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「ポルシェ911 GT3」シリーズ最終兵器の走りは驚きの連続!

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「ポルシェ911 GT3」シリーズ最終兵器の走りは驚きの連続!

車のニュース [2023.06.05 UP]


「ポルシェ911 GT3」シリーズ最終兵器の走りは驚きの連続!

10年乗りたい輸入車特集 クルマ好きが惚れ込めるこだわりモデルを一挙紹介

新車価格:2438万円(GT3のみ)
PORSCHE 911 GT3【グーワールド コラム/新車】

文●九島辰也 写真●内藤敬仁、澤田和久
問い合わせ:ポルシェコンタクト TEL:0120-846-911 URL:https://www.porsche.com/japan/ 
(掲載されている内容はグーワールド本誌2023年7月号の内容です)


911の最終兵器!その走りは驚きの連続だ
 スワンネック式の大型リアウイング、開口部の大きなフロントエプロン、それとエアアウトレットの付いたカーボン製フロントリッドと、ただものではない装いなのが、911シリーズのなかでも特別な存在のGT3である。まさにレースのために開発された車両で、サーキットを速く走るために手を入れられた。

 よってエンジンも特別。4L水平対向6気筒は最高出力510馬力、最大トルク47.9kgmを発揮する。過給器のない自然吸気ユニットだ。しかも最高出力を発揮するのは8400回転という高回転型で、タコメーターはマックス10000回転まである。レッドゾーンは9000回転だ。まさに、サーキット走行をイメージしたセッティング。最終コーナーの立ち上がりからのストレートは相当気持ちいいに違いない。データによると、0-100km/h加速は3.4秒、最高速度は318km/hをマークする。

 そんなGT3を実際に走らせてみた。予想どおりとはいえ、乗り込んだ瞬間からして通常の市販車とは違う。身体をホールドするバケットシート、バックスキンのような肌触りのステアリングホイールなど、レーシングカーそのままの装備が待ち構えている。普段スタンダードな911カレラに乗っているが、それとはまったくの別物だ。

 走り出してからもまんま印象はソレ。ボディ剛性とステアリング剛性は非常に高く、明らかに高い減衰圧のダンパーとバネレートで引き締められた足まわりは、レーシングカーのような動きを見せる。ステアリングはクイックだし、ロールはほとんどなく路面に吸い付いたように向きを変えていく。それ以上にレーシーなのはブレーキだ。大型ローターを有する強力なブレーキシステムがガツンと速度を殺す。エンジンがハイパワーな分この威力が必要なのだろうが、ブレーキのほうが優っている印象だ。つまり、昔ながらの911の哲学がそこにある。「止まれるからアクセルを踏める」という考えに基づいている彼ら流のセッティングとなる。

 といった内容の911 GT3。量産される市販車とはいえ、グループGT3に準じた要素を取り入れているだけに中身は特別。ガチでレースに沼りたい方の最終兵器みたいなクルマである。

Profile:自動車ジャーナリスト 九島辰也
ファッションや旅にも造詣が深い自動車ジャーナリスト。プライベートでは、アメリカ、ドイツ、イギリスと各国のクルマを乗り継いでいる。


高いボディ剛性とハンドルのクイックレスポンスでレーシングカーのような走りを見せるが、乗り心地が硬すぎないので普段使いができる仕上がりは秀逸。

カーボン製ボンネットリッド、大型リアスポイラー、それとセンターロック式のサテンブラックに塗られた軽量ホイールが装着される。タイヤはミシュランのパイロットスポーツ・カップ2を履く。

シートは完璧に身体をホールドするバケットタイプ。標準は3点式だが、ヘッドレスト下部に穴が空いていて6点式シートベルトの装着も可能だ。そして、その後方にはロールケージが装着される。
関連サイト:https://www.porsche.com/japan/

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みんなのコメント

6件
  • このシャークブルーはVWのuP!とかに採用されていた不人気色のコーンフラワーブルーそのものの色だからな。

    VWの不人気色を有料色にするなんて、さすが商売上手だな。
  • ボリ値でシャーシャーと掲載するグーの記事。
    悪意以外の何者でも無い(笑)
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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