現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「ハイエース」がデビュー18年の記録を更新中!? なかなか「モデルチェンジしない!」 ロングセラーのクルマ3選

ここから本文です

「ハイエース」がデビュー18年の記録を更新中!? なかなか「モデルチェンジしない!」 ロングセラーのクルマ3選

掲載 21
「ハイエース」がデビュー18年の記録を更新中!? なかなか「モデルチェンジしない!」 ロングセラーのクルマ3選

■2023年も販売する? それともモデルチェンジ? ロングセラーモデル3選

 クルマは発売から数年するとフルモデルチェンジがおこなわれることが一般的です。国産車ではおよそ5年か6年に1度、早いクルマだと4年ほどでフルモデルチェンジすることもあります。
 
 一方で、地道な改良のみを重ねながらも、全面刷新はされずに販売継続している車種も存在しています。

トヨタが新型「ハイエース」を発売! 239万円から 全車で安全装備を強化

●トヨタ「ハイエース」

 トヨタ「ハイエース」は日本初の「新分野キャブオーバーバン」をコンセプトに1967年に登場。2代目以降は商用車でありながら乗用車的センスを備えたクルマとして開発され、現在のミニバンにつながる多人数乗りワゴンモデルのジャンルも開拓しています。

 そんなハイエースは信頼性の高さや広い室内などが評価され、日本をはじめアジアや中近東、オセアニア、アフリカ、中南米など世界中で展開されています。

 現行型(200系)は商用バン仕様を中心にしたラインナップで2004年8月から販売開始。先代モデルと比べるとデザインは一新され、衝突安全性能の向上や環境性能の向上が図られました。

 その後18年間に渡ってフルモデルチェンジをせず販売を続けていますが、フロントフェイスの変更や安全装備の充実など地道な小改良を継続中。現行モデルでは衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報、パーキングサポートブレーキをはじめとする「トヨタセーフティセンス」が装備されるなど、現代のクルマに求められる安全性能を持ったクルマとなっています。

 なお2019年には、海外向けの後継モデル(300系)も登場していますが、ボディサイズを大幅に拡大したこともあって日本市場への展開はされていませんが、高級ワゴン仕様のみが「グランエース」の名で2019年11月に国内導入されています。

●トヨタ「ランドクルーザープラド」

 日本を代表する本格的なクロスカントリー型四輪駆動車といえば「ランドクルーザー」シリーズが挙げられます。

 そのシリーズのなかでも「ランドクルーザープラド」は人気の中心となるワゴンモデルです。

 現行モデルは2009年9月に発売した4代目。国内では従来ラインナップされていた3ドアが廃止され、5ドアのロングボディのみの展開となっています。

 堅牢なラダーフレームにボディを架装する本格的な構造で、サスペンションもフロントにダブルウイッシュボーン、リアが4リンクのリジッドアクスルを採用し、高い悪路走破性を誇ります。

 最新のモデルでは2.8リッター直列4気筒のクリーンディーゼルと2.7リッターガソリン自然吸気エンジンを用意。室内は5人乗り2列シートと7人乗り3列シートを設定するなど、さまざまなニーズに対応しています。

 外観もフロントフェイスを中心にマイナーチェンジで2度更新される一方で、環境性能や安全技術も更新されるなど、地道な改良も欠かしていません。

 先進運転支援機能のトヨタセーフティセンスも採用され、パーキングサポートブレーキも装備するなど、デビュー13年経過してもいまなお現役を続けています。

■ライバル多数で「激戦区」のミニバンもロングセラーモデルがある?

 ハイエースやランドクルーザープラドなどの商用車やSUVとは違い、高い販売シェアを占めるのがミニバン市場です。

 国内各社はミニバンの開発に注力しており、ライバル車種も多い中で唯一フルモデルチェンジされずに長く販売しているモデルがあります。

●三菱「デリカD:5」

 デリカD:5はミニバンとSUVを融合させた「オールラウンドミニバン」として2007年1月に発売。

 ミニバンに必要不可欠な両側スライドドアのボディを持ちながらも、185mmの最低地上高や、多板クラッチの締結力を強めるロックモード付きパートタイム4WDを持つなどSUV並みの悪路走破性を持っています。

 2019年には大幅改良をおこない、三菱のフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用。インテリアデザインも一新され、全体的に旧モデルよりも高級感を向上、迫力が増したデザインとなっています。

 ほとんどフルモデルチェンジに近い刷新を図り、これまでも搭載エンジンなどもいくどか変更を経験しているデリカD:5ですが、ベース自体は2007年の登場時とは大きく変わっておらず、三菱の主力モデルとして15年以上継続して販売されています。

※ ※ ※

 発売から1年程度で生産を終えてしまう車種もあるなかで、10年以上継続して販売できるクルマは、ほかのクルマにはない魅力が溢れていることはもちろん、10年以上基本構造を変えずに販売を継続できるという、基本性能自体が時代に流されないハイレベルなものであると考えることもできます。

 しかし一方で、今回紹介の各モデルのなかにはフルモデルチェンジに関する噂も多く聞かれるモデルもあることから、2023年には待望の新型が登場するのか、期待が高まります。

こんな記事も読まれています

新規F1参戦アウディ、肝いりプロジェクトの命運を分けるのはサインツJr.の選択? 絶対に負けられない戦いがここにもある
新規F1参戦アウディ、肝いりプロジェクトの命運を分けるのはサインツJr.の選択? 絶対に負けられない戦いがここにもある
motorsport.com 日本版
“東北のトヨタ村”の願い「国道4号の4車線化」にメド 「冬がヤバイ」深刻ボトルネック解消なるか
“東北のトヨタ村”の願い「国道4号の4車線化」にメド 「冬がヤバイ」深刻ボトルネック解消なるか
乗りものニュース
松重豊さんと石橋貴明さんが語り尽くす! NISSAN ARIYA presents THE BATTERY をPodcastで
松重豊さんと石橋貴明さんが語り尽くす! NISSAN ARIYA presents THE BATTERY をPodcastで
月刊自家用車WEB
トンネルの「非常口」どこに繋がっているの? そもそもドアの開け方は? 通常は入れない「謎の施設」の内部とは
トンネルの「非常口」どこに繋がっているの? そもそもドアの開け方は? 通常は入れない「謎の施設」の内部とは
くるまのニュース
ホンダ新型「ヴェゼル」弟分の「WR-V」とは何が違う? 正常進化した“独自のハイブリッド”は静かで快適なのに走りが楽しい
ホンダ新型「ヴェゼル」弟分の「WR-V」とは何が違う? 正常進化した“独自のハイブリッド”は静かで快適なのに走りが楽しい
VAGUE
ゆったりorがっしり? ハンドルで変わる自転車の乗り心地
ゆったりorがっしり? ハンドルで変わる自転車の乗り心地
バイクのニュース
自然の中で過ごすと気分が良くなるのに、しないのはなぜ? ベントレー環境財団についてのお話
自然の中で過ごすと気分が良くなるのに、しないのはなぜ? ベントレー環境財団についてのお話
AUTOCAR JAPAN
アルピーヌF1代表、離脱の決まったオコンをガスリーと平等に扱うと明言「彼らは同じレベル、同じ地位にある」
アルピーヌF1代表、離脱の決まったオコンをガスリーと平等に扱うと明言「彼らは同じレベル、同じ地位にある」
AUTOSPORT web
世界一過酷な24時間レースが史上最短の7時間に…ニュルブルクリンクは今年も波乱の展開でした【Key’s note】
世界一過酷な24時間レースが史上最短の7時間に…ニュルブルクリンクは今年も波乱の展開でした【Key’s note】
Auto Messe Web
【トライアンフ】「2025年モデルの新色」を一気紹介!鮮やかな10色!  
【トライアンフ】「2025年モデルの新色」を一気紹介!鮮やかな10色!  
モーサイ
STD+約19万円はお買い得!? ヤマハ新型MT-09の「SP」が7月に発売! オーリンズ製リヤサス、専用電子制御などを採用
STD+約19万円はお買い得!? ヤマハ新型MT-09の「SP」が7月に発売! オーリンズ製リヤサス、専用電子制御などを採用
モーサイ
【意外と快適?! やっぱり不便?!】5速MTの軽トラ「スズキ・スーパーキャリイ Xリミテッド」をトランポ&ファミリーカーに使ってみた
【意外と快適?! やっぱり不便?!】5速MTの軽トラ「スズキ・スーパーキャリイ Xリミテッド」をトランポ&ファミリーカーに使ってみた
WEBヤングマシン
フェラーリ、ル・マン連覇も「勝てるとは思っていなかった」。トヨタと白熱トップ争いを制する
フェラーリ、ル・マン連覇も「勝てるとは思っていなかった」。トヨタと白熱トップ争いを制する
motorsport.com 日本版
記録に特化したベーシックタイプのバイク専用ドラレコ「Mio MiVue M802WD」がデイトナから6月下旬発売!
記録に特化したベーシックタイプのバイク専用ドラレコ「Mio MiVue M802WD」がデイトナから6月下旬発売!
バイクブロス
ホンダが新型「軽バン」発表! 充電一回で「245km」走れる「すごい電気自動車」10月発売! 普及に向けて「新会社」も設立へ!
ホンダが新型「軽バン」発表! 充電一回で「245km」走れる「すごい電気自動車」10月発売! 普及に向けて「新会社」も設立へ!
くるまのニュース
F1カナダGPでの進歩を喜ぶも「勝てたかもしれないという気持ちを忘れることはできない」とメルセデスのTDアリソン
F1カナダGPでの進歩を喜ぶも「勝てたかもしれないという気持ちを忘れることはできない」とメルセデスのTDアリソン
AUTOSPORT web
メルセデスベンツの6輪軍用トラックにセルフシールドタンク&保護キャブ仕様…防衛・安全保障展示会
メルセデスベンツの6輪軍用トラックにセルフシールドタンク&保護キャブ仕様…防衛・安全保障展示会
レスポンス
トヨタ8号車、不運にも泣きル・マンを5位で終える。悔しさを抑えきれないドライバーたち「終盤のアクシデントがなかったら勝てていた」
トヨタ8号車、不運にも泣きル・マンを5位で終える。悔しさを抑えきれないドライバーたち「終盤のアクシデントがなかったら勝てていた」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

21件
  • ハイエースなんか道具やからスパナやドライバーがそんなにデザインがコロコロ変わらんやろ?
  • この室内サイズの企画が変わったら
     職人共や会社も考えるだろうな。

    そもそも積載性が中心の車なので
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村