■バブル全盛、狂乱の時代が到来
8代目クラウンは、輸入車が勢力を増すなかで日本車としての信頼性を売りにしていたと言われています。
トヨタ クラウン史上最大の失敗作? 4代目クラウンは本当に駄作だったのか
8代目クラウンが登場した1987年は、いわゆるバブル時代の全盛期でした。株価や地価はとどまることを知らず高騰し、経済的余裕を持った日本企業が海外へと進出しました。輸入車の販売台数が増加し、BMWやメルセデス・ベンツが「六本木のカローラ」などと呼ばれる時代でした。当時のトヨタを代表するクルマとしては、“ハイソカー”と呼ばれた2ドアクーペのソアラが有名ですが、もちろんクラウンも過去にないほどの売れ行きを見せました。
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