■EVがローマ教皇のパレード用車両になるのは初
アメリカの新興EVメーカーのフィスカーは、SUVタイプのEV「オーシャン」をベースとしたローマ教皇のパレード用車両(いわゆるパパモビル)を開発することを2021年5月21日に発表しました。
過去には、トヨタの燃料電池車(FCV)「ミライ」や本格4WD車「ランドクルーザー」もベース車となったこともあるパパモビルですが、今回ベース車に決定したオーシャンはどんな特徴があるのでしょうか。
オーシャンは、フィスカーとして初となるSUVタイプのEVで、生産開始は2022年11月17日が予定されているものの、現時点で1万6000人以上の予約申し込みが受け付けられているといいます。
ボディサイズは全長4640mm×全幅1930mm×全高1615mmで、最高出力は306馬力を発揮します。
バッテリー容量は80kWhで、一充電あたりの航続可能距離は483kmを実現しました。また、一充電航続可能距離を563kmに延長した仕様も今後登場する予定です。
また、フロントガラス以外の窓をすべて開けてオープンカーのような開放感を高めた「カルフォルニアモード」という遊び心溢れる機能も搭載されました。
さらに、内装には海から回収したペットボトルを再利用したカーペットなど、さまざまなサステイナブル素材が使用される予定です。
現在アメリカでは、3万7499ドル(日本円換算で約408万円、補助金含まず)で予約が受け付けられています。
そんなオーシャンをベースに開発されるパパモビルは、ルーフ部分に全面ガラス貼りのスペースを拡張し、パレードに適した仕様へと変更。なお、パパモビルとしてEVが採用されるのは初だとフィスカーは説明します。
フィスカーは、オーシャンベースのパパモビルを2022年中に納車する計画です。
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みんなのコメント
実に不経済ですね。
日本の皇室では手入れをしながら何十年と乗るのに。