7度のF1世界チャンピオンであるルイス・ハミルトンは、今季限りでメルセデスAMG F1との契約が満期を迎えるが、亡きスターリング・モスのように”最期まで”メルセデスとの関係を続けたいと考えている。
37歳のハミルトンは、13歳の時からメルセデスと組んでいたマクラーレンのサポートを受け、2007年のF1デビュー以降メルセデスエンジン一筋でF1を戦い、メルセデスワークス所属11年目を迎えた。
■勝てるマシンを提供できなければ……メルセデスF1代表、将来的なハミルトンのチーム離脱も覚悟「そうなっても恨みはない」
現在のハミルトンとメルセデスの契約は2023年末までとなっており、契約延長は形式的なモノだとハミルトンは語っていたものの、現時点では契約の更新は発表されていない。
メルセデスのモータースポーツ活動を統括し、F1チームを率いるトト・ウルフは、チームが競争力のあるマシンを提供できなければ、ドライバーが他チームへの移籍を検討することは当然のことだと認めている。
しかし、ハミルトンはメルセデスを離れるといった説を否定し、メルセデスとの関係が深い”無冠の帝王”ことモスのように、「最期まで」メルセデスとの繋がりを保っていたいと考えている。
「素晴らしい気分だよ」とメルセデスでの状況についてハミルトンは語る。
「とても居心地が良いんだ。家族だね。正直、最期の日までメルセデスと一緒にいようと考えている」
「レジェンドを例に挙げると、スターリング・モス卿は最期までメルセデスに在籍していた」
「だから、いつかそうなることが僕の夢だったんだ……僕はそう考えているから、ブランドと共にこの関係を築き上げていきたい」
ハミルトンはメルセデスでの功績から既にブランドのアンバサダーとなっているが、「本当に貢献できる」限り、チームのレースシートに留まっていたいと語っている。
「チームには素晴らしい仲間がいる。素晴らしい関係を築いているんだ」とハミルトンは言う。
「僕個人としては、チームを助けて前進させ、貢献し続けられる限り、ここに留まりたいと考えている」
「もしそれができないと感じる時が来たら、若いドライバーが僕のシートに座る番だ。でも僕はまだ、僕は若いし身体も問題ないよ」
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