フェラーリF1のカルロス・サインツJr.は2024年の新マシンでは、今年のマシンのピーキーさを持ち越さないようにするために、問題点を理解することが今の大事な課題となっていると話した。
今シーズンのフェラーリは、予選では速さを発揮する一方で、レースではペースが維持できないことが多くみられ、それらはタイヤの過度な摩耗とレースペースの安定性という問題として彼らの課題となってきた。
■今季大躍進も、トップチームになるにはまだまだ遠い……アストンマーチン代表の現実路線「レッドブルに追いつくための”奇跡”なんてない」
前半戦を終えた段階で、フェラーリの表彰台獲得回数はわずか3回。コンストラクターズランキングではアストンマーチンに5ポイント差の4番手で、2番手のメルセデスとは56ポイント差という状況だ。
ドライバーのカルロス・サインツJr.は、チームとしても今はマシンの中核的な問題を把握していると語る。そして、今抱えている”矛盾”を理解することが現在の最優先課題であり、2024年のマシンに問題を持ち越さないことを彼は期待している。
サインツJr.はシーズン後半戦のスタートとなるオランダGPで、次のように語った。
「僕らはマシンのコアな問題が何なのかを理解している」
「今年の最初の開発から、僕らはそれを改善しようとしてきた。そして全体的な開発プログラムが、僕らの抱えている弱点を改善することに集中してきた」
「今年、僕らがいくらか安定性を失ってしまっているのは、周知の事実だと思う」
「どのサーキットで速いのか、速くないのかを予測するのが非常に難しいんだ」
「風への敏感さや、路面温度への敏感さを抱えていて、今のところマシンが凄くピーキーなものになってしまっている」
「一番分かりやすい例はハンガリーとスパ(ベルギー)だった。ハンガリーは良い週末になると予想していて、スパは僕らにとっては悪いモノになると思っていた」
「だけど実際には真逆だった。つまり僕らは(問題を)完全に理解できていないことを示していて、上手く予測できない何かがあるということを示している」
そしてサインツJr.は今年の残り10レースでは、レースウィーク初日にセットアップの実験を行ない、2024年のマシンに対してさらに役立てられる情報を集めようとしていると語った。
「ここまで12戦を戦ってきたけど、様々なことをもっと良く理解するための10戦が残っている」
「僕らの予測不可能性や理解の足りなさは、今まさに僕らが集中して取り組んでいるところだ。そして今週末もそこに集中していくし、後半戦にかけて取り組んでいくところでもある」
「F1のレースウィークでFP1とFP2の度に、レギュレーションを理解して、レッドブルと比較してどこが足りていないのかを確認して、2024年のマシンをどうやって速くできるかを見極めるために、色々なことに挑戦している」
「様々なことに挑戦して、来年のマシンに向けた色々な理論を用意するという点では、かなり良い仕事をできていると思う。来年、これが報われてくれればいいね」
なおチームメイトのシャルル・ルクレールは、他チームも調子の変化は激しいと指摘しており、フェラーリが一貫性の無さを克服することができれば、ランキング2位争いの中で成績は大きく変わっていく可能性があると語った。
「今のところ、短期的な目標は僕らの一貫性を改善することだ。前半戦を振り返ると、マクラーレンやメルセデス、アストンマーチンと僕らは、それぞれが本当に一貫性を欠いているからね」とルクレールは言う。
「あるレースではマクラーレンがトップに立ち、また別のあるレースではメルセデスか僕らがそのポジションにいることもある」
「もし僕らがマシンをなんとかして、一貫性で常にトップにいられるようになれば、他のチームと比較して大きく優位に立つことができるだろう。だから、今集中すべきは一貫性なんだ」
Additional reporting by Matt Kew
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みんなのコメント
原因はダウンフォースをベンチュリー効果のグランドエフェクトに 依存し過ぎているからで、依存度が緩い程 予選は遅いが、レースペースは良くなる
その遅い予選の部分が グランドエフェクトが利き難い低速コーナーで、ソコをリアサスによる レーキ姿勢を使い、カバーしている
フロントは動かさず起点にして お尻を上げ下げし、低速コーナーは上げてウィングを立て ドラッグダウンフォースで走り、高速は下げてロードラッグにして トップスピードにのせる
ベンチュリー効果は中速域で利き出し、ポーパシングが出る頃には、既にトップスピードに成っている
つまりレッドブルは`21年を棄てず、`22からのグランドエフェクトに合わせ様とした
それにはイナーターが禁止された サスが問題で、その機能を持たせた複雑なリアサスユニットを納める為 ミッションの上に置き、プッシュロッドにした