現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 《前編》250ccバイクの限界を感じない。スズキ『Vストローム250』が売れてる理由って?【SUZUKI V-Strom250】

ここから本文です

《前編》250ccバイクの限界を感じない。スズキ『Vストローム250』が売れてる理由って?【SUZUKI V-Strom250】

掲載 更新 16
《前編》250ccバイクの限界を感じない。スズキ『Vストローム250』が売れてる理由って?【SUZUKI V-Strom250】

2017年の登場から約3年経ったにも関わらず人気も評価も高止まり安定。むしろ発売当初より今のほうが価値が高まっているVストローム250ですが、改めて乗ってみると『あ、これは人気あって当然だわ』となりました。その理由が、ひとつどころかたくさんありすぎて…

スズキの『Vストローム250』の人気が止まらない
一般的にバイクの人気っていうのは、話題性があって発売当初にドカーン!と売れて、そこから徐々に下降線っていうのが常識。

「ファミリーバイク特約」と「バイク保険」どっちがお得? 賢い使い分け方を解説!

だけどVストローム250は違うんです。

発売当初の2017年も予想以上に売れたけれど、そこから2018年は2300台以上、昨年2019年は2600台以上のセールスを記録。いわゆる『後伸び』している状態です。

※販売台数は二輪車新聞紙を参照

これは本当に、Vストローム250が実力で認められてきたっていうことの証明に他なりません。

さらに言うと、アドベンチャーバイクっていうカテゴリは人気のフルカウルスポーツなどと違って、今のメインストリームではありません。

だけどその大人気カテゴリに匹敵するほど売れているというのが事実なんです。

Vストローム250が『売れてる』の理由はひとつじゃない
なんでこんなに売れたのか?

こういうのは乗ってみるのがいちばん話が早いので早朝、日の出を目前に出発しました。

この時は1月でした。

おりしも大寒波とやらが来ていて東北や信州、日本海側を目指すのは無謀と判断。

選択肢は西方面しかなかったのですが『とりあえず日が暮れるまで、走ってみよう!』と単純な発想で走り始めます。

先に結論から言うと、ナメてましたVストローム250。

対向車線の通勤渋滞と朝日を背に首都高から東名高速をつないでいきます。

先にも言ったのですが、よりにもよってのタイミングで大寒波が来ていて気温は1度。

ここで本当にありがたかったのが……

防風性の高いウインドスクリーンとナックルカバーです。

特にナックルカバー。アドベンチャーバイクとしてウインドスクリーンが装備されているのは当然としても、ナックルカバーが標準装備なのは嬉しい。普通はオプション品です。

そういえばVストローム250って、センタースタンドも標準装備なんですよね。

おまけにエンジンのアンダーカバーも標準装備。

これがあると無いとではオーナーの満足度も大きく違います。

通常だとオプション設定のパーツがほとんど標準装備されていて、価格が税込でも58万800円(ABS搭載車は61万3800円)からですからコストパフォーマンスは抜群と言えると思います。

ざっくり言えば、サイドケースとかトップケースをつけたら、そこでもうアドベンチャーバイクの様式美として必要なものが揃ってしまうんです。

こういう配慮がスズキの良心。

良い製品を『若い人にとっても手が届く範囲』で用意してくれる。いつだってライダーみんなのことを考えてくれている感じです。

【お得キャンペーン開催中】

長距離を『乗らなくてもわかる』Vストローム250が売れる理由
東名高速を走り、海の見える由比PAでひとやすみ。

ここは大きな施設などは無いですけど、空いていて静かで、景色がいいからお気に入りです。

静かな場所で、缶コーヒー片手にバイクを眺める。

こういう時に、無性にワクワクしてくるのがVストローム250っていうバイクなんだと気づきました。

今日の場合は『これからどこまで行けるんだろう?』って期待感。

その気持ちを支えるのは、短いけれど、ここまで走ってきた中で感じるVストローム250の特性が理由です。

Vストローム250の快適性は250ccのバイクとは思えない
なんといっても高速道路での直進安定性が素晴らしい。

これははじめて乗った2017年にも思いましたけど、もはや250ccクラスとは思えないレベルにあります。

そもそもVストローム250はGSX250Rと同じく、すこし太めのフロントタイヤをチョイスして安定感を確保していますが、それだけじゃありません。

最も大きな違い。それは189kgの車両重量です。

身長176cmのライダーが跨っても小さく見えない堂々とした体躯と、センタースタンドなど装備品含め、兄弟車となるGSX250Rに比べて11kgほど重くなっています。

この重さが高速クルージングの速度域で抜群の安定感に変換される。

ロードスポーツなら軽さが正義かもしれませんが、長距離を走るバイクには一概にそれが当てはまりません。

Vストローム250はその重さを逆手にとって、快適性へとつなげているんです。

でも重くなったぶん鈍重になるのでは? という心配もありますよね。

ところがファイナルギアをすこし低速型にすることで、そこをきちんとカバーしているんです。

(下に続きます)

【こちらも人気】

もちろんこの変更によって最高速はわずかに落ちるかもしれません。

とはいえ新東名の120km/h区間だって十分に走れるパワーは確保されているので、実際に走っていて何ら問題は感じませんでした。

それよりも驚くのは低速で粘るエンジン特性です。

高速道路を走っていて、工事区間に入って時速50km以下に速度が落ちても6速トップギアのままでOK。

その後工事区間が終わっても、シフトダウン無しでそのまま時速100kmまで速度回復が自然にできます。

2017年に乗ってから久しぶりのVストローム250だったけど、この余裕には改めて驚かされました。

さすが他にはないロングストローク設計のエンジン。

250ccのバイクで高速道路を長距離走るなら、最適解のひとつかもしれません!

