現在メルセデスF1のリザーブドライバーであるミック・シューマッハーについて、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、アウディやアルピーヌのシートを得るにふさわしいと語った。
言うまでもなく、シューマッハーから見てマルコは部外者だ。メルセデスにも、シューマッハーがWEC(世界耐久選手権)で所属しているアルピーヌとも関係がない。しかしマルコはF1パドックで最も影響力のある人物の一人であることもまた事実だ。
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カルロス・サインツJr.と彼のウイリアムズ移籍についても語っていたマルコは、今回ミック・シューマッハーの状況について意見を述べたかったようだ。
マルコはシューマッハーを高く評価し、アルピーヌまたはザウバー/アウディのシートを得るに値するドライバーだと語った。
『F1-Insider』のインタビューに応じたマルコは、シューマッハーが他のチーム代表からも称賛されていると主張した。
「F1を離れると、戻ってくるのは難しい。裏では高く評価されているとしてもね」
「例えばトト・ウルフ(メルセデス代表)は彼を絶賛している。彼はアルピーヌやアウディで仕事をするのに値するだろう」
一方で、マルコは”シューマッハー”という伝説的な名前を背負っていることがある意味ハンデになっているとも語った。
「ミックはパドックで最も礼儀正しく、フレンドリーな人物の一人だ。だがビッグネームを背負うということが彼にとって不利にもなるんだ」
マルコは、シューマッハーに対する優しい言葉だけでなく、彼がハースに所属していた際のチーム代表だったギュンター・シュタイナーを批判した。
「スポーツの面で、彼はすでに全盛期だったと思う。F3とF2でチャンピオンとなり、それが彼をF1で興味深い存在にしていた。しかし、彼は”Netflixのスター”だったギュンター・シュタイナーから適切な扱いを受けていなかったんだ」
マルコがシューマッハーを”オススメ”したアルピーヌ、ザウバー/アウディ共に来季のシートが1席空いている。ただ、アルピーヌはピエール・ガスリーのチームメイトに若手のジャック・ドゥーハンの起用を考えていると見られている。
カルロス・サインツJr.を逃したアウディは、バルテリ・ボッタスと若手のガブリエル・ボルトレトで悩んでいるとされている。
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