現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 2022年版 現世最強? すべての願望を叶えるスーパーSUV ベスト10 技術とプライドをかけた1台

ここから本文です

2022年版 現世最強? すべての願望を叶えるスーパーSUV ベスト10 技術とプライドをかけた1台

掲載 2
2022年版 現世最強? すべての願望を叶えるスーパーSUV ベスト10 技術とプライドをかけた1台

あらゆる願望を叶えてくれる1台

高級セダンのようなインテリア、スポーツカーに匹敵するパフォーマンス、そして見晴らしのいいシートポジションなど、現代の高性能SUVはすべてを備えているように見える。

【画像】すべてを兼ね備えたスーパーSUV【英国編集部が選んだベスト10を写真で見る】 全132枚

10年前にはほとんど存在しなかった、なんとも贅沢なSUVたち……。世界中の自動車メーカーが、最新の技術とセンス、伝統、プライド(そして予算)をかけて作った「結晶」ともいえるクルマである。

今回は、オーナーのあらゆる願望を叶えてくれそうなSUVを10台紹介したい。なお、毎度のことながら英国編集部のチョイスゆえ、若干の「英国贔屓」が含まれることをご承知いただきたい。

1. アストン マーティンDBX 707

アストン マーティンDBXは、同社にとって大変重要な新型車である。アストンの運命は(ビジネス的にも、クルマ的にも)、この1台にかかっていると言っても過言ではない。

中でも、最上級モデルとして誕生したDBX 707は、今のところAUTOCARの英国編集部に好印象しか与えていない。車名の通り707馬力(仏馬力では707ps、英馬力では697bhp)という強大なパワーを備えており、高性能SUVと呼ぶにふさわしい。

重量2.3トン、全高1.68mと大柄でありながら、その走りはまさにアストンそのもの。メルセデスAMG製4.0L V8エンジンは、雷のように鮮烈なパフォーマンスとサウンドを奏でる。長距離ツアラーとしての性能はかなり優れており、ラフロードも走れるところはSUVらしい。

しかし、真価が発揮されるのはやはりアスファルトの上で、これほど背が高く重量のあるクルマとは思えないほど落ち着いて正確、かつ流麗なハンドリングを見せる。ドライバーとの距離感が絶妙で、わずかな要求の変化にも応えてくれるため、いつの間にかホットハッチのように思い切りよく走らせてしまう。あえて言うなら、このクルマはアストン マーティンが作る最高の1台になるかもしれない。

2. ベントレー・ベンテイガ

ベンテイガは、超高級リムジンと比較するに値する、真の「ラグジュアリーSUV」である。ベントレーのラインナップに、これほど多機能で使いやすいモデルはあっただろうか。しかしながら、乗り心地の良さでいえば従来のラグジュアリーセダンには及ばない。

まだ魅力に欠ける部分もあるかもしれないが、最近のフェイスリフトでは、エクステリアデザインをコンチネンタルGTやフライングスパーとうまく調和させることに成功している。また、インフォテインメント・システムも、初期に搭載された古臭いものに代わって、最新世代が搭載されている。

ベンテイガは、圧倒的なスピードや俊敏性こそ持ち合わせていないものの、唯一無二のデザインと唯我独尊の世界観が、その存在感を際立たせている。世界で最も完成された、魅力的なラグジュアリーカーの1つであると言えるだろう。

3. ポルシェ・カイエン・ターボGT

モータースポーツ界の巨頭ポルシェが、フラッグシップSUVのカイエンに、911 GT3と同様のサーキット走行に特化したチューニングを施した。その結果、ニュルブルクリンクの市販SUVラップレコードを塗り替える最速モデルが誕生したのである。

お馴染みのツインターボV8エンジンは最高出力640psを発揮し、0-100km/h加速3.3秒と驚異的な速さを誇る。ターボSより車高を17mm下げ、サスペンションが15%硬くなり、フロントトレッドもワイドになったことで、不思議なほど満足のいく操縦性を実現。