NEXT▶▶▶続きはこちら!
【同じエンジンのGSX250Rは?】

スズキファンのためのWEBサイト!

こんな記事も読まれています

日産の謎解きイベントが話題! 「眠っていたブループリント」は5月6日まで。GWは本社ギャラリーに行こう。
日産の謎解きイベントが話題! 「眠っていたブループリント」は5月6日まで。GWは本社ギャラリーに行こう。
くるくら
トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開
トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開
レスポンス
新星アコスタは、”MotoGPのフェルスタッペン”になるか。シーズン途中のKTM昇格はある?
新星アコスタは、”MotoGPのフェルスタッペン”になるか。シーズン途中のKTM昇格はある?
motorsport.com 日本版
【ストリーモ】5/4~6に開催される「GINZA SKY WALK 2024」にてストリーモの試乗体験を実施
【ストリーモ】5/4~6に開催される「GINZA SKY WALK 2024」にてストリーモの試乗体験を実施
バイクブロス
ホンダ新型「ヴェゼル」登場! 3年ぶり“刷新”で何が変わった?  オシャグリーンな「ハント」も新設定の「小さなSUV」約265万円から
ホンダ新型「ヴェゼル」登場! 3年ぶり“刷新”で何が変わった? オシャグリーンな「ハント」も新設定の「小さなSUV」約265万円から
くるまのニュース
ホンダが新型EVの『e:NP2』を発売
ホンダが新型EVの『e:NP2』を発売
レスポンス
三菱自動車、欧州でコンパクトSUV「ASX」の大幅改良モデルを発表
三菱自動車、欧州でコンパクトSUV「ASX」の大幅改良モデルを発表
月刊自家用車WEB
WEC第3戦スパのエントリー発表。フォーミュラE重複の影響多数、ハプスブルクの復帰には疑問符も
WEC第3戦スパのエントリー発表。フォーミュラE重複の影響多数、ハプスブルクの復帰には疑問符も
AUTOSPORT web
超ガチ仕様だし今思えば激安じゃない!? [ランドクルーザー250も70]も超絶魅力的!! でもでも[メガクルーザー]こそ誇るべきモデルじゃないか説
超ガチ仕様だし今思えば激安じゃない!? [ランドクルーザー250も70]も超絶魅力的!! でもでも[メガクルーザー]こそ誇るべきモデルじゃないか説
ベストカーWeb
KTM新型390デューク試乗「実は日本でベストバランスのストリートファイター!?」
KTM新型390デューク試乗「実は日本でベストバランスのストリートファイター!?」
モーサイ
X氏の値引き大作戦 デリカD:5から60.8万円引き!
X氏の値引き大作戦 デリカD:5から60.8万円引き!
グーネット
中国IT大手のテンセントとトヨタ自動車が戦略提携
中国IT大手のテンセントとトヨタ自動車が戦略提携
レスポンス
テスラが日本で全車30万円一律値下げ! 補助金が制限されるもお買い得度ではモデルYが圧倒!!
テスラが日本で全車30万円一律値下げ! 補助金が制限されるもお買い得度ではモデルYが圧倒!!
THE EV TIMES
日産の「NissanConnect」とパナソニックの「音声プッシュ通知」が連携…音声通知で新たな価値を創造
日産の「NissanConnect」とパナソニックの「音声プッシュ通知」が連携…音声通知で新たな価値を創造
レスポンス
ビモータが2025年からSBKに復帰。カワサキZX-10RRのエンジンを使用も、ライムグリーンのKRTは今季限りに
ビモータが2025年からSBKに復帰。カワサキZX-10RRのエンジンを使用も、ライムグリーンのKRTは今季限りに
AUTOSPORT web
【MotoGP】クアルタラロ、ヤマハの復活に向け「ファクトリーの延長線上にあるサテライト確保が重要」
【MotoGP】クアルタラロ、ヤマハの復活に向け「ファクトリーの延長線上にあるサテライト確保が重要」
motorsport.com 日本版
新型「セダン」2台×「SUV」2台 日産がコンセプト4車種相次ぎ発表 北京モーターショー
新型「セダン」2台×「SUV」2台 日産がコンセプト4車種相次ぎ発表 北京モーターショー
乗りものニュース
日産、北京モーターショー2024で新エネルギー車のコンセプトカー4車種を公開
日産、北京モーターショー2024で新エネルギー車のコンセプトカー4車種を公開
レスポンス

みんなのコメント

16件
  • 発表当初中華クオリティと揶揄さらてたけど売れているのか。
    このクラスで純正フルパニアが出来るのも売れている理由なのかな?
    まぁ純正のトップケースは内容量が少なすぎて超使いづらいけどね。



    ってうちにもVスト250があるのだけどねw
  • 売れてるのか?
    NINJAとかR25が多すぎるだけなのか…

    試乗はしたことあるけど至って普通なんだよね。リラックスした姿勢で乗れるし、これなら余裕を持って運転出来るから事故率も低そう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村