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メルセデスAMG GLC 43 4MATIC クーペ試乗レポート

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メルセデスAMG GLC 43 4MATIC クーペ試乗レポート

2017年2月にデビューしたメルセデス・ベンツのミドルサイズSUV「GLCクーペ」。そのAMGモデルに試乗することができた。Cクラスとプラットフォームを共有するGLCクーペは、目を惹くデザインと、クーペライクなスタイルでありながら、実用性もある新しいSUVだ。さっそくその詳細をお伝えしよう。
<レポート:高橋明/Akira Takahashi>

このところのメルセデスの新型車ラッシュには目を見張るものがあるが、SUVのラインアップだけでも7モデルになった。GLA、GLE、GLEクーペ、GLS、Gクラス、そして新たに加わったGLC、GLCクーペというラインアップだ。

ボディサイズは全長4735mm、全幅1930mm、全高1590mm、ホイールベース2875mmで、全幅がワイドなのが特徴。試乗したAMGモデルはV6ツインターボのガソリンエンジンに、9G-Tronic(9速AT)を搭載したモデル。出力は367ps/270kW、520Nmと強烈だ。価格は910万円(税込み)。

■モデルラインアップ
ここでGLCクーペのグレードを見てみると、SUVモデルらしく、4WDである4MATICをメインにグレード展開している。エントリーモデルとなるのは、ここはFFで、2.0Lガソリンターボを搭載する200と200スポーツ。それぞれ627万円、667万円となっている。ガソリンの出力違い、プラスエアサスペンションを持つ250があるが、こちらは4MATICの本革仕様になり799万円だ。

ディーゼルでは、220dと220dスポーツがあるがどちらも4MATIC。価格は713万円と775万円。さらにプラグインハイブリッドモデルもラインアップし、350e 4MATICで903万円となっている。それとトップモデルになるAMGがあるというラインアップだ。今回試乗したモデルで、正式名は「メルセデスAMG GLC 43 4MATIC クーペ」。

GLCクーペはプレミアムミドルサイズSUVだから、ラグジュアリーであり、ゴージャスでもある。さらにSUVの要素を兼ね備えたモデルという位置づけだ。そしてGLCよりもスポーティな位置づけであることも特徴のひとつだ。それはデザイン的にもクーペライクなシルエットに、大型のフロントエアインテーク、すべてのメルセデス・ベンツのクーペモデルに採用されているリヤのスポイラーリップも標準装着されていることからもわかる。

シャシーはフロントが4リンク式でリヤはマルチリンク。前述したエア・ボディコントロール・サスペンションを持つ250やダンパー内のオイル流量を変化させて減衰をコントロールするアジリティコントロールサスペンションを装備する220dなど、モデルによってサスペンションが異なっている。

そして、クルマのキャラクターを変えるとでも表現できるダイナミックセレクトも標準装備され、エンジン、トランスミッション、ステアリングの制御を変更することが可能で5つのモードが選択できる。エコ、コンフォート、スポーツ、スポーツ+、インディビデュアルだ。

安全装備ではカメラとレーダーによるレーダーセーフティパッケージが標準装備され、先行車両、横断車両、後方車両、対向車、歩行者を検知し、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動アシストする。また、LEDインテリジェントライトアシストも全車標準装備となっていることも嬉しい材料だ。さらに、縦列駐車、車庫入れをアシストするアクティブパーキングアシストも標準装備で、満足度の高い装備と言える。

■AMGモデル
3.0LのV6ガソリンツインターボエンジンは、アルミブロック、アルミヘッドのエンジンに200barのピエゾインジェクターによるスプレーガイド式燃料噴射をするエンジンで、367ps/520Nmの出力を発揮する。0-100km/hは4.9秒という俊足だ。

4WDは31:69という前後のトルク配分は固定式で、オンデマンド式4WDが増える中、無骨な印象となる機械式を伝統的に採用している。また、サスペンションではAMGスポーツサスペンションを装備し、エア・ボディコントロールのエアサスペンションを採用している。AMGダイナミックセレクトスイッチはコンフォート、スポーツ、スポーツ+の3つから選択できるようになっている。

ブレーキはフロントに360mmのドリルドベンチレーテッドディスク、リヤに320mmのベンチレーテッドディスクを装備し、高出力に見合う制動力も確保している。

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