ル・マン24時間レースのハイパーポールで火災に見舞われた後、チップ・ガナッシ・レーシングは3号車キャデラックVシリーズ.Rのエンジンを交換したが、グローバル・オペレーション・ディレクターのマイク・オガラによれば、マシン側のダメージは「最小限」だったという。
6月8日、セバスチャン・ブルデーが最終予選でアタックを行っていた3号車は、自己ベストタイムを更新した直後に、ミュルサンヌの第1シケイン(デイトナシケイン)先で燃圧が低下したためマシンが停止、セッションは赤旗中断に。トヨタGAZOO Racingを含む何台かのマシンは、この赤旗によりアタックの中断を余儀なくされていた。
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その後、3号車から炎が上がったが、ブルデーは消火器と現場のマーシャルの助けを借り、消火に成功していた。
オガラによれば、この火災による車両への構造的なダメージはなく、損傷は「かなり小さい」という。この火災後、彼らはこの週末2回目となるエンジン交換を行っているものの、これは予防的措置であったとオガラは付け加えている。
「それはちょっとしたものであり、セブがコントロールし、消火器を使って消しとめたんだ」とオガラ。
「ダメージは最小限のものとなったが、我々は安全面を考慮してエンジンを交換することにした」
「ホースや配線など、すぐに溶けてしまいそうな柔らかいものもあるが、構造的なダメージはない。クルマの他のハードパーツは破壊されていない」
オガラは、チームはまだ問題の根本的な原因を特定する過程にあると語っている。
「それはエンジンに関する何かであり、それは彼らがエンジンを下ろして、バックアップに置き換えることを望むほどだったので、バックアップエンジンが搭載される」と彼は説明した。
「少なくとも、明日はウォームアップ走行があるし、そこでマシンのリークチェックをして、すべてが問題ないことを確認したい」
「ここでエンジンを始動させ、今日どこかで走らせることができればいいんだけどね。それは現実的ではないが、明日は(ウォームアップが)15分ある」
「その15分間で、液体漏れがないことを確認し、新しいカーボンブレーキを装着し、それらの準備が整っていることを確認し、レースに臨むつもりだ」
■夜通しの作業はせず
木曜日の夜、最後のフリー走行4回目のセッション中にマシンはガレージに戻り、その後、ダメージレベルについての最初の観察が行われた。
「GMとキャデラックは、問題がどこにあるのかを最初に確認し、それをどう攻略するかというゲームプランを立てたいと考えていた」と、オガラ。
「まずボディワークを取り外した。何が問題なのかは明らかで、車を分解して、タブに何が必要か、ダラーラやGMの他のパーツが必要なのか、プランを練ったんだ。幸運なことに、マシンを組み立てるための部品はすべて手元にあった」
オガラは、エンジン交換を夜通し行わず、レース前の金曜日に延期したのは「意識的な決定」であったと明かした。
「一晩中作業していれば、今日(金曜)はもっといい場所に行けたかもしれないが、土曜の夜に24時間レースをしなければならないことを意識した」
「だから昨日の夜、エンジンを下ろし、ギヤボックスを清掃して、みんなを帰して休ませたんだ」
「今夜も遅くなることはないだろう。彼らが今夜もちゃんと睡眠をとれるといいね」
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