MHEV付の直6ディーゼルやブランド初のPHEVを採用。先進の運転支援装備も一気に充実、グレードアップ感が加速する。(Motor Magazine2021年7月号より)
パワートレーンも、先進の運転支援システムも劇的進化が止まらない
ジャガーブランドは2021年モデルの受注がスタート。内外装のブラッシュアップはもちろん、魅力的。だが、最新のインフォテインメントシステムに加え、ブラインドスポットアシスト、アダプティブクルーズコントロール、アクティブロードノイズキャンセレーションやフルオートパークアシストなど、高い利便性と安全装備が積極的に盛り込まれていることにも注目したい。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
中でもとくに注目度が高いのが、コンパクトSUV「Eペイス」に新たに設定された、プラグインハイブリッド(PHEV)モデルだろう。フロント搭載の直3ガソリンエンジンと、後輪を駆動する電気モーターのコンビネーションで、システム出力は309ps/540Nmを発生、最高速度は216km/h、0→100km/hは6.5秒という俊足モデルに進化した。
搭載されるバッテリーは15kWhで、200Vの普通充電に対応。エンジンによって積極的に発電、充電を行うアテインモードなど、ジャガーらしい実用性を重視した機能も充実している。
ランドローバーブランドにおいては、高い走破能力と耐久性を誇る、本格派4輪駆動スポーツ、ディフェンダーが2020年4月に、5ドアボディの「110」から日本導入がスタート。2022年モデルから、3L直6ディーゼルターボも設定される。そして「ディフェンダー 90」がいよいよ日本に上陸。より短いオーバーハングによって、オフロードでの走破性が高いだけでなく、街乗りでの取り回しもより優れている。グループ全体で、SUVラインナップ全般のポテンシャルアップが著しく進んでいる印象がある。(文:Motor Magazine編集部 神原 久)
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