もくじ
ー 次世代のランボルギーニはハイブリッドに
ー 課されるスピードへの勝負
各年代の市販車最速は? 1900年~2010年 ジャガーXK120 フェラーリF40 ほか
次世代のランボルギーニはハイブリッドに
今年6月には数量限定のハイパーカー、ランボルギーニLB48Hがお披露目された。一番話題となったのは搭載されているパワートレインで、自然吸気のV12エンジンに電気モーターを組み合わせたというものだ。
今年前半にアヴェンタドールSVJがローンチされた際、ランボルギーニの最高技術責任者マウリツィオ・レッジャーニは2020年に登場する新しいランボルギーニのモデルに関する情報をチラつかせた。
ハイブリッド化はもはや選択肢というよりも、必須条件となりつつあると彼は語る。
「電動航続距離の程度は法律によります。いくつかの議論が起こっており、20kmや30kmという提案、そして中国は50kmを提案したりしています。わたしたちはひとつのモデルを全世界共通で開発しています」とレッジャーニは伝えた。
ハイブリッドシステムを搭載することにより、車両重量は軽量化したとしても150kgから200kgは増加すると話す。どこかで削減しようと、次のモデルは今よりも重くなるのは確実だろう。
「パワーウエイトレシオが変わらないとしても、出力を1ps増やすよりも重量を10kg削減した方が良いとわたしは考えています。そして最初にロールアウトする次期モデルは確実に重くなります。ですが開発が進むにつれ、重さに関して改善を反映できる場所も増えてくるはずです」と彼は語った。
課されるスピードへの勝負
ハイブリッド化による考えうる弊害のひとつはニュルブルクリンクのノルトシュライフェでのタイムアタック更新が難しくなるということ。アヴェンタドールSVJが現在保持する6分44秒97という量産車の記録はしばらくは持つだろう。
通常のトランスミッションを通してモーターのパワーを伝達する混合システムよりも、モーター用に完全に独立したフロントアクスルを採用すると見られる。
「このコンセプトが最善の選択であり、シャシーのコントロールとマネージメントを最適に行えます」とレッジャーニは語る。
「トルクベクタリングによってフロントにパワーを伝達することによって、増えた重量によって生じたパワーロスを補填できます」と加えた。
モーターの回転力を直接伝達するダイレクトドライブ方式は、速度が上がるにつれて効率が落ちるという欠点を持っている。スピードが持ち味のランボルギーニにとっては致命傷だが、BMW i8と同じようなトランスミッションを用いることでそれを解決できるのではないかと推測する。
「フロントにはトランスミッションを設置しても良いでしょう。フロントに電気モーターを設置することで、より安定感が増すことになります。これが最適解でしょう」と語った。
パワートレインに自然吸気ベースのハイブリッドを用いることは、ターボなどを採用した競合車種に対する強みとなる。ターボエンジンはエモーションに欠けるとレッジャーニは語る。
アヴェンタドールの後継車種がどのような名前になるかは不明だが、少なくとも何かしらの闘牛関連の名前がつけられるだろう。今まで通りのドラマチックなデザインに4輪駆動の組み合わせも健在だろうと推測する。
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