バッテリーを搭載するスペースが不足
ミニは「もっとも市街地向けブランド」ではあるものの、サイズ上の制約により電動化は難しいようだ。
ミニEV開発、中国の長城汽車と合弁 華晨汽車につづく2社目 英国製は強調
ピーター・シュヴァルツェンバウアーCEOは、2019年にオックスフォードで生産が開始されるミニEや、中国の長城汽車と共同開発される派生型などに触れ「ミニの電動化は非常に難しい問題です。主な理由はその底面積の小ささです」と語る。
つまり、バッテリーを搭載するのに十分なスペースがないということだ。
「しかし、都市環境における電動化の重要性を考えると、ミニ以上にその責任を負ったブランドはないでしょう。これは自然な流れであり、われわれが将来に向け達成しなければならないことでもあります」
「カントリーマンのプラグインハイブリッドの成功により、これが実現可能であることが明らかになりました。さらに、今後登場する完全電動ミニはさらに先を行くものになります」
シュヴァルツェンバウアーは、中国企業のジョイントベンチャーによる電動ミニ生産についても触れた。ミニが初めて欧州以外で生産されることになる。これは中国が販売車両の一定割合のパーツを中国製とすることを義務付けたことに対応するものだ。
BMWグループはトヨタとの提携によりソリッドステートバッテリーを開発している。2025年をめどに実用化され、現在のものよりも小型でパワフルだ。これが電動ミニ開発を後押しするかもしれない。
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