2024年F1第15戦オランダGPのフリー走行2回目が行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップタイムをマークした。2番手はオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)となっている。角田裕毅(RB)は7番手だった。
FP1で振っていた雨が上がり、ザントフォールト・サーキットの天候は晴れ。気温21度、路面温度は32度まで上がり、現地時間16時にセッションがスタートした。依然として風は強いままだ。
【タイム結果】2024年F1第15戦オランダGPフリー走行2回目
ほとんどのマシンがミディアムタイヤを履いているが、RB、ハース、アルピーヌ、ウイリアムズは2台でタイヤを分けており片方がミディアム、もう片方がハードだ。セッション序盤にトップに立ったのはルイス・ハミルトン(メルセデス)で、タイムは1分11秒833。0.298秒差でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、0.496秒差でジョージ・ラッセル(メルセデス)が続く。ハード勢はアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)が1分13秒180で6番手と唯一トップ10に入っている。
フェルスタッペンは、コーナーでリヤタイヤがはみ出した際に「リヤを失った。ピットに入る」と伝えピットイン。トップタイムをマークしつつも、まだ本調子ではないようだ。ハードのアルボンは1分12秒549で4番手に浮上すると、同じくハードの角田も1分12秒597とアルボンに次ぐ5番手につけた。
開始16分過ぎ、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)がターン1でウォールにクラッシュしたためセッションは赤旗中断となった。ヒュルケンベルグはターン1でスピンを喫し、そのままグラベルを突っ切ってウォールに接触。「何が起きたかわからないが、リヤが突然ロックアップしたようだ」と無線で伝えていた。その後ヒュルケンベルグは自力でマシンを降りて、ガレージに戻った。
赤旗はすぐに解除され、残り時間38分のところからセッションは再開。各車タイヤをソフトに履き替えており、予選を想定したランを行う。先頭で出て行ったフェルスタッペンは1分10秒986をマークするが、ノリスがそのタイムを0.025秒上回る1分10秒961を記録。そのタイムをさらに上回ったのがオスカー・ピアストリ(マクラーレン)で、1分10秒763でトップに立った。角田もソフトを投入しており1分11秒374で6番手だ。
メルセデスはラッセルが1分10秒702でトップタイムを塗り替えてトップに立ち、ハミルトンも1分10秒813で3番手につける。フェラーリはシャルル・ルクレールが1分11秒443で9番手につけているが、チームメイトのカルロス・サインツはギヤボックスに問題があるようでガレージにとどまっていた。
セッション中盤はロングランに移行。メルセデスやマクラーレンはソフトとミディアムにタイヤを分け、レッドブルは2台ともミディアムだが、フェルスタッペンは途中でユーズドのソフトに履き替えた。上位勢のソフトでのロングランは1分15秒台となかなかのペースだ。RBは角田がハード、リカルドがソフトとなっていたように、大半のチームがタイヤを分けていた。
終盤はサインツとヒュルケンベルグ以外の18台がコース上に出ていたが、ほとんどタイムシートに変更はなくラッセル、ピアストリ、ハミルトンというトップ3でFP2は終了。ノリスが4番手につけ、メルセデスとマクラーレンがトップ4を占めた。5番手にフェルスタッペンが入り、6番手以降はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、角田、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ルクレール、アルボンというトップ10になっている。
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