オーナーの愛情とチューナーの技術力が作り出した傑作
フジタエンジニアリングの技が詰め込まれた真紅のFD3S
「新車購入から約30年」浮気せずに愛情を注ぎ続けてきたFD3Sフルチューン仕様!
西のロータリーチューナーとしてその名を轟かすフジタエンジニアリング。そして、代表の藤田さんが志すチューニング道は、今も昔も純血ストリート仕様で変わりはない。その方針は、一撃を狙うレーシングカー的なものではなく、ユーザーが愛車を自分仕様にアップデートさせていく過程をサポートするというものだ。
1992年式の1型であるこのFD3Sは、新車購入から現在に至るまで、一貫してフジタエンジニアリングがメンテナンス&チューニングを担当してきた長寿のユーザー車両だ。先日、ボディを中心に大規模なリフレッシュを行なったばかりということもあり、さながら新車のような輝きを放つ。
エンジンは、フジタエンジニアリング謹製のスペック5サイドポート仕様。圧縮比8.5のバランスドローターにはDLC加工を施した上で独自の3分割アペックスシールを組み、1.2キロの高過給を受け止める。
組み合わせるタービンは、ギャレットのG35-1050。排圧の高いロータリーとの相性は抜群に良く、レスポンス面はもちろん、低速から太いターボトルクが立ち上がるそうだ。制御は定番のパワーFCが担う。
エキゾースト環境は上流からFEEDステンレスEXマニ→SONICフロントパイプ→チタンエキゾーストというレイアウトだ。
一方の足回りは、オリジナルのFEED PRO F-09魔王スペック(車高調)を軸に構築。スプリングレートは前後18kg/mmで、アーム類はサスペンションに入力される負荷に対して、リニアに足を動かすことを目的にフルピロ化している。
フロントブレーキは、往年のトラスト(GREX)アルコンを愛用。これも長年チューニングを行ってきた証のパーツと言えるだろう。リヤはノーマルキャリパー+ビッグローターでバランスを取っている。
ホイールはアドバンレーシングのRS-DFプログレッシブ(FR12J)で、タイヤにはアドバンA052(295/30-18)を組み合わせる。
フロントバンパー、サイドステップ、前後フェンダー、GTウイングに至るまで、外装パーツは全てフジタエンジニアリング製で統一。なお、このエアロシステムはフジタエンジニアリングがWTAC仕様として世に送り出したタイムアタッカー向けの作品だ。
シンプルながら超スパルタンに仕上げられたコクピット。軽量化のために内装パーツや快適装備などは全て撤去、ドアパネルもFRP製に変更されている。車重は1100kgというからハンパではない。
剛性アップへの取り組みも凄まじく、シャーシの各部にスポット溶接増しを施した上で、レーシングカー並みのクロスバー付きロールケージをインストール。ノーマルとは別次元の剛強ボディを創出している。
新車購入から約30年、数え切れぬほどの仕様変更を行いながら進化させてきた真紅のFD3S。一途なオーナーの深い愛情はもちろん、バランス重視で仕上げたことがよく伝わってくるスペックだ。
●取材協力:フジタエンジニアリング 大阪府堺市東区八下町1丁82-1 TEL:072-258-1313
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
トヨタ「新型4ドアオフロードSUV」登場! 車高アップ×ド迫力「ブラック仕様」がカッコイイ! 新「LANDSCAPE」 クラウン通常モデルとの違いは?
「次期型スカイライン」!? 日産の新型「高級スポーティセダン」! 超“流麗”4ドア「Vision Qe」中国初披露!
アンダー200万円! スズキが5速MT搭載の「スポーティハッチ」発売! 新型「スイフト」何がいい?
総合商社恐るべし!? 伊藤忠がビッグモーター新会社へ社長・幹部ら50人超派遣[新聞ウォッチ]
まるで「新プリウスSUV」が世界初公開!? 斬新サメ顔の新型「ファミリーSUV」も! 「超静音“bZ3”シリーズ」北京で発表に「日本でも欲しい」の声も
スーパーカーや高級車の事故報道のあとに溢れる「ヘタクソは小さいクルマ乗っとけよ!」の声! やっぱりデカイ高級車は運転が難しいのか?
EVで高速走るのは今でしょ!! SA/PAの急速充電器が急増中で2024~2025年度には約430口も激増!
コンビニは「前向き駐車」すべき? なぜ「バック駐車」は推奨されない? “納得の理由”と守らなかった際の「悪影響」とは
国交省が6月からのトラックの標準運賃8%アップを提言……も法的拘束力なし! それでも苦しいトラックドライバーの救いとなるのか?
「次期型スカイライン」!? 日産の新型「高級スポーティセダン」! 超“流麗”4ドア「Vision Qe」中国初披露!
みんなのコメント
僕は平成5年から乗ってるけど、
今は最終型になってる。
初期型を維持し続けるのは大変だよ