引き締まった体躯、スピード、機敏さを感じ、時には2.2トンもの重量があることを忘れてしまうほどだ。カイエン・ターボGTは世の中に絶対必要なものというわけではないが、実際に存在しているし、かなり良いモノである。

4. レンジローバーP530

レンジローバーのトップモデルが一新された。旧型のスーパーチャージャー付きV8エンジンが廃止され、BMWが供給する新エンジンを搭載。M550iなどに搭載されているツインターボ4.4Lユニットと基本的に同じもので、レンジローバーでは最高出力530psを発生。0-100km/h加速4.6秒を達成する。

エンジンはよく洗練され、底なしの推進力を持ち、この大きな車体にエネルギーを存分に与えてくれる。

他の部分は従来のレンジローバーと同じ。つまり、威風堂々とした外観、高級ホテルのようなインテリア、そして快適さに満ちている。郵便番号をつけられそうなほど大きな車体にしては、驚くほど扱いやすいハンドリングを持ち、ドライビング・エクスペリエンスはまさしく優等生である。

そしてもちろん、普通のクルマでは走れない場所に到達できる高級車として、他の追随を許さない存在であり続けている。つまり、「ベスト」がさらに「ベター」になったのだ。

5. ランボルギーニ・ウルス

LM002を除いて、ランボルギーニが初めてSUVの世界に送り出したウルスは、同セグメントで最も過激な1台となった。4.0L V8ツインターボを搭載した四輪駆動のウルスは、停止状態から3.6秒で100km/hに達し、最高速度は305km/hをマーク。AUTOCARのロードテストでは、この数字が示すとおりの速さが証明された。

デザインにおいてはしばしば議論の対象となるし、ハイライドで2トンを超える重量のクルマがランボルギーニらしいハンドリングを実現できるのかという疑問もある。でも、手短に言えば、答えはYESだ。改良により走りを磨いたペルフォルマンテ仕様も発表され、わたし達の心をもう一度惑わせようとしている。

6. ボウラー・ブルドッグV8

「なんだこのクルマは?」と戸惑われる方もいるかもしれない。こちらは、英国に拠点を置くボウラー・モータースポーツ社が開発した、ブルドッグと呼ばれるモデルだ。外観からもお分かりのとおり、先代のランドローバー・ディフェンダーをベースとするオフロード車である。

ボウラーは、ランドローバーのさまざまなモデルをベースに超特殊なラリーレイド仕様を開発することで、英国やランドローバーファンの間でその名を知られている。ブルドッグはその最新作だが、クラシックな外見に騙されてはいけない。独自設計のまったく新しいシャシーと特注ボディを持つこのクルマは、ナンバープレートを付けたシルエット・レーサーと言うべきだろう。

5.0L V8エンジンを搭載したブルドッグは、思いのほか運動性能に優れ、オフロードではサスペンションがいかなる地形もいとも簡単に吸収してしまう。ボウラーは現在、さらなる派生モデルを開発中とのこと。期待は膨らむ一方だ。

7. メルセデスAMG G 63

メルセデスによるGワーゲン(現在の正式名称はGクラス)のモデルチェンジは、「成功」と見なさなければならない。現代のGワーゲンは、オリジナルの豊かな個性とオフロード性能はそのままに、新しいサスペンションとステアリングによって、親しみやすさを感じさせるハンドリングに仕上がっている。

もちろん、AMGが手を加えた高性能モデルも見逃せない。メルセデスは新型Gクラスで高級志向のインテリアを採用し、ラグジュアリー路線を進んでいるが、AMG 63は、スポーツカーのAMG GTと同じツインターボ4.0L V8エンジンを搭載。スーパーSUVという言葉がこれほど似合うクルマも珍しい。

8. ロールス・ロイス・カリナン

ロールス・ロイスはSUVセグメントへ参入するに当たり、ファントムの6.75L V12エンジンを発展させたものを使用しており、最もパワフルなSUVの1つとなっている。そして高級車としては、間違いなくトップに君臨している。カリナンは、アストン マーティンDBXやベントレー・ベンテイガよりも、ゆったりとした重厚な走りを好むSUVだ。

レンジローバーの水準には及ばないものの、渡河能力やサスペンションのアーティキュレーションなど、なかなか良好なオフロード走破性能を誇る。もちろん、このクルマの外観が気に入らなければ、性能は問題にならないだろうが。4000万円以上かけるなら、もう少し目に優しいものを期待したいのは確かだ。

9. BMW iX

BMW iXが初めて登場したとき、多くの人の度肝を抜いたと言ってよいだろう。しかし、不思議なことに、この2.5トン級の電動SUVを目にする触れる機会が増えると、ルックスに対する厳しい見方がいくらか和らいでくる。そして、デメリットをほぼ払拭できるほど、このクルマの走りは実にいい。

走り出しで最初に気づくのは、快適さと静けさだ。エアサスペンションが路面の凹凸を吸収し、ほぼ無音のモーターと高い遮音性が静寂に満ちた世界を作り出している。それでいて、ビシッとした走りも見せてくれるのだ。テンポよく切れるステアリングと巧みなアンチロール制御により、これほど巨大な車体からは想像できない精度と粘り強さを備えている。

iXに与えられる最大の賛辞は、まさに「BMWらしいフィーリング」を持っているということである。最高出力618psのツインモーターのiX M60は、0-100km/h加速3.8秒、最高出力530psのiX M50は0-100km/h加速4.4秒と、瞬発力にも優れている。

10. メルセデスAMG GLS 63

メルセデスは長い間、GLSを「SUVのSクラス」と称してきた。正直に言うと、同社最大のモデルである現行のGLSは、乗り心地やインテリアの質感の点でSクラスにはやや及ばず、キャラクターが薄味だ。しかし、AMGモデルは期待通りと言うべきか、強烈な個性を放つ1台に仕上がった。

アファルターバッハの4.0L V8ツインターボ(611ps)を搭載し、2.5トンの巨体を停止状態から4.2秒で100km/hに到達させてしまう。そして、曲がりくねった道でも驚くほど俊敏に走ることができるのだ。こうしたSUVは、欧州よりも北米でウケがいいかもしれない。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

