■ダイハツのベーシックな「コンパクトカー」生産終了
ダイハツはベーシックなコンパクトカー「ブーン」の生産について、2023年12月中旬をもって終了すると発表しました。
今回発表のあったブーンとは、一体どのようなモデルだったのでしょうか。
【画像】めちゃカッコいい! ダイハツ「ブーン」を画像で見る(23枚)
初代ブーンは、ダイハツとトヨタの初めての共同開発車として2004年に発売。
両社の強みを活かすべく、ダイハツが軽自動車で培ってきた開発技術や生産ノウハウとトヨタの企画力を組み合わせた小型車として誕生し、トヨタには「パッソ」の名でOEM供給されました。
この初代ブーンとパッソは車名バッジとエンブレムのみの違いでしたが、実は少々キャラクター性が異なっていました。
当時軽自動車は販売の主体であったダイハツではブーンは「上級モデル」という位置づけで、一方フルラインメーカーのトヨタでは「入門モデル」という扱い。
これについて両社は、「軽乗用車とコンパクトカーの交差する市場を狙う」と説明していました。
今回生産終了が報じられた現行ブーンは、2016年に発売した3代目で、こちらは企画から生産までダイハツ主体で展開されたモデルです。
女性目線でのクルマ造りに取り組みつつも、スマートかつ上質な質感によって幅広いユーザーからの支持を獲得。
また、スタンダードモデルのブーンの以外にもフェイスデザインの異なる「ブーン シルク」や「ブーン スタイル」をラインナップしたことで、好みのタイプが選べる点も高く評価されました。
しかし、クルマの電動化が急速に進む現在にあってもハイブリッド仕様やEV仕様の設定されないブーンは、激化するコンパクトカー市場で存在感を示すのが徐々に難しくなります。
くわえて同じダイハツの小型車ラインナップにおいては、利便性の高い両側スライドドアを装備する小型ハイトワゴン「トール」が人気を集めたこと、さらに同価格帯で装備が充実した軽自動車の各モデルで人気が一層高まったことなど、様々な要因が相まって、ブーンの販売台数はさらに減少。
2023年9月にはトヨタがパッソの生産終了を発表したことから、ブーンについても近いうちに生産が終了するのではないかと予想されていました。
ダイハツはブーンの今後の販売について、販売店での在庫が無くなり次第販売を終了すると発表。
たとえ販売店在庫がある場合でも、ボディカラーやグレード、オプションなどを希望通り組み合わせることが出来ない可能性もあるといい、詳しくは販売店に連絡するよう案内しています。
※ ※ ※
ブーンは普通車でありながら車両価格(消費税抜)が127万5000円からと、日本国内で販売されるコンパクトカーにおいて最も手を出しやすい価格を実現していた、経済的にもユーザーフレンドリーなモデルでした。
現在では、比較的安価である点が特徴だった軽自動車でも、新車価格が200万円近いモデルも珍しくないなかで、このブーンの価格には目を見張る物があり、SNSでは同車のようなベーシックモデルが消滅することを残念がる声や、ダイハツに後継モデルを望む声も投稿されています。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
8年ぶり全面刷新! 日産新型「小さな高級車」登場! 全長4.3mに「クラス超え上質内装」とめちゃ“スゴいシート”採用! ちょうどイイサイズの「新型キックス」日本には来る?
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
「日高横断道路」は、なぜ幻の道となったのか? およそ半世紀越しの計画を凍結した理由。 【いま気になる道路計画】
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
もう待ちきれない! [新型GT-R]はなんと全個体電池+次世代モーターで1360馬力! 世界が驚く史上最強のBEVスポーツカーへ
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
「財布を忘れて帰ろうとしたら、免許不携帯で捕まりました。今取りに帰るんですよ。私が悪いんですか?」質問に回答殺到!?「事実でしょ」「非常識」の声も…「うっかり」でも許されない理由とは
新車採用が「義務化」! でも後退時「バックモニター」だけで動くのは「危険すぎ」!? “カメラ”に映らない「死角」がヤバかった
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント