■日本仕様とはちょっと違う!? 大幅改良版の新型「カローラ」北米で発売
トヨタの北米法人は2022年10月18日、大幅に改良した新型「カローラ」(カローラ セダン)ガソリンモデルの2023年仕様を発表しました。
スタイリングの改良をはじめ、ガソリンエンジンのパワーアップや先進運転支援機能の拡充など、多岐に渡る変更点を紹介します。
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1966年の初代モデル以来、カローラは全世界で累計5000万台以上が販売されるトヨタの世界戦略モデルです。
12代目となる現行型は、新世代のTNGA GA-Cプラットフォームをベースに開発されました。
北米向けカローラ セダンは2018年11月に発表され、2019年3月より米国ミシシッピ州のトヨタ工場(TMMMS)で現地生産を開始しています。
ボディサイズは、全長182.3インチ(約4630mm)×全幅70.1インチ(約1781mm)×全高56.5インチ(1435mm)、ホイールベース106.3インチ(約2700mm)です。
日本仕様のカローラ(カローラ セダン)は、全長4495mm×全幅1745mm×全高1435mm、ホイールベース2640mmで、全体にひとまわりコンパクトなボディとなっていることがわかります。
基本骨格は日本仕様と共通なため、大きな違いは外観のスタイリングです。
とくにフロントまわりは、日本仕様とグリルまわりの形状なども大きく異なります。
今回の大幅改良で北米向け新型カローラ セダンは、そのスタイリングのうち、前後まわりのデザインを変更。さらにシャープな印象を強めています。
またガソリンモデルの「LE」「SE」「XSE」の3グレードそれぞれに細部が異なるデザインとしています。
全モデルにLEDのデイタイムランニングライトが備わり、SE、XSEグレードには新デザインの18インチグロスグラファイトカラーのアロイホイールが装着されます。
搭載されるのは、最高出力169馬力、最大トルク151lb-ftを発揮する2リッター 直列4気筒の「ダイナミックフォース」DOHC ガソリンエンジン。全車CVTと組み合わされます。
新型2023年モデルでは、全モデルに新しい8インチタッチスクリーンを採用。トヨタ オーディオ マルチメディア システムと組み合わされます。
コネクティッド機能が強化され、Over-the-Air (OTA) で機能更新も可能となっています。
さらにXSEグレードには、新たに7インチのフル液晶メーターも搭載されます。
このほか先進運転支援機能「トヨタセーフティセンス」はバージョン3.0にアップグレード。
歩行者検知付きプリコリジョンシステム (PCS)、ステアリングアシスト付き車線逸脱警報 (LDA)、ダイナミックレーダークルーズコントロール (DRCC)などの各機能が拡張されました。
加えて、リア クロス トラフィック アラート システムを備えたブラインド スポット モニターがオプションで設定されます。
新型カローラ セダン(ガソリンモデル)北米仕様2023年モデルの米国価格は、2万1550ドル(約322万円)のLEから、XSEの2万6700ドル(約398万円)までとなっています。
※ ※ ※
このほかトヨタの北米法人では、同時に「カローラ ハイブリッド」「カローラ ハッチバック」(日本名「カローラ スポーツ」)も、カローラ セダン同等の大幅改良をおこなっています。
ガソリンモデルは引き続き米国TMMMSにて生産されますが、ハイブリッドモデルは日本から輸出されます。
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