BMW R1300GSアドベンチャーをイギリス人レーサーが斬る「30Lタンクの巨体で攻めの走りができる…そのシャシーと電子制御に驚愕だ」
BMW R1300GSアドベンチャーをイギリス人レーサーが斬る「30Lタンクの巨体で攻めの走りができる…そのシャシーと電子制御に驚愕だ」
モーサイ
軽さと居住性を両立したバックパッキングテント「Thouswinds サジタリアスシングルテント」が発売!
軽さと居住性を両立したバックパッキングテント「Thouswinds サジタリアスシングルテント」が発売!
バイクブロス
「緊急車両が来て道を譲らないとどうなりますか」  理由に「『聞こえんかった』は通用するのですか」 譲るのはマナー?義務? 具体的にどう譲ればいいのですか。
「緊急車両が来て道を譲らないとどうなりますか」 理由に「『聞こえんかった』は通用するのですか」 譲るのはマナー?義務? 具体的にどう譲ればいいのですか。
くるまのニュース
日産のフルサイズSUV『アルマーダ』新型、ベース価格は5.6万ドルに据え置き…12月米国発売へ
日産のフルサイズSUV『アルマーダ』新型、ベース価格は5.6万ドルに据え置き…12月米国発売へ
レスポンス
ハミルトンFP2も首位、メルセデス好調も上位は接戦模様か。RB角田裕毅は10番手|F1ラスベガスGP
ハミルトンFP2も首位、メルセデス好調も上位は接戦模様か。RB角田裕毅は10番手|F1ラスベガスGP
motorsport.com 日本版
スズキ、フラッグシップ『ハヤブサ』のカラーリングを変更した最新モデルを発表。11月22日より発売
スズキ、フラッグシップ『ハヤブサ』のカラーリングを変更した最新モデルを発表。11月22日より発売
AUTOSPORT web
まだまだ続きます 北近畿豊岡道の「有料トンネル」料金徴収期間を延長 背景に老朽化
まだまだ続きます 北近畿豊岡道の「有料トンネル」料金徴収期間を延長 背景に老朽化
乗りものニュース
700万円超え! スバル新型「SUV」発表! 2リッター「水平対向」×マイルドハイブリッド搭載! 全長4.7m級の「新フォレスター」欧州に登場へ
700万円超え! スバル新型「SUV」発表! 2リッター「水平対向」×マイルドハイブリッド搭載! 全長4.7m級の「新フォレスター」欧州に登場へ
くるまのニュース
F1ラスベガスFP2速報|FP1に続きメルセデスのハミルトンが最速。角田裕毅10番手
F1ラスベガスFP2速報|FP1に続きメルセデスのハミルトンが最速。角田裕毅10番手
motorsport.com 日本版
スズキ『V-STROM 250SX』がカラーリング変更、新価格は59万1800円
スズキ『V-STROM 250SX』がカラーリング変更、新価格は59万1800円
レスポンス
約3000万円で落札されたポルシェ「911 カレラRS アメリカ」は何か変! 実は新車の頃からシュトロゼックのボディキットが装着されていました
約3000万円で落札されたポルシェ「911 カレラRS アメリカ」は何か変! 実は新車の頃からシュトロゼックのボディキットが装着されていました
Auto Messe Web
フォード、伝統のバハ1000で『ブロンコDR』と『レンジャー・ラプター』が主要部門を制覇
フォード、伝統のバハ1000で『ブロンコDR』と『レンジャー・ラプター』が主要部門を制覇
AUTOSPORT web
トヨタ勝田貴元、出鼻を挫くパンクは「大きな衝撃がなかった」と驚き。DAY2は”抑えめ”の走りに|WRCラリージャパン
トヨタ勝田貴元、出鼻を挫くパンクは「大きな衝撃がなかった」と驚き。DAY2は”抑えめ”の走りに|WRCラリージャパン
motorsport.com 日本版
最強の4気筒「メルセデスAMG A 45 S 4MATIC+ Final Edition」は限定300台
最強の4気筒「メルセデスAMG A 45 S 4MATIC+ Final Edition」は限定300台
AutoBild Japan
アイオニック5からコナへ!【ヒョンデ・アイオニック5長期レポート5】
アイオニック5からコナへ!【ヒョンデ・アイオニック5長期レポート5】
AUTOCAR JAPAN
走行中、後ろから緊急自動車が! 譲らないと「違反」に!
走行中、後ろから緊急自動車が! 譲らないと「違反」に!
くるくら
トヨタの「“2階建て”ハイエース!?」登場! 豪華“ウッド”&茶内装が超カッコイイ! 充電システム×エアコンも完備のケイワークス「アーチザン Type I」お台場で実車公開
トヨタの「“2階建て”ハイエース!?」登場! 豪華“ウッド”&茶内装が超カッコイイ! 充電システム×エアコンも完備のケイワークス「アーチザン Type I」お台場で実車公開
くるまのニュース
【ヤマハ】Netflix の新作SFアニメ「Tokyo Override」にヤマハがデザインしたバイク「Y/AI(ワイエーアイ)」が登場!
【ヤマハ】Netflix の新作SFアニメ「Tokyo Override」にヤマハがデザインしたバイク「Y/AI(ワイエーアイ)」が登場!
バイクブロス

みんなのコメント

2件
  • ベントレー、ポルシェ、ランボルギーニが入ってるから
    ベースのアウディが漏れちゃってるね
    GLSなんかより全然パワフルなのにカワイソス
  • 中韓が入ってないぞ!
    レクサ、、、、
    アリア、、、

    むむむ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村