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スズキ初の「5速MT×ハイブリッド」登場! 全面刷新の「新型スイフト」徹底解説! なんと「MT車」のみエコカー減税“100%”

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スズキ初の「5速MT×ハイブリッド」登場! 全面刷新の「新型スイフト」徹底解説! なんと「MT車」のみエコカー減税“100%”

■全面刷新の新型「スイフト」を徹底解説!

 2023年12月6日、スズキはコンパクトカーの新型「スイフト」のCVTモデルを2023年12月13日から発売すると発表。同時に5MTモデルについても2024年1月17日から発売するといいます。
 
 この新型スイフトは、一体どのような特徴を備えたクルマなのでしょうか。

【画像】「えっ…!」 これが新型スイフトの「MTシフト」です

 スイフトは、シンプルでスマートなデザインやキビキビしたハンドリングが特徴の、スズキの主力となる小型ハッチバック車。

 今回発売が予告された新型モデルは、スイフトとしては4代目モデルに相当し、車両構造から内外装まで完全に一新された新開発モデルです。

 なお、日本市場では同名の“スイフト”を名乗るモデルとして、軽自動車を拡幅したSUVテイストの車種が2000年にも存在していましたが、こちらは海外では「イグニス」の車名で販売されていたことからスズキでは歴代スイフトとしてはカウントせず、2004年に登場したグローバルモデルから正式に「初代スイフト」として紹介しています。

 新型スイフトのコンセプトは「エネルギッシュ×軽やか。日常の移動を遊びに変える洗練されたスマートコンパクト」。

 歴代スイフトが強みとしてきた高い走行性能やデザイン性はそのままに、安全装備や快適装備をより充実させたことで、これまで以上に「クルマと日常を愉しめる」モデルとして進化したとスズキはいいます。

 この新型スイフトのボディサイズは、全長3860mm×全幅1695mm×全高1500mmと、日本の道路環境でも扱いやすい5ナンバーサイズを維持。

 またFF車(前輪駆動)での最小回転半径は4.8mと、実際の取り回しの良さについても踏襲しています

 新型スイフトのエクステリアデザインは「一目見たら印象に残るデザイン」を目指したもので、クルマ全体を包み込む個性的な“ラウンド形状”が先進的なイメージを創出するとともに、車体下部にいくほど幅が広がる台形フォルムによって、安定感と走りの良さを想起させるスタイリングが採用されました。

 フロントフェイスを印象付けるグリルは美しい光沢を放つピアノブラック調。グレードによってはメッキ加飾も追加して上質感を高めています。

 また、明るく先進的なLEDヘッドランプ、LEDリヤコンビネーションランプ、LEDフォグランプ(グレード別)で安全性も高めつつ、ワイド感も強調。

 そのほかデザイン性と空力性能を両立するバックドアサイドスポイラーの採用や、フロントストレイク、フロントバンパー、ホイール形状などを最適化したことにより、空気抵抗値は先代スイフト比で約4.6%低減。同クラスにおいてトップレベルの空力性能を実現したといいます。

 インテリアを見ると、インパネとドアトリムが繋がる形状を採用するなど、ドライバーとクルマの一体感を高める工夫が施されていることに気付きます。

 さらに、浮遊感のあるインパネ形状で軽快さを表現するだけでなく、ドライバーを中心にオーディオ、エアコンパネル、スイッチ類を配置したコックピット風のレイアウトを取り入れ、運転中のドライバーでも手が容易に届く高い操作性と視認性を両立しました。

 また、センターコンソールに備わる9インチの大型ディスプレイオーディオはスズキとして初採用のもの。

 ここに組み込まれる全方位モニター付メモリーナビゲーションもメーカーオプションとして設定しており、利便性と安全性の高める装備として新型スイフトのインテリアを特徴づける要素のひとつと言えます。

■パワーユニットはどうなる? 5MT仕様の特徴は?

 新型スイフトのパワートレインは、全モデルとも最高出力82馬力・最大トルク11kg・mを発揮する新開発の1.2リッターエンジンを搭載。

 さらにグレードによりマイルドハイブリッドシステムを組み合わせ、加速性能と低燃費性能を向上させています。

 この新しいエンジンは低速から滑らかに上昇するトルク特性が特徴で、街乗り走行で軽快感が体感できると同時に、燃費性能と走行性能の両立を実現。

 また、全面刷新されたボディ構造は操安性や乗り心地を向上させるべく高張力鋼板の使用範囲を拡大したほか、構造用接着剤の採用やダッシュパネルの板の厚みを増すなど剛性を高め、さらにバッフル材追加やボディ結合部へ減衰接着材の塗布などにより静粛性も向上してます。

 ボディを支える足回りはスタビライザーの仕様変更とリヤサスペンションのストローク量を増加。より捻じれにくくなったことで路面からの衝撃を緩和し、高い乗り心地の実現に貢献します。

 そのほか細かな設定の変更として、ブレーキの利きはじめのフィーリングを調整。いわゆる「カックンブレーキ感」を緩和することで、よりストップ&ゴーを繰り返す街中でも扱いやすいブレーキ特性となりました。

 新型スイフトの注目すべき点のひとつと言える安全機能では、ドライバーの表情を認識し眠気や脇見を検知してドライバーに注意を促す「ドライバーモニタリングシステム」をスズキで初採用。

 またミリ波レーダーと単眼カメラを組み合せた「デュアルセンサーブレーキサポートII」は、先代スイフトに搭載されていた「デュアルセンサーブレーキサポート」よりも画角・検知エリアを拡大。検知対象に自転車や自動二輪車を追加したほか、交差点での検知にも対応可能となりました。

 さらに停止保持機能を追加したアダプティブクルーズコントロールやブレーキホールド機能、車線維持支援機能、アダプティブハイビームシステムなどを組み合わせて日常運転の負担を軽減します。

 新型スイフトのボディカラーには新色として、青空の鮮やかさと海の深い透明感を併せ持った「フロンティアブルーパールメタリック」と先進テクノロジーを感じさせる「クールイエローメタリック」の2色を用意。

 これに加えて従来から続くボディカラー7色が展開されるほか、ルーフを別色とした4タイプも取り揃え、合計13パターンのカラーラインアップとなっています。

※ ※ ※

 この新型スイフト(CVT仕様)の車両価格は、172万7000円(1.2リッターエンジン×FF)から233万円2000円(1.2リッターエンジンHV×4WD)。

 なお、先述の2024年1月17日から発売される5MT仕様は、1.2リッターエンジンにハイブリッドシステムを組み合わせた中間グレードの1モデルのみ用意される予定となっていますが、このようなハイブリッドシステムと5MTを組み合わせたモデルは国内スズキにおいて初の採用だといいます。

 またこの5MTグレードは、新型スイフトに用意される全グレードにおいて唯一エコカー減税100%を達成しているということで、同車が登場する来年1月には再び注目が集まることが予想されます。

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みんなのコメント

91件
  • KEN
    運転免許とったばかりの若者達に、この5MTハイブリッドに乗ってほしいな。
    安くて、軽くて、楽しい経済的なマニュアル車。
    こういう車、本当に少なくなった(昔、フィットの6MTハイブリッドってあったっけ?)。
    今度、試乗させてもらおうかしら。
    こういう車を世に出すスズキってメーカー、大好きです。
  • nwt********
    最近は小型車でも6MTの採用がスタンダードになってきましたが、そんな中で5MTを採用してくれたスズキには感謝したいです。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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