現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > スバルとポルシェが融合した「レガシィ ブリッツェン」のオーナーは平成生まれ! ビデオで憧れた「B4」が忘れられずゲット

ここから本文です

スバルとポルシェが融合した「レガシィ ブリッツェン」のオーナーは平成生まれ! ビデオで憧れた「B4」が忘れられずゲット

掲載 19
スバルとポルシェが融合した「レガシィ ブリッツェン」のオーナーは平成生まれ! ビデオで憧れた「B4」が忘れられずゲット

ポルシェデザインが手掛けたエアロを纏う

1990年から1999年に生産された車両のミーティングということで、その名もズバリ「キューマル」。当時はバブルの影響もあり、自動車メーカー各車がそれなりの予算と威信をかけて、さまざまな車両を開発してきた。それゆえ、なぜこんなものが? と今では考えられない個性豊かな車種にあふれていたのだった。ここではスバル「レガシィ ブリッツェン」を紹介しよう。

開催地非公開の「福岡キューマルミーティング」に潜入取材! オジサン世代は懐かしく若者世代は新鮮な世代を超えたイベントでした

幼少期に観た「B4 RSK」のカッコよさに一目惚れ

スバルは、以前より特別仕様車の設定が多いメーカーである。モータースポーツ部門を担うスバルテクニカインターナショナル(以下STi)という専門の会社があることが理由のひとつだが、とりわけ歴代「レガシィ」の中でも1998年から2003年まで製造された3代目。いわゆるBE/BH系から、STi監修による車両が積極的にリリースされた印象がある。今回紹介する真っ赤な「レガシィB4」もそんな時代に誕生した、貴重な特別仕様車なのだ。

ベース車両は3代目「レガシィB4 RSK」。ワゴンとセダンの2種類のボディタイプで席巻していたスバルが、この3代目のセダンを「B4」と名付け、スポーティグレードへと設定変更しワゴンと差別化している。特に「RSK」と呼ばれた最上級グレードは、名機と呼ばれた水平対向4気筒2000ccのEJ20ターボを搭載し、5速MT仕様で280ps(4速ATで260ps)を達成。

そしてその外装類の意匠をドイツのポルシェデザインが手掛けるという、夢のようなコラボレーションを実現し、その後シリーズ累計7モデルが作られた「レガシィ ブリッツェン」のファーストモデルである。

こちらのオーナーである大田銀次郎さんは、まだ27歳の平成生まれ。2000年式の愛車とは、4歳しか歳の差が離れていないが、彼もまた、20歳代の“キューマル”車オーナーだった。

「僕がレガシィB4を意識したのは、子供の頃に見たビデオの影響ですね。クルマ好きの母親が当時クルマを乗り換える際に、その時の担当の方が僕にプレゼントしてくれたんです。その方はダイハツの方でしたけど(笑)」

大田さんが影響を受けたという内容は、「レガシィB4」と同じカテゴリーにあるライバル車との比較企画だったそうだ。BMW、スカイラインといった車両の中で、特に「B4」の存在に目を奪われたそう。その後、18歳で免許取得後にしばらくは母からのおさがりでダイハツ「ムーブ」に乗っていたが、初めて自分で手に入れたのが4代目「レガシィ」BL後期となった。

その時点で3代目「レガシィB4」にも興味はあったが、すでに古いクルマだったこともあり、維持費の事を考えて断念。しかし、結果的には愛車となったBLも故障個所が増えてきたことで、その後は初代ホンダ「ヴェゼル」(RU型後期)へと乗り換え、2年前まではスバルライフから遠ざかっていたのだった。

個体を見つけるも、2カ月悩んだ末の決断

しかし、出会いは突然やって来た。ヴェゼルに乗っているときに、「本当はB4が好きだったんだよなぁ」と思い出し、ふと某中古車サイトを検索。そこでこの真紅の「レガシィ B4ブリッツェン」(BE型)を発見してしまったのだ。

「僕が見たビデオは、レガシィ ブリッツェンではなかったんです。でも、これならばそんなに人と被ることはないし、なんといってもこのエアロが魅力的でした。それでもやっぱり2カ月ほど悩んだのですが、諦めきれなくて買ってしまいました」

この個体は1オーナーの低走行車だった。しかも、前オーナーが大切にしていたようで、とても綺麗な車両だったそう。それも大田さんが購入に踏み切れたきっかけだったのは間違いない。

「古い車両なので、ステアリングのガタや多少のオイル漏れはありましたが、走れなくなるようなトラブルは一切ありません。レガシィ ブリッツェンのイメージカラーとして、このプレミアムレッドがカタログにもメインで登場していますし、買って良かったです。 燃費!? 燃費のことは一切気にしないことにしました(笑)」

