ゴム類は専用部品かつ劣化していくものの代表格
ある人にとってはダメでも、別の人にとっては最高。男女と同様、クルマにもそれぞれに相性があるように思える。そもそも、そんな存在にすべての人が出会えるわけではないのも男女に似ているが、もし出会えたとすると、一生添い遂げたくなる。そんなクルマに出会えたら、何を準備しておけばいいのだろうか?
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指定されたメンテナンスを実施するというのは当然として、部品の確保が大切になる。オイルフィルターなどの流用ができるものや、ブレーキパッドのように社外品の供給が多く、最悪の場合は削って加工すれば付けられるようなものは、ストックするに越したことはないが、優先順位は低い。
問題は車種専用部品かつ、劣化していくものだ。その代表格がゴム類で、ウインドウまわりのウェザーストリップや、ドア、ボンネット、リヤハッチなどのフチゴムなどは消耗する割には、各メーカーとも供給ストップが早いから困ることが多い。機能部品としてはエンジンマウントが該当する。そのどれもが、車種ごとに専用なので、流用ができないのも痛い。
さらにレンズ類も大物になってしまうが、可能ならストックしておきたいところ。とくにフロントとテールランプは劣化するだけでなく、事故時に割れてしまうこともある。ボディパネルは最悪、板金すれば修復が可能だが、レンズはゴム類同様に車種ごとに形が違うので流用はできず、自作や加工流用するのがほぼできない部品だ。そういう意味ではかなりの大物だが、ガラス類も同じではある。
内装部品は早い段階で製造中止になることも
同様に、内装部品は流用ができない割にはけっこう早く製造中止になる部類だ。ドアの内張りやインパネなどで、内装部品が壊れて機能不全になることはないものの、見た目につながる部分なのでいつまでも気持ちよくリフレッシュして乗りたいという際には困ることがある。ちなみにR32 GT-Rでけっこう早い時期に入手不可になったのは内装関係で、あっさりなくなったと記憶している。
そのほか、エンジンやミッションのオイルシールキットがあればそれを一式ストックしておくと便利。小さなパッキンが製造中止になっていて困ることもある。
メカまわりではショックアブソーバーも車種専用なのでなくなると困るし、最近は交換することも減っているので社外品も少ない。タイプによってはオーバーホールできるが、できない場合は抜けたまま乗り続けるしかないので注意が必要だ。
いずれにしても長く乗りたいなら、今回紹介したモノを中心に、ある程度ストックしておくことが大切だ。中古部品が入手しやすい環境になっているとはいえ、重要なものはみんなが探しているからか、出てこなかったり、出てきても高額だったりすることもある。
猛者ともなると、部品取り車を用意する人もいるが、エンジンやミッションまでもぎ取れるので、結果として安く上がるのは確かだ。置いておく場所が問題だが……。
部品のストック以前に、丁寧な乗り方をすることで、各部の消耗を抑えることができるし、事故や衝突を回避して損傷も防げるので、長く維持したいなら、まずは乗り方から意識したほうがいいだろう。また「一生乗り続けます!」という人に限って手放したりするので、気張らず所有するのもコツだ。
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みんなのコメント
不人気車でしたので、部品はどこにもありません。
再走行に向けての核となる小さな部品を再生してくれるお店をやっと探しました。
次を考えると、ここで売るかとも思いましたが、唯一無二で他に代わるものが見つかりません。
遂に、部品取り車をかいました。
泥沼です。