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【最新モデル試乗】4WD新登場! マイナーチェンジでパワフルに進化した日産キックスはなかなか魅力的

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【最新モデル試乗】4WD新登場! マイナーチェンジでパワフルに進化した日産キックスはなかなか魅力的

改良版e-POWER搭載。アクティブ派に嬉しい4WD誕生

 キックスは、日産のタイ工場で生産される世界戦略車である。初のe-POWER専用車として 2年前に日本に導入された際に、車両全体のリファインが行われ、走りの印象は上々。e-POWERの完成度も高かった。  販売は堅調で推移。ただし、FFのみの駆動方式を残念に思うユーザーは多かった。今回のマイナーチェンジの主眼は、e-POWERの最新化と4WDの新設定である。

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 パワートレーンはモーター出力を約5%、最大トルクを約7%向上した第2世代のe-POWERに進化。モータースペックを従来の129ps/260Nmから136ps/280Nmへと高めパワフルな走りを実現した。WLTCモード燃費は23.0km/リッター(FF)と、約6.4%向上している。

 外観に変更はない。だがインテリアはより魅力的に変身。センターコンソールとシフトレバーのデザインが一新され、ツートーンインテリアエディションには既存のオレンジタンに加えて
ベージュが追加された。ブラウン内装が特徴のスタイルエディションも新グレードとして登場している。  キックスは、トヨタ・ヤリスクロスを筆頭に、ホンダ・ヴェゼル、マツダCX-30など、強豪ひしめくコンパクトクラスのSUVである。マイナーチェンジでどう変化したのか、大いに気になる。今回は新設の4WDをドライブした。

より静かに、パワフルに変身。足回りも完成度アップ

 走りは、より力強くなめらかになっていた。その上質さは印象的なほど。低速走行時のエンジン始動頻度の低減を図った工夫が効いて、静粛性は一段と向上している。テストコースを走っただけでも、進化を実感した。  足回りも洗練度を増している。従来モデルもなかなかのレベルだったが、路面への感度が少々高いような一面があった。新型は確実にしなやかになっている。

 ハンドリングもいい。新設定の4WDはリアに68ps/100Nmのモーターを搭載。同じコースを従来型の2WDで走ったときよりも、コーナーでの舵角は少なかった。それだけ後輪を上手く使えているからだ。また、モーターを駆使した姿勢制御も効いて、よりフラットな乗り味を実現している。

 e-POWER+4WDのバランスはノートFOUR以上。ノートはリアに重いモーターを積んだ関係でイナーシャが大きいように感じたが、キックスはその印象が薄い。パッケージングの違いと、ノートで得た知見を生かした足回りのチューニングがプラスに作用しているようだ。
 キックスは、取り回し性に優れたサイズと、広々とした室内空間が大きなアドバンテージ。e-POWERが進化し、4WDが追加された最新モデルは、走りの面でも一段と魅力を増している。

日産キックス主要諸元と主要装備

グレード=X FOURツートーンインテリアエディション
価格=317万1300円
全長×全幅×全高=4290×1760×1610mm
ホイールベース=2620mm
トレッド=フロント:1520×リア:1535mm
最低地上高=170mm
車重=1480kg
エンジン=1198cc直3DOHC12V(レギュラー仕様)
最高出力=60kW(82ps)/6000rpm
最大トルク=103(Nm10.5kgm)/4800rpm
モーター=交流同期電動機
モーター最高出力=フロント:100kW(136ps)/3410~9697rpm/リア:50kW(68ps)/4775~10259rpm
モーター最大トルク=フロント:280Nm(28.6kgm)/0~3410rpm/リア:100Nm(10.2kgm)/0~4775rpm
WLTCモード燃費=19.2km/リッター(燃料タンク容量35リッター)
(市街地/郊外/高速道路:18.7/20.7/18.5km/リッター)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:トーションビーム
ブレーキ=フロント:ベンチレーテッドディスク/リア:ディスク
タイヤ&ホイール=205/55R17+アルミ
駆動方式=4WD
乗車定員=5名
最小回転半径=5.1m

主な燃費改善対策:ハイブリッド/アイドリングストップ/可変バルブタイミング/ミラーサイクル/電動パワーステアリング
主要装備:プロパイロット/インテリジェントエマージェンシーブレーキ/インテリジェント車線逸脱防止支援システム/車線逸脱警報/ふらつき警報/踏み間違い衝突防止アシスト/前後ソナー/SOSコール/ヒルスタートアシスト/IRカット&スーパーUVカット断熱グリーンガラス/プライバシーガラス(リア3面)/LEDヘッド&フォグランプ/ハイビームアシスト/インテリジェントオートライト/サイドターンライト内蔵ドアミラー/本革巻きステアリング/7インチドライブアシストディスプレイ/電制シフト/プッシュパワースターター/e-POWERモードスイッチ/EVモード/インテリジェントキー/ピアノブラック調フィニッシャー/オートAC/合成皮革シート/6対4分割リアシート/トノボード/イモビライザー/シルバールーフレール
装着メーカーop:インテリジェントアラウンドビューモニター+インテリジェントルームミラー6万9300円
ボディカラー:ダークブルー/ブリリアントホワイトパール2トーン(op5万5000円)
※価格はすべて消費税込み

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みんなのコメント

5件
  • 最初から4wd e-powerで出していれば、超話題になったのに…。
    この車はこんな車だ、って印象が根付いてから出したら損だよな。
    あと、内装を今風にしなかったのは残念。
    なんか、日産さん商売下手くそでないかい。
  • キックスはいい車なんだけど、タイからの輸入でしかもプラットフォームが古くてモデルも新興国向けでFFしかなくて…とネガな部分だけ話題になったから売りにくかったよね!汚名挽回出来るか日産!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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