幼少の頃の原体験を、大人になって実現させる。好きな物を諦めることなくずっと心に留めておけば、いつか必ず夢は叶うということを、大田さんが教えてくれた気がする。

こんな記事も読まれています

横浜ゴムが静岡県三島工場の「モータースポーツタイヤ」生産能力を増強
横浜ゴムが静岡県三島工場の「モータースポーツタイヤ」生産能力を増強
カー・アンド・ドライバー
「運転しやすいのは?」「体力的に辛いのは?」「コスト面は?」 スーパーGTのGT500と300の違いを参戦チーム&ドライバーに直撃した
「運転しやすいのは?」「体力的に辛いのは?」「コスト面は?」 スーパーGTのGT500と300の違いを参戦チーム&ドライバーに直撃した
WEB CARTOP
三菱 eKクロスEVを全方位アップデートし車内Wi-Fiや運転支援、安全装備も機能向上
三菱 eKクロスEVを全方位アップデートし車内Wi-Fiや運転支援、安全装備も機能向上
Auto Prove
軽くて強くて見た目もいいクルマの最強パーツ素材「カーボン」! 「ただし割れたら一巻の終わり」という噂について本当に修理できないのか探ってみた
軽くて強くて見た目もいいクルマの最強パーツ素材「カーボン」! 「ただし割れたら一巻の終わり」という噂について本当に修理できないのか探ってみた
WEB CARTOP
F2王者プルシェールが急遽離脱となったTEAM IMPUL、星野一樹監督は前を向く「バーニコートにもすごく期待している。開幕戦のリベンジを」
F2王者プルシェールが急遽離脱となったTEAM IMPUL、星野一樹監督は前を向く「バーニコートにもすごく期待している。開幕戦のリベンジを」
motorsport.com 日本版
新型3列シートコンパクトSUV登場、航続400kmのEVも設定…オペル『フロンテラ』
新型3列シートコンパクトSUV登場、航続400kmのEVも設定…オペル『フロンテラ』
レスポンス
毎年大盛況の世界最大級のカングー・オフ会「カングージャンボリー」! 今年も10月に山中湖交流プラザ きららで開催決定!
毎年大盛況の世界最大級のカングー・オフ会「カングージャンボリー」! 今年も10月に山中湖交流プラザ きららで開催決定!
WEB CARTOP
その音楽が愛と希望を与えてくれる!“レゲエの神様”の激動の生涯を描く『ボブ・マーリー:ONE LOVE』
その音楽が愛と希望を与えてくれる!“レゲエの神様”の激動の生涯を描く『ボブ・マーリー:ONE LOVE』
バイクのニュース
新潟県初出店となる「ライコランド新潟店」が6/7オープン! オープニングイベントを6/7~9開催
新潟県初出店となる「ライコランド新潟店」が6/7オープン! オープニングイベントを6/7~9開催
バイクブロス
MINI 新型の全モデル、車内エンタメ「SiriusXM 360L」標準装備…米国仕様
MINI 新型の全モデル、車内エンタメ「SiriusXM 360L」標準装備…米国仕様
レスポンス
ジムニー好き必見! ピカピカの「初代ジムニー」をいつでも見られる場所がある!?
ジムニー好き必見! ピカピカの「初代ジムニー」をいつでも見られる場所がある!?
くるくら
【人とくるまのテクノロジー展2024】コンチネンタル・オートモーティブは路上からクラウド、仮想から現実を繋ぐ未来のモビリティビジョンを展示
【人とくるまのテクノロジー展2024】コンチネンタル・オートモーティブは路上からクラウド、仮想から現実を繋ぐ未来のモビリティビジョンを展示
Auto Prove
ZF、北米アフター市場で攻勢…ザックス製可変ダンパーなど36部品を発表
ZF、北米アフター市場で攻勢…ザックス製可変ダンパーなど36部品を発表
レスポンス
しっかり悩んでみる価値はあり! 超個性派トンガリモデル、ベストバイはこれ!【ダイハツ/トヨタ・コペン/コペンGR SPORT】
しっかり悩んでみる価値はあり! 超個性派トンガリモデル、ベストバイはこれ!【ダイハツ/トヨタ・コペン/コペンGR SPORT】
月刊自家用車WEB
【F1メカ解説】アストンマーティンF1の新しいフロントウイングを確認。その他のアップデートは金曜日明らかに!
【F1メカ解説】アストンマーティンF1の新しいフロントウイングを確認。その他のアップデートは金曜日明らかに!
motorsport.com 日本版
三菱自動車、eKクロスEVを一部改良 新色の追加や安全性能を向上
三菱自動車、eKクロスEVを一部改良 新色の追加や安全性能を向上
日刊自動車新聞
日産R34「スカイラインGT-R」がラストか!? 米の中古車輸入を緩和する“25年ルール”に変化の兆し 「高額取引が続く日本のスポーツカー」の未来とは
日産R34「スカイラインGT-R」がラストか!? 米の中古車輸入を緩和する“25年ルール”に変化の兆し 「高額取引が続く日本のスポーツカー」の未来とは
VAGUE
ジヤトコは「技術と情熱」で可能性を拡げる…人とくるまのテクノロジー展 2024で電動化と新規事業について展示予定
ジヤトコは「技術と情熱」で可能性を拡げる…人とくるまのテクノロジー展 2024で電動化と新規事業について展示予定
レスポンス

みんなのコメント

19件
  • わんこ
    鰤は特別感はあったけど個人的には標準状態の方が好み。今は分からないけど一昔前は中古が安くて狙い目だった。
    BEは不等長エキマニだからマフラー交換で往年のボクサーサウンドが聴けるし使い回しのいい5ナンバーサイズ、高めのボディ剛性とターボはインプに劣るものの決して低くない動力性能で大変ドライビングプレジャーに優れたセダンだったと思います。
  • nib********
    ポルシェデザインは、フェルディナント・ポルシェ博士の長孫のブッツィー・ポルシェさんが興したデザイン会社で、同じポルシェの名前が付いていても、クルマメーカーのポルシェとは、直接的そして資本的な繋がりは無いですね。

    その社名は、ご自身の名前(ラストネーム)がその由来ですね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

150.5276.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

44.0338.0万円

中古車を検索
レガシィの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

150.5276.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

44.0338.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村