マシンの信頼性を向上させ盤石の体制で挑む!
SUBARUと同社のモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル株式会社(STI)は、2018年のSUBARUモータースポーツ活動における概要を発表した。日本最高峰のモータースポーツカテゴリーであるSUPER GTについては、2017年同様GT300クラスに、SUBARU BRZ GT300で参戦する予定だ。
チーム総監督は、STIの渋谷 真プロジェクトゼネラルマネージャーが務める。昨年に引き続きチーム運営は「R&D SPORT」が担当、ドライバーは井口卓人選手と山内英輝選手の2人体制で挑む。
2018年の参戦車両は、エンジンの燃焼効率の改善や空力性能、ブレーキ熱容量を向上。さらにタイヤ接地効率の改良などを施し、昨シーズンで課題となった弱点を克服、シリーズ優勝を狙う。(写真は2017年仕様)
2008年より11年連続参戦となるドイツ・ニュルブルクリンク24時間耐久レースには、昨年同様SUBARU WRX STIで参戦。排気量2リッター以下のターボ車クラス「SP3T」クラスで、5度目となるクラス優勝を目指す。チーム監督はSTIの辰己英治氏が務め、チーム運営については、STIエンジニアと全国のスバル特約店から選抜されたメカニックが行う予定だ。
ドライバーは昨年に引き続き、カルロ・ヴァンダム選手(オランダ)、ティム・シュリック選手(ドイツ)、山内英輝選手の3人に加え、新たにSUPER GTでBRZを駆る井口卓人選手を加えた4人体制で挑戦する。
マシンはエンジン出力特性の向上、パドルシフトの継続採用、ギヤ比の最適化、ブレーキ大径化など全体的な信頼性向上をメインとした改良を施している。リタイヤしてしまった昨年のリベンジを果たす意気込みだ。(写真は2017年仕様)
今年で設立30周年を迎えるSTIにとって、モータースポーツでの勝利は非常に大きな飛躍や将来の希望となることだろう。2018年モデルの参戦車両や、新体制となったドライバーたちのこれから始まる熱い戦いに期待したい。
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