「自動バレーパーキング」ついに国内の商業施設で初導入
三菱重工業と三菱重工機械システム、フランスのスタンレーロボティクス社が2022年6月13日より、国内の商業施設で初となる「自動バレーパーキング」の実証実験を始めました。
スタンレー社の車両搬送用AGV(Automated Guided Vehicle)ロボット「Stan」を用います。
今回は三菱地所グループが運営する千葉県の酒々井プレミアム・アウトレットの関係者駐車場にて実施。実環境に近い形でAGVロボットによる車両の自動搬送実証を実施し、搬送性能の検証、利用満足度の評価を行います。
このStanは、自動走行ロボットに、車両の長さに合わせて自動調整する板状のプラットフォームが組み合わされたもの。この板を車両下部に潜り込ませ、4輪を持ち上げて搬送します。つまり、自動で車両を所定の場所へ駐車してくれる、あるいは持ってきてくれるサービスです。
利用者は施設付近に設けられた屋根のある「バース」にクルマを停めます。帰宅の際は、スマホアプリで出庫予約を行い、予約時間に合わせて車両がバースまで自動搬送されます。
バースに停められた車両は、AGVロボットがロボット駐車エリアに自動搬送。限られた駐車エリアを効率的に利用でき収容効率が向上するほか、区画された駐車エリア内のため、場内の事故や車上荒らしの防止にもつながります。
ちなみにStanによる自動バレーパーキングは、フランスのリヨン空港、イギリスのガトウィック空港駐車場で導入済。三菱重工らは今回の実証実験を経て、同サービスの国内事業化へ向けた取り組みを加速するとしています。
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みんなのコメント
しかし実証実験を経て洗い出したネガを潰して少しづつ実用化に近づけることが重要。
実用化はバレットパーキングの省力化あたりからかな。