現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 安い、楽しい、使える!! “羊の皮を被った狼” コンパクトスポーツハッチ 7選

ここから本文です

安い、楽しい、使える!! “羊の皮を被った狼” コンパクトスポーツハッチ 7選

掲載 更新
安い、楽しい、使える!! “羊の皮を被った狼” コンパクトスポーツハッチ 7選

  “羊の皮を被った狼”。ごく普通のコンパクトカーをベースに、スポーティモデルに仕立てたスポーツハッチを、人々は敬意を込めてそう呼ぶ。近年、純粋なスポーツカーは高価格モデルが多いなか、実用性を兼ね備えつつスポーティな走りを味わえるのも、スポーツハッチの大きな美点。なかでも扱いやすいサイズで安価な、スイフトスポーツに代表されるBセグメントクラスのコンパクトスポーツハッチは、国産・輸入とも個性豊かで選択肢も豊富だ!

文:永田恵一/写真:編集部
ベストカー2018年3月26日号

「小さくて安い」スズキの車は3大メーカーに迫っているか 4番勝負

国産スポーツハッチ注目の3台

 輸入車を含むスポーツモデルは、日々の生活に必要性はない趣味性の高い車の評価なので、各車の長所を中心に挙げていく。

■日産 ノート e-POWER NISMO

価格:246万4560~273万4560円

 回生が強く効くワンペダルドライブは専用の制御も含め、スポーツモデルだとコーナーでの姿勢作りが行いやすく、より大きい魅力。また、シットリとした足回りの快適性や停止まで対応するACC(先行車追従型クルコン)の設定に加え、燃費もいいのでGT性能も高い。

■スズキ スイフトスポーツ

価格:183万6000~205万920円

 トルクの太さによる絶対的な速さ(ATとの相性は特にいい)や、安心して楽しめるハンドリング、乗り心地のよさやACCの設定によるGT性能の高さなど、つまらないという意味ではなく、ホットハッチの定番らしい優等生的な存在。価格も内容を考えれば激安だ。

■マツダ デミオ 15MB 

価格:156万600円

 この車はスポーツモデルというよりグレード名のとおり、モータースポーツベース車なのでノーマルカーは「ちょっとパワーのあるふつうのコンパクトカー」というキャラクター。

 しかし、そのぶん価格が安く、チューニング費や競技に出るお金に回しながら普段も使えるというマニアックな楽しみ方が可能。

輸入車も独仏伊と選択肢豊富

■ルノー ルーテシア R.S. 

価格:284万~329万円

 パンチあるエンジンや適度にピリリとしたハンドリング、スポーツモデルらしいテンション高まる内外装の雰囲気など、ホットハッチのお手本のような存在。

 また、サーキットも意識したシャシーカップだけでなく、公道に重点を置いたシャシースポールを注文生産で設定するというマニアックさも嬉しい。惜しいのはトランスミッションにMTの設定がない点だけだ。

■ルノー トゥインゴGT

価格:229万~239万円

 それほど速いワケでもないので常識的なスピードでもパワーを使い切れる楽しさも持つトゥインゴGTの魅力は、よくも悪くもRR(リアエンジン、リア駆動)の個性を味わえる点。

 高速道路の追い越し車線のペースでの直進や上りコーナーで気を遣う必要があるなど、RRの悪さはあるが、対照的に強力なトラクションとブレーキ性能の高さ、下りのコーナーだと安定性が高まるといったRRのよさをこの価格で体験できるのはコイツだけだ。

■VW ポロ GTI

価格:327万9000~337万9000円

 1.8LターボというCセグメント(VWゴルフ等が該当)のスポーツモデルのようなエンジンを搭載するだけあって、エンジンの官能性能こそそれほどではないものの、太いトルクを生かした「シフトチェンジも少なく楽で速い」というポルシェにも通じる部分のあるドイツ車らしい走りを楽しめる。

 難点はスポーツモデルらしいパッションに欠けることか。

■アバルト 595

価格:293万7600~309万9600円

 ターボ車らしいエンジンフィールや切れ味鋭いシャープなハンドリングなど、「正しいか?」となると、そうとも言い切れないにせよ、適度にスパイスが効いた走りは実に楽しい。 それ以上にこのサイズで気品のようなオーラさえ感じさせるイメージのよさやブランド力の高さもアバルトだけの魅力だ。

◆  ◆  ◆

 このようにホットハッチ各車はそれぞれ個性豊かな魅力を持っており、いい悪いではなく好きな車を選ぶのがいいと思う。

 個人的にはこのなかからならGT性能とコスパの高さでスイスポのAT、それ以外もOKなら慣れるまでの数分は違和感を覚えるが、慣れるととにかく乗って楽しく、3ドアながら実用性も高いDS3のスポーツシックを選ぶ。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

破格の約90万円!! ダイハツ・[コペン]は今こそ買い時でしょ!
破格の約90万円!! ダイハツ・[コペン]は今こそ買い時でしょ!
ベストカーWeb
[BEV]計画着々と進行中!? トヨタが福岡県に[BEV]電池工場を新設
[BEV]計画着々と進行中!? トヨタが福岡県に[BEV]電池工場を新設
ベストカーWeb
モリゾウがトヨタを激励。豊田スタジアム新コースでの“人力パワー”に観客から拍手/WRC写真日記
モリゾウがトヨタを激励。豊田スタジアム新コースでの“人力パワー”に観客から拍手/WRC写真日記
AUTOSPORT web
アストンマーティン・ヴァルキリーのデビュー戦とふたりのドライバーが決定。IMSAはデイトナを欠場へ
アストンマーティン・ヴァルキリーのデビュー戦とふたりのドライバーが決定。IMSAはデイトナを欠場へ
AUTOSPORT web
「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
ベストカーWeb
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
AUTOSPORT web
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
ベストカーWeb
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
AUTOSPORT web
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
ベストカーWeb
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
Auto Messe Web
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
AUTOCAR JAPAN
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
AUTOSPORT web
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
乗りものニュース
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
AUTOSPORT web
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
AUTOSPORT web
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
くるまのニュース
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
AUTOCAR JAPAN
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

216.5223.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.5368.0万円

中古車を検索
スイフトスポーツの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

216.5223.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.5368.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村