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メルセデス・ベンツ 新型Tクラス、欧州価格発表 アクティブな高級ミニバンは約400万円から

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メルセデス・ベンツ 新型Tクラス、欧州価格発表 アクティブな高級ミニバンは約400万円から

ドイツ価格は約400万円から 日本仕様は?

欧州向けの新型メルセデス・ベンツTクラスの価格が明らかになった。ドイツでは2万9314ユーロ(約400万円)からとなっている。

【画像】メルセデス・ベンツTクラス【カングーやライバル車と写真で比較】 全115枚

Tクラスは、ルノー・カングーと構造を共有する新しい小型ミニバンで、同価格帯のフォルクスワーゲン・キャディなどがライバルとなる。

中間グレードの「スタイル」は約430万円からで、合成皮革シート、クロームのインテリアディテール、アンビエントライト、後部座席用の折りたたみ式テーブルが標準装備される。エクステリアでは、16インチの5本スポークホイールとリアプライバシーガラスが追加されている。

最上級グレードの「プログレッシブ」は約450万円からで、マットシルバーのインテリアディテール、リアドアの電動ウィンドウを標準装備。また、16インチ10スポークアルミホイール、LEDハイパフォーマンスヘッドランプ、LEDリアランプも装備される。

さまざまなオプションパッケージも用意されている。ワイヤレス充電、キーレススタート、アップグレードライトを含む「テクノロジー・パック」は約20万円、ステアリングヒーター、ヒーター付フロントガラス、シートヒーターを含む「ウィンター・パック」は約9万円となっている。

「ナビゲーション・パック」は約10万円で、MBUXインフォテインメント・システム、音声アシスタント、アンビエントライトが含まれる。「ミラー・パック」は約4万円で、電動格納ミラーと自動防眩ミラーを追加できる。

現時点では、日本仕様の導入情報は確認されていない。

来年には7人乗りの大型モデルも

Tクラスは、ルノー・カングーの兄弟車であり、フランス北部にあるルノーの工場で生産される。

当初は5人乗りのスタンダードホイールベース仕様に、4気筒のガソリンおよびディーゼルエンジン搭載したモデルが販売される。2023年には、7人乗りのロングホイールベース仕様がラインナップに加わる予定。

Tクラスはまた、EVである新型EQTのベースにもなっている。EQTには最新のルノー・カングーZEと同じパワートレインが採用される。

メルセデス・ベンツのバン部門の責任者であるマティアス・ガイゼンは、新型Tクラスについて、「アクティブな家族連れからスポーツ愛好家まで、広いスペースを必要とするすべての人のためのクルマです」と語っている。

Tクラスは、カングーよりもシタンに似たスタイリングが特徴的だ。フロントエンドには、クロームのアクセントと大きなスリーポインテッドスターを配したグリルを装備。ロアパネルをブラックで統一するなど、バンパーのデザインも新しい。

また、ヘッドライト、ボンネット、フロントウイングは、バン部門の最新モデルとして独自に開発されたものだ。

Aピラーから後ろはカングーに近いスタイリングだ。フロントは従来のヒンジ式ドア、リアはスライドドア(開口部は高さ1059mm、幅615mm)で、サイドウィンドウは固定式となっている。

リアエンドはほぼ垂直で、テールゲートを開けた際の床面の高さは561mmに抑え、荷物の積み下ろしを容易にしている。テールゲートは、2分割のドアに変更することもできる。

スタンダードホイールベースのTクラスのサイズは、全長4498mm、全幅1859mm、全高1811mm。

メルセデスらしい上質なインテリア

インテリアは、マルチファンクション・ステアリングホイール、アンビエントライト(最大8色)、丸型エアベントなど、メルセデスらしい個性的なデザインに仕上げられている。

前席のシートクッションは、ルノー・カングーよりも高級志向の作りになっているほか、アームレストやドアパネルなどには人工皮革を採用している。後席は折りたたみ可能で、ラゲッジルームとほぼフラットなフロアにすることができる。

7.0インチのインフォテイメントディスプレイには、Aクラスと同じ車載システムMBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)が搭載され、「ヘイ、メルセデス!」の音声コントロールなども可能だ。

ミニバンらしく、大容量のドアボックスや小物入れなど、実用性に重きが置かれている。フロントシートの背面には、折りたたみ式のプラスチック製テーブルが内蔵されている。

スタンダードホイールベース仕様のラゲッジ容量は517Lで、Bクラスより31L多くなっている。

直列4気筒エンジンに7速DCTを組み合わせ

欧州の自動車安全テスト、ユーロNCAPで5つ星を獲得するために安全装備も充実させている。例えば、7つのエアバッグのうち、センターエアバッグは運転席と助手席の間に展開され、側面衝突時に乗員同士が接触するリスクを軽減する。

運転支援システムとしては、タイヤ空気圧モニター、緊急通報機能、ヒルスタートアシスト、横風アシスト、ドライバー監視、クロストラフィック機能付きアクティブブレーキアシスト、レーンキープアシスト、ブラインドスポットモニター、スピードリミットアシストが標準装備される。

パワートレインは、1.3L 4気筒ガソリンと1.4L 4気筒ディーゼルを採用。ガソリンモデルは最高出力102psの「T160」と、131psの「T180」を用意。ディーゼルモデルは95psの「T160d」と、116psの「T180d」を用意している。

全車アイドリングストップ機能を備え、WLTPサイクルの複合燃費は、ガソリンモデルで13.7~15.1km/l、ディーゼルモデルで16.9~18.8km/lとされている。

いずれも6速MTが標準装備され、7速DCTはオプションとなっている。

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
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みんなのコメント

17件
  • ベンツにバッジにこだわらなければ買う理由はないかな🤔
    ベンツ乗ってるぜ!がほしい方はどうぞ。安いし
  • 安い!mazdaとかトヨタからも全然乗り換えられる!リセール気にしてる人は無理だけどね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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