従来のハイブリッド車のイメージを覆す走りの良さ、WLTCモードで25.2km/ℓという高水準の低燃費を実現
E-TECH HYBRIDはF1で培ったノウハウを活用し、ルノーが独自に開発したハイブリッドシステムで、軽量・コンパクトなうえにダイレクトかつスムーズなドライブフィールを実現する。
レクサスを代表する次世代ラグジュアリーSUV、「RX」と「RZ」。似ているところと異なるところ。
ルーテシアE-TECH HYBRIDに搭載するドライブトレインは、91ps/144Nmを発揮する1.6ℓ直列4気筒ガソリンエンジンに、49ps/205Nmを発するE-モーター(メインモーター)と20ps/50Nm仕様のHSG(ハイボルテージスターター&ジェネレーター)、電子制御ドッグクラッチマルチモードAT(4速)、そして1.2kWhの駆動用バッテリーを組み合わせる。これにより、従来のハイブリッド車のイメージを覆す走りの良さ、WLTCモードで25.2km/ℓという高水準の低燃費を実現している。
電子制御ドッグクラッチマルチモードAT電子制御ドッグクラッチマルチモードATは、モータースポーツで使用されるドッグクラッチを採用することで、一般的なクラッチやシンクロナイザーを省き、軽量化とコンパクト化を図ったギヤボックス。 モーター側にふたつ、エンジン側に4つのギヤを持ち、これらのギヤを組み合わせた12通りの変速比でモーター、エンジンそれぞれから動力を切れ目なく、効率よく引き出すことができる。
E-TECH HYBRIDは、モーターとエンジンを走行状況に応じてもっとも効率良く組み合わせて燃費の向上、排出ガスの削減を達成するとともに、レスポンスの良い快適な走りが楽しめる。発進時は、エンジンを使用せずに低速域で効率の高いモーターのみで駆動。このため、すぐに力強いトルクを得ることができ、スムーズでレスポンスのよい発進が可能だ。中速域では、モーターとエンジンを最適に組み合わせることで、素早いレスポンスと息の長い加速が得られる。そして、従来のハイブリッド車があまり得意としてこなかった高速域では、巡行時には効率の高いエンジンを積極的に使用し、追越し時にはエンジンにモーターのアシストを加えることで、力強い加速が実現する。
一方、減速する際には減速エネルギーを回収し、電気に変換してバッテリーを充電する。ブレーキペダルを踏み込むと回生ブレーキが作動し、減速エネルギーを回収してバッテリーを充電。さらに制動力が必要な場合は、ブレーキパッドを介して「機械的」なブレーキが作動する。ギヤポジションをB(ブレーキ)位置にすると、エネルギー回生能力が高まり、より多くのエネルギーを回収することができる。
ルノー ルーテシア E-TECH HYBRIDには、1.2kWh(250V)の駆動用バッテリーが搭載されており、市街地走行時には、このバッテリーに充電された電気で積極的にモーターのみで走行し、燃費向上に貢献。減速エネルギーを回収した際には、このバッテリーに充電される。
このたび発売されたルーテシアE-TECH HYBRIDには、運転支援機能であるレーンキープアシスト(車線逸脱防止支援)が専用装備されるほか、シャークアンテナを採用。リヤゲートやシフトセレクターのベース部分にE-TECHのロゴが表示される。モデルバリエーションは、ファブリック&レザー調コンビシートを装備する標準モデル(税込329万円)に加えて、レザーシート(前席シートヒーター付き)を備えたレザーパック(税込344万円)もラインナップされている。
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