現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ブルドックZ1-R(カワサキZ1-R)将来を眺めるパーツ群と自社加工を形にしたデモ車【Heritage&Legends】

ここから本文です

ブルドックZ1-R(カワサキZ1-R)将来を眺めるパーツ群と自社加工を形にしたデモ車【Heritage&Legends】

掲載 更新 12
ブルドックZ1-R(カワサキZ1-R)将来を眺めるパーツ群と自社加工を形にしたデモ車【Heritage&Legends】

カスタム完成度をさらに追求するGT-Mの代表車
製作されるごとにその時点時点での最新仕様が反映されていくGT-Mだが、その1号機にしてデモ車の、カワサキZ1-R(今回紹介する仕様では“GT-M1230R”)も同様だ。ブルドック・和久井さん自身が車両オーナーであり、GT-Mのこれからを反映する車両でもある。

ベースは見ての通りZ1-Rだが、今回はここに注目してみたい。丸タンクのZ1~Z1000も、角タンクのZ1000Mk.IIやZ750FXも、もちろん後期Z1000J/R系もと、Zシリーズを全網羅する中でのZ1-Rという選択。そこにも理由があった。和久井さんは言う。

250ccネイキッドバイクを比較|国内4社・計5機種の燃費と航続可能距離

「私がZ1-Rが好きだから(笑)なんです。Zはどれも好きなんですけど、Z1-Rは、カスタムした時の難易度が高く、同時に、それをクリアした時の達成感が高いんです。

Z1-Rをカスタムするとしましょう。そこでさらっと手を入れても、ノーマルに見えてしまう。Z1-R自体に元々メーカー製カスタムという背景もあって、そのまとまり感を超えるのは案外難しいんです。それがZやMk.IIだと、ショート管にキャブレター、オイルクーラー。あとホイールも換えてあれば、相当なカスタムに見えます。

Z1-Rの場合はそれだけでは無理で、個別に何か換えるだけでなく、しっかり車両全体のまとまりまで考えて手を入れないと、カスタムらしさが出ないし、美しくないんです。乗り味にしてもそうで、しっかりと手を入れてやらないと、よくは走らない。そこをクリアしていく点にやりがいを感じるんです。それで、カスタム化で外装のポイントになるシングルシートも、格好良く見えるものをZ1-R用に作ったのが最初で、そこからZ各車用を作っていきました」

Z1-Rをカスタムとして美しく成立させる。GT-Mで意識される「このままメーカーの車両として売っていてもいいほど」という完成度=凄いカスタムとしての作り込みの中にある乗りやすさや使い勝手、自然なたたずまいは、ここからもにじみ出ていた。

今だからこそ生み出される、そして今だからこそ作れるZコンプリートのGT-M。これを支えるパーツ群も、新しいものが控えている。つまり、Zをこれから楽しむ時の問題は、さらに減らせるというわけだ。

▶▶▶ヘリテイジ&レジェンズが取材した最新のカスタム・バイクはこちら!

Detailed Description 詳細説明
低く、美しく身構えるスタイルのベースになるビキニカウル/スクリーンやシングルシート(シート本体はマッコイ・スプリームで、このサイズでもコンフォート感をキープし上質さも作り出す)、アルミタンクはマッコイ。ミラーはマジカルレーシングのカーボン製を装着。

メーターは3D造形されたオリジナルカーボンパネルに指針式エンジン回転計+多機能デジタルメーターと燃料計の組み合わせでSTACKメーターを配置。フロントマスターシリンダーおよび油圧駆動化したクラッチのマスターはともにゲイルスピード・エラボレート。ステムは17インチに必要なトレール量を確保するマッコイ。ステアリングヘッド部にコンパクトなハイパープロ・ステダンもマウントする。

キャブレターはTMR-MJNφ40mmのヨシムラ・デュアルスタックファンネル仕様。シリンダーヘッドへのオイルバイパスライン等もこの写真で分かるだろう。

エンジンはピスタルレーシング鍛造ピストン+超々ターカロイスリーブによる1230cc仕様(この時点で154ps/8000rpmのスペック。現在はφ78mmボアによる1260cc仕様になっている)で、シリンダーヘッドはZ1000J系を使った上でツインプラグ化。マッコイ6速クロスミッションを組み込み発電/点火系もオリジナル化し、これで乾燥184kgと大幅に軽量化された車体を軽快に引っ張る。外観もスマートに仕上がる。

ステップキットもZ系に最適化したデザインのマッコイ。アウトボード&オフセットスプロケットによりチェーンラインも適正化。

フルチタンのエキゾーストはZに最適化したWin Mccoy Neo。前後ホイールはこの時点ではBSTカーボンの3.50-17/6.00-17サイズ、フロントフォーク&リヤショックはマッコイ・ナイトロンでスイングアームはオリジナル5角目の字断面のMccoy等、フルメニューで組み上げられる。

取材協力:ブルドック
レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部
▶▶▶ヘリテイジ&レジェンズが取材した最新のカスタム・バイクはこちら!

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

昭和の香り残す街に130台のクラシックカー…青梅宿懐古自動車同窓会2024
昭和の香り残す街に130台のクラシックカー…青梅宿懐古自動車同窓会2024
レスポンス
三菱「新型SUVミニバン」公開! 全長4.5m級ボディדジムニー超え”最低地上高採用! タフ仕様の「エクスパンダークロス アウトドアE」比国に登場
三菱「新型SUVミニバン」公開! 全長4.5m級ボディדジムニー超え”最低地上高採用! タフ仕様の「エクスパンダークロス アウトドアE」比国に登場
くるまのニュース
新型フォルクスワーゲン・ティグアン発売。7年ぶり全面刷新、2Lディーゼルと1.5Lハイブリッドを展開
新型フォルクスワーゲン・ティグアン発売。7年ぶり全面刷新、2Lディーゼルと1.5Lハイブリッドを展開
AUTOSPORT web
【第2回】サイトウサトシのタイヤノハナシ:スタッドレスタイヤはなぜ効く?
【第2回】サイトウサトシのタイヤノハナシ:スタッドレスタイヤはなぜ効く?
AUTOCAR JAPAN
巨大GTウイングに赤黒の「トミカスカイライン」カラー! リバティウォークはトラック相手でも容赦なしの圧巻カスタム!!
巨大GTウイングに赤黒の「トミカスカイライン」カラー! リバティウォークはトラック相手でも容赦なしの圧巻カスタム!!
WEB CARTOP
ガスリー、ご近所さんになった角田裕毅とカラオケ熱唱「声枯れるほど歌った。楽しい夜だった」思い出アデルの曲も再び
ガスリー、ご近所さんになった角田裕毅とカラオケ熱唱「声枯れるほど歌った。楽しい夜だった」思い出アデルの曲も再び
motorsport.com 日本版
Jujuが人気ドライバー部門首位「暖かい声援が何よりも活力に」。2024年のSFgoアワードはTGMが“2冠”
Jujuが人気ドライバー部門首位「暖かい声援が何よりも活力に」。2024年のSFgoアワードはTGMが“2冠”
AUTOSPORT web
ラリーカーが空を飛ぶ! WRCラリージャパン堂々幕開け。Rally1ではM-スポーツ・フォードのフルモーSSS1最速。勝田貴元3番手
ラリーカーが空を飛ぶ! WRCラリージャパン堂々幕開け。Rally1ではM-スポーツ・フォードのフルモーSSS1最速。勝田貴元3番手
motorsport.com 日本版
60系『プリウス』のメーター手前を小物置きに、カーメイトが専用トレー発売
60系『プリウス』のメーター手前を小物置きに、カーメイトが専用トレー発売
レスポンス
新車採用が「義務化」! でも後退時「バックモニター」だけで動くのは「危険すぎ」!? “カメラ”に映らない「死角」がヤバかった
新車採用が「義務化」! でも後退時「バックモニター」だけで動くのは「危険すぎ」!? “カメラ”に映らない「死角」がヤバかった
くるまのニュース
レクサス新型「本格ラグジュアリーSUV」発表! “450馬力”超えの「3列シート」採用モデル登場! 超パワフルな「高性能ハイブリッド」初搭載した“新型LX”加国発売!
レクサス新型「本格ラグジュアリーSUV」発表! “450馬力”超えの「3列シート」採用モデル登場! 超パワフルな「高性能ハイブリッド」初搭載した“新型LX”加国発売!
くるまのニュース
“ツーリングもサーキットも楽しめる”スーパースポーツバイク! ヤマハ「YZF-R7 ABS」の2025年モデルは鮮烈なブルーとグレーが魅力です
“ツーリングもサーキットも楽しめる”スーパースポーツバイク! ヤマハ「YZF-R7 ABS」の2025年モデルは鮮烈なブルーとグレーが魅力です
VAGUE
いすゞ、新開発の2.2Lディーゼルエンジンを『D-MAX』と『MU-X』に搭載
いすゞ、新開発の2.2Lディーゼルエンジンを『D-MAX』と『MU-X』に搭載
レスポンス
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
motorsport.com 日本版
新型「“真っ黒”クロスオーバーSUV」発表! 初の「精悍ブラック仕様」&特別な“豪華内装”採用! 専用装備マシマシな「Cクラス オールテレイン」登場!
新型「“真っ黒”クロスオーバーSUV」発表! 初の「精悍ブラック仕様」&特別な“豪華内装”採用! 専用装備マシマシな「Cクラス オールテレイン」登場!
くるまのニュース
最新EVと環境への挑戦を体感! 第30回日本EVフェスティバル 11月23日
最新EVと環境への挑戦を体感! 第30回日本EVフェスティバル 11月23日
レスポンス
インフィニティ、フルサイズSUV『QX80』新型の購入者に新サービス…専任コーディネーターが対応
インフィニティ、フルサイズSUV『QX80』新型の購入者に新サービス…専任コーディネーターが対応
レスポンス
ホンダ「2列×6人乗り」小型ミニバンが凄い! まさかの「前席に3人並ぶ」斬新シート採用! 全長4.3mで「最高にちょうどいい」サイズの“エディックス”とは!
ホンダ「2列×6人乗り」小型ミニバンが凄い! まさかの「前席に3人並ぶ」斬新シート採用! 全長4.3mで「最高にちょうどいい」サイズの“エディックス”とは!
くるまのニュース

みんなのコメント

12件
  • 赤とか緑とか金色とか
    挿し色はもう少し考えようよ。
  • 自分はノーマル万歳派ではないけど、旧車カスタムって基本的にはシルエットを変えない方がカッコいいと思ってるから、これは無いな。
    Z1-Rのシルエットの良いとこ全部潰しちゃってんじゃん。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村