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新型ハマーだけじゃない! フォード「F-150」に563馬力のピュアEVが登場 約440万円から

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新型ハマーだけじゃない! フォード「F-150」に563馬力のピュアEVが登場 約440万円から

■最新技術満載の電動アメリカン・ピックアップトラック

 米国フォード・モーターは2021年5月19日、ピックアップトラック「F-150」に初の電気自動車(EV)モデル「F-150 LIGHTNING(F-150ライトニング)」を追加し発表した。

【画像】米国No.1 ピックアップトラック「F-150」の電動モデルをチェック!(16枚)

 フォードF-150は、1976年以降44年間にわたり、アメリカでもっとも販売されているピックアップトラックだ。

 今回登場したF-150ライトニングは、そんなF-150のパワートレインに最高出力563hp(約555ps)・最大トルク775lb.ft(約1050Nm)を発生するモーターを搭載したフルEVだ。

 高強度のアルミ合金ボディと、新たに開発されたF-150としてはもっとも強度の高いスチールを用いたフレームを採用、最大2000ポンド(約907kg)の積載量と、最大1万ポンド(約4540kg)の牽引力を発揮する。0-60mph(約96km/h)加速は4秒台なかばというパフォーマンスを誇る。

 ノーマル/スポーツ/オフロード/牽引という4つのドライブモードを備えた4×4(4WD)システムを持ち、優れたオフロードパフォーマンスを誇る。頑丈なアンダーボディプロテクションがバッテリーを安全に保ち、金属製のスキッドプレートがバッテリーとモーターを過酷な地形から保護。バッテリー自体は衝突吸収保護材に囲まれた防水ケーシング内に固定されており、マイナス40度という極端な温度でもテストされている。

 フロントボンネット下には電動開閉システムで簡単にアクセスできる専用「ハイテクメガパワートランク」を採用。ここは400リッターの容量があり、機内持ち込み手荷物ふたつ、またはゴルフバッグ2セットを収納可能だ。

 F-150ライトニングは高度なデジタル技術を採用する。「オンボードスケール」は車両のセンサーを利用してクルマの積載量を知らせるものだ。これはインテリジェントレンジと統合され、どこまで走ることができるのかその距離を正確に知らせてくれる。

 さらに「Phone as a Key」を有効にすると、ユーザーは携帯電話をポケットから取り出したり、キーを使うことなくロック/ロック解除、エンジン始動までおこなうことが可能だ。

 インテリアには、15.5インチのタッチスクリーンを装備した「SYNC 4A」を用意。これは音声コントロールやクラウド接続のナビゲーション、Apple CarPlayやAndroid Autoへのワイヤレスアクセスを可能としている。

 また先進運転支援システムも充実。「Blue Cruise」は、米国とカナダの10万マイル(約16万km)以上の指定された高速道路でのハンズフリー運転を実現している。将来的にはさらに延長される予定だ。

 フォード・モーターの米州・国際市場グループ社長のクマール・ガルホトラ氏は、「私たちは、一部の人たちのために電気自動車を作るのではなく、実際のユーザーのために真の問題を解決する電気自動車を作ることを約束します。F-150ライトニングは、EVが提供できると我々が言ってきたことをすべて実現し、さらにBuilt Ford Toughトラックに期待される能力、すなわち、ほぼ瞬時に得られるトルクだけでなく、お客様が信頼できるパワフルな牽引力と運搬力を備えています」とコメントしている。

 F-150ライトニングの車両価格は、ガソリンエンジン搭載のF-150と同等な価格で提供される。エントリーモデルとなる商用モデルの車両価格は3万9974ドル(日本円で約440万円)、ミドルグレードのXLTが5万2974ドル(約580万円)、最上級グレードのプラチナが約9万474ドル(約990万円)になる。

 2021年5月に予約が開始され、注文は2021年秋、登場は2022年春というスケジュールとなっている。

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みんなのコメント

7件
  • バッテリーは標準レンジ約110kWhと、オプションとしてエクステンデッドレンジ約150kWhの2種類、EPA推定航続距離はそれぞれ約230マイル(約370km)と約300マイル(約483km)と大容量な割にそこそこ。この車種の利用状況でこれで足りるのかは疑問ですね。しかし、安い。
  • ディーラーが無くなってEVは痛い。今は並行物のアメ車屋さんで整備できないから。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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