせたカーボンボンネットをワンオフ製作することに。

大型のインタークーラーやフロントのワイドフェンダー、2.0L+T78タービンという仕様からかなりのジャジャ馬を想像させるマシンだが、実際の性格は下からトルクが湧き上がり、街乗りも十分こなせる仕様。VTEC+ターボの組み合わせは非常に相性が良いのである。

ゼロヨンが盛んな北海道らしいチューニングカーだが、シビックの楽しみ方を再定義してくれるような1台だ。

●取材協力 メイクアップ 北海道石狩市樽川42-2 TEL:0133-72-4177

こんな記事も読まれています

マツダ新型「スポーティ“セダン”」初公開!? 迫力エアロの「BP-07」!  精悍リアスポも超カッコイイ「マツダ3」登場へ
マツダ新型「スポーティ“セダン”」初公開!? 迫力エアロの「BP-07」! 精悍リアスポも超カッコイイ「マツダ3」登場へ
くるまのニュース
何度乗っても良いバイク! BMW Motorradの『G310R』に試乗するよ!~高梨はづきのきおくきろく。~
何度乗っても良いバイク! BMW Motorradの『G310R』に試乗するよ!~高梨はづきのきおくきろく。~
バイクのニュース
伝統の鈴鹿1000kmがついに復活! 2025年9月にインターコンチネンタルGTチャレンジの1戦として開催
伝統の鈴鹿1000kmがついに復活! 2025年9月にインターコンチネンタルGTチャレンジの1戦として開催
motorsport.com 日本版
新型[マツダ6]がカッコ良すぎるだろ!! 満タン[1000km超え]を実現!? 2025年に日本導入か
新型[マツダ6]がカッコ良すぎるだろ!! 満タン[1000km超え]を実現!? 2025年に日本導入か
ベストカーWeb
トヨタ『セリカGT-FOUR』再来プロジェクト進行中!! 『GR 86』に『GRカローラ』のパワートレイン移植
トヨタ『セリカGT-FOUR』再来プロジェクト進行中!! 『GR 86』に『GRカローラ』のパワートレイン移植
レスポンス
【スズキ GSX-8R 試乗】フラッグシップよりも重要なもの…鈴木大五郎
【スズキ GSX-8R 試乗】フラッグシップよりも重要なもの…鈴木大五郎
レスポンス
「実質タダで乗れてサイコー!」 新車価格より“高く売れる!?” 「資産価値の高い」国産車3選
「実質タダで乗れてサイコー!」 新車価格より“高く売れる!?” 「資産価値の高い」国産車3選
くるまのニュース
ノリス、優勝逃した前戦の”自己批判”を撤回。ただフェルスタッペン打倒には「最後の1%が必要」
ノリス、優勝逃した前戦の”自己批判”を撤回。ただフェルスタッペン打倒には「最後の1%が必要」
motorsport.com 日本版
乗用車の比じゃないほどの距離を走るタクシー! 走りまくっているのにナゼ「汚れた」車体を見かけないのか?
乗用車の比じゃないほどの距離を走るタクシー! 走りまくっているのにナゼ「汚れた」車体を見かけないのか?
WEB CARTOP
あつまれ「#オプカン女子」! 第3回“女子会”、7月21日開催へ 参加者募集中
あつまれ「#オプカン女子」! 第3回“女子会”、7月21日開催へ 参加者募集中
レスポンス
ボルボXC60もビシキマ!! ウエッズこだわりの鍛造ホイール
ボルボXC60もビシキマ!! ウエッズこだわりの鍛造ホイール
ベストカーWeb
沼津~下田 伊豆半島「信号ゼロ」へ”最後の区間”に反響多数!?「早急に完成して」「伊豆に必要」事業進行中の「伊豆縦貫道」どこまで進んだ!?
沼津~下田 伊豆半島「信号ゼロ」へ”最後の区間”に反響多数!?「早急に完成して」「伊豆に必要」事業進行中の「伊豆縦貫道」どこまで進んだ!?
くるまのニュース
レッドブル、FP1でのトラブル原因は油圧センサーだと説明「今回は走り出し直後からクルマが良かった」
レッドブル、FP1でのトラブル原因は油圧センサーだと説明「今回は走り出し直後からクルマが良かった」
motorsport.com 日本版
「秋田道」ついに“一応”つながる 延期した区間が2年遅れの開通にメド ただし改良部は延期に
「秋田道」ついに“一応”つながる 延期した区間が2年遅れの開通にメド ただし改良部は延期に
乗りものニュース
ホンダから「ちょうどいい小型ミニバン」新登場! おしゃれな「エアー」とゴツい「クロスター」ふたつの個性を備えた新型「フリード」の魅力とは
ホンダから「ちょうどいい小型ミニバン」新登場! おしゃれな「エアー」とゴツい「クロスター」ふたつの個性を備えた新型「フリード」の魅力とは
VAGUE
6速MT&三菱進化エンジン搭載!? 「斬新SUV」世界初公開! 59年ぶり全面刷新の新型「BJ212」とは? 中国で発表
6速MT&三菱進化エンジン搭載!? 「斬新SUV」世界初公開! 59年ぶり全面刷新の新型「BJ212」とは? 中国で発表
くるまのニュース
爆買いしても大丈夫! 収納力バツグンで快適&便利なスズキのビッグスクーター「バーグマン400 ABS」に乗ってみました!
爆買いしても大丈夫! 収納力バツグンで快適&便利なスズキのビッグスクーター「バーグマン400 ABS」に乗ってみました!
バイクのニュース
レッドブルF1が今年のグッドウッドに登場。フェルスタッペンはタイトル獲得マシン『RB16B』でデモランを実施へ
レッドブルF1が今年のグッドウッドに登場。フェルスタッペンはタイトル獲得マシン『RB16B』でデモランを実施へ
AUTOSPORT web

みんなのコメント

25件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

324.1398.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

15.0450.0万円

中古車を検索
シビック (ハッチバック)の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

324.1398.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

15.0450.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村