真のポルシェ911マニアだけに分かる「RS」の価値とは？

■「RS＝レン・シュポルト」は、分かる人にだけ分かる通好みの称号だ

　ポルシェのファンにとっては、「RS＝レン・シュポルト」も、常に特別な響きを持って迎えられるサブネームだ。その歴史は1950年代の「550スパイダーRS」、あるいは「RSKタイプ718」にまで遡ることが可能で、ポルシェのカスタマーやファンにとって、それは紛れもない憧れの称号である。

　2020年夏にオンラインで開催された、シルバーストーン・オークションズには、このRSの記号を受け継ぐモデルが一気に3台も出揃ったのである。

Comments

この記事を見た時『73カレラRS』が出た当時の「CAR GRAPHIC(73-09)」の絶賛を思い出したので、以下に再録する。

導入部：
「カレラRSを操縦したスタッフ全員の反応は,これ以上すばらしいスポーツカーがこの世界にあろうか,という点で完全に一致した.動力性能は911Sより格段に高く,しかもエンジンははるかに柔軟性に富むので,街なかでさえファミリー・サルーン並みに乗りやすい.」

結び：
「さて,カレラRSを総合的にどう評価すべきだろうか.911S(640万円)より最高速では15㎞/hしか早くないカレラRSは780万円する.
911Sに対するカレラRSの最大のメリットは,ファミリーカー的とさえ言いたいほど柔軟性に富むエンジンと,圧倒的に優れた加速である.すでに10年になる911ボディのロードカーとして,カレラRSは恐らく究極的な発展形であろう.」


これを見て、いつかは買おうと思っていたのだが…

ＲＳって９１１･９３０･９６４･９９３、それ以後水冷のＲＳはただのグレード。
元来のＲＳはレースユースを意識して、快適装備やアンダーコートなどを省略し軽量化を図るコトがメイン。空冷だからか、エンジンはソコまでパワーアップさせてない。
ＲＳなのに、９６４と９９３で車両重量の記述がない。