■走りだけでなく先進装備も進化
マツダのコンパクトカーが「デミオ」から「マツダ2」へと車名を変更し、同時に大幅な改良をおこないました。その変化の方向性をひとことでいえば、「スポーティからエレガントへ」といったところです。そこにはどんな背景があるのでしょうか。
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試乗し始めてまず驚いたのは、ハンドルの操作感とそれに反応する車体の挙動です。デミオ時代はハンドルの操作感が軽めで、クルマの挙動もヒラヒラと活発に動く感覚でした。まるでスポーツカーの「ロードスター」のような気持ちよさといっていいかもしれません。
しかしマツダ2はハンドルの手応えが増し、しっとりと落ち着いた挙動に変化。乗り心地も向上していて、段差を乗り越えた際の突き上げ感も緩和され、より大きな車体のクルマに乗っているかのような乗り味に変化しています。
じつは、デミオからマツダ2への変更における方向転換は走りだけではありません。たとえばエクステリアデザインは、デミオ時代はスポーティ感を重視したものでした。
しかし、マツダ2のフロントはヘッドライトが細くなると同時に左右に拡大したグリルや、その下からヘッドライト下までつながる「シグネチャーウイング」と呼ばれるメッキの飾りが強調され、さらにはバンパー下部には左右に伸びるラインを入れて同社のフラッグシップセダンである「マツダ6(アテンザ)」と同じテイストに仕立てています。コンパクトカーながら上質さを高めているのです。
デザインや走りの進化などに加えて、従来は低速域を作動範囲外としていたレーダークルーズコントロールの作動領域を停止まで拡大(停止保持はドライバーがブレーキを操作する必要有り)したり、眩しい部分だけを減光してそれ以外はハイビームで照らす「アダプティブヘッドライト」と呼ぶ仕掛けの制御の綿密化など、マツダ2は先進安全装備面もブラッシュアップされています。
また、フロントシートは乗員を包み込むような構造へ改良し、「マツダコネクト」と呼ぶディスプレイオーディオはApple CarPlayやAndroid Autoに対応。商品改良の手は幅広く入っています。
■マツダ2は女性からも積極的に選ばれるクルマとなるか?
しかし、筆者(工藤貴宏)がもっとも強い印象を受けた変化は、冒頭で触れたスポーティから上質へと変化した外観デザインや走りでした。
気になったので、開発責任者の和田宣之さんにその背景を尋ねてみました。
「デミオはスポーティ感のあるコンパクトカーとしていました。一方でマツダ2が目指しているのは、車体は小さいけれど、質感や乗り味が上質というクルマです。このクラスは、軽自動車から上級志向で買っていただくケースもあります。
また、より上級のクルマから扱いやすい小さな車体を求めて乗り換えるお客さもいます。そういった人たちにとっては、上質感が重要。そこで、車体は小さいけれど上級車種と変わらないマツダらしい質感の高さをもったクルマとして開発したのです」と教えてくれました。
筆者がマツダ2に触れて驚いたことのもうひとつが、エレガントなインテリアでした。
“Lパッケージ”に用意されるブルーグレーのレザーをはじめ、“Sパッケージ”のネイビーブルーなど、マツダ2のインテリアカラーはこれまでのコンパクトカーの概念を超える、新しくて上質なコーディネートです。
これも「上級車種と変わらない質感」といわれれば素直に納得できるもの。ひとことでいえば、オシャレです。この雰囲気は、マツダ2を選びたくなる理由のひとつになり得ると思えました。
ところで、マツダ2のカタログを見るとあることに気が付きます。人物も映ったイメージ写真が多く使われていて、運転姿勢の説明写真に男性が登場する以外はすべてが女性なのです。
それはつまり、マツダがマツダ2を多くの女性に選ばれるクルマになって欲しいと考えているといっていいでしょう。たしかに、運転しやすい小さな車体かつオシャレなインテリアコーディネートが選べるエレガントなクルマは、女性にとっても魅力的かもしれません。
カジュアルだったりスポーティなコンパクトカーは多いですが、昨今はコンパクトカーのユーザーが多様化するのに対応して、さらに踏み込んだ特徴が求められているのだと感じました